~ 大学院分野横断プログラム初の修了生を送り出しました~
現在の大学院教育には自分の専門領域を深めるだけでなく、関連領域における幅広い知識や柔軟な思考力が求められています。
東京都立大学では、こうした期待に応える教育プログラムとして2018年4月に2つの分野横断プログラムを博士前期課程の大学院生を対象に開講しました。学生が所属する主専攻の授業科目に加え、本プログラムをあわせて履修することにより、主専攻とは異なる分野の講義を受講し、他研究室のゼミナールや研究活動に参加します。これにより自分の研究力をさらに高めるとともに、他分野の研究手法を学ぶことを通じて視野を広げ、応用力を身に付けます。
2つのプログラムと履修学生の所属する研究科、専攻・学域は次のとおりです。
◎超伝導理工学プログラム ◎生体理工学プログラム |
2020年3月、13名の大学院生が「超伝導理工学プログラム」「生体理工学プログラム」初の修了者となりました。
また、同月13日にはプログラム修了式を行い、学長から修了生にプログラム修了証書が授与されました。
(修了式後の写真撮影:修了生、学長(前列中央)、指導した教員)
修了生の声(修了生アンケートから)
「研究インターンシップ」で指導した教員の声
超伝導理工学プログラム
物理学専攻 准教授 水口 佳一
電子情報システムの大学院生を受け入れ、応用研究ではなかなか取り組まない「圧力による結晶構造の制御」の研究を行っていただきました。基礎研究の知識が応用研究にも生かせることを伝えられたと思います。
生体理工学プログラム
生命科学専攻 准教授 安藤 香奈絵
他の研究室を訪問すると思いもしない発見があります。違う分野の研究室ならなおさらです。教科書にはあまり書いていない実験の習慣的なステップやコツは、一緒に実験しないとわかりません。それらの発見を楽しんでもらえたら嬉しいです。
関連情報
【大学院分野横断プログラム】