アセスメント・ポリシー

東京都立大学の学士課程教育における機関(大学全体)レベル、教育課程(学部・学科)レベル、科目(授業)レベルのアセスメント・ポリシーを公表しています。

東京都立大学の学士課程教育における「卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー:DP)」で定めた「育成する人材像」、「獲得すべき学修成果」及びその他の教育成果等の達成状況を検証し、教育改善につなげるため、機関(大学全体)レベル、教育課程(学部・学科)レベル、科目(授業)レベル(全学共通科目・専門教育科目)の3段階でアセスメント・ポリシーを定めています。

目的

  1. 「卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー:DP)」で定めた「育成する人材像」、「獲得すべき学修成果(知識・理解及び技術、普遍的に有用性のある能力)及びその他の教育成果等の達成状況を把握・測定する。
  2. 把握・測定した結果を教育改善に活用するとともに、可視化・公表等を通じて本学の教育の質を保証し、社会に対する説明責任を果たしていく。
  3. 学生が何を学び、身に付けることができたのかを明確にし、学生自身が大学での学びを通じて得られた学修成果を把握し、自らの成長実感につなげられるようにする。

アセスメント方法

 機関(大学全体)レベル、教育課程(学部・学科)レベル、科目(授業)レベルで定めたアセスメント方法を基に、以下の区分により達成状況を確認する。
 その際、すべての教育成果・学修成果を網羅的に把握することはできないことを前提に、可能かつ妥当な範囲で把握・測定し、達成状況を確認する。

  1. 機関(大学全体)レベルは教務委員会及びFD委員会において確認する。また、教学IR推進室がデータの収集・提供・分析等を支援する。
  2. 教育課程(学部・学科)レベルは各学部・学科等において確認する。また、教学IR推進室がデータの収集・提供・分析等を支援する。
  3. 科目(授業)レベルは全学共通科目を教務委員会及び基礎教育部会並びにFD委員会において確認する。専門教育科目を各学部・学科等において確認する。また、教学IR推進室がデータの収集・提供・分析等を支援する。
機関(大学全体)レベル
アセスメント方法 アセスメント項目 実施時期・対象 実施者
  • 卒業時の学修成果アンケート
  • DPの知識・理解及び技術、普遍的に有用性のある能力(7項目)の達成状況
  • 学生の成長実感・満足度※
  • 学部卒業時(4年次)
  • FD委員会
  • 教学IR推進室(分析)
  • 授業外学修時間アンケート
  • DPの普遍的に有用性のある能力(能動的学修姿勢)の達成状況
  • 授業外学修時間の長さ※
  • 前期・後期の成績公開時(全学年)
  • FD委員会
  • 教務委員会
  • 教学IR推進室(分析)
  • 単位の修得状況
  • DPの知識・理解及び技術、普遍的に有用性のある能力(7項目)の達成状況
  • 毎年度(全学年)
  • 教務委員会
  • 教学IR推進室(分析)
  • 学位の取得状況
  • DPの知識・理解及び技術、普遍的に有用性のある能力(7項目)の達成状況
  • 学部卒業時(4年次)
  • 教務委員会
  • 教学IR推進室(提供)
  • 進路決定状況
  • DPの育成する人材像の達成状況
  • 学部卒業時(4年次)
  • 教務委員会
  • 教学IR推進室(提供)
※はDPで定める獲得すべき学修成果以外に把握する必要があるその他の教育成果
教育課程(学部・学科)レベル、科目(授業)レベル(専門教育科目)
科目(授業)レベル(全学共通科目)
アセスメント方法 アセスメント項目 実施時期・対象 実施者
  • 各授業の成績評価結果(成績分布表)
  • シラバスに記載した各授業で定める学修成果(DPの知識・理解及び技術、普遍的に有用性のある能力)の達成状況
  • 前期・後期の学期ごと(全学年)
  • 各授業担当者
  • 教務委員会
  • 基礎教育部会
  • 教学IR推進室(分析)
  • 全学共通科目の授業改善アンケート
  • 各授業で定める学修成果(DPの知識・理解及び技術、普遍的に有用性のある能力)の達成状況
  • 前期・後期の学期ごと(全学年)
  • 各授業担当者
  • FD委員会
  • 基礎教育部会