大学教育センター

総合大学としての東京都立大学の特徴を活かしたオリジナルの教育プログラムを企画・提供しています

大学教育センターでは、学生が学習時間を十分確保し、これらの学習成果を確実に獲得できるよう、授業デザイン、成績評価の方法などを検討・実施しています。皆さんにとっては学問に専念できる大切な4年間です。学修成果の幅と深さを確保できる体系的なカリキュラムを活用し、専門的知識や方法だけでなく、自ら考え、課題を解決する力を身に付けてほしいと思います。

大学教育センターの役割

自ら考え、答えを出す力を育む独自プログラムを企画立案

大学教育センターでは、知識や結論だけを教え込む逐条型の教育ではなく、自分で考え、自分で答えを出すことのできる能力を養う教育を重視。本学独自の「基礎ゼミナール」「言語科目」「情報科目」「キャリア教育科目」など、各授業科目の教育内容の企画・調整を行うとともに、基礎科目群・教養科目群・基盤科目群からなる全学共通科目のカリキュラムの検証・改革・充実化に、常に取り組んでいます。また、選択科目の履修に際しても、学生が少しでも利用しやすいように「履修の手引」や「授業案内(シラバス)」の編さんを行っています。

独自プログラムの質の向上を目指し、授業の満足度を確認

専門知識やスキルを十分に有し、自ら考え行動する力を持った学生を育成する独自プログラムの学生評価の確認も兼ねて、全学規模で授業の満足度を調査するアンケートを実施するほか、教育方法を改善するファカルティ・ディベロップメント(FD)に取り組んでいます。企画立案したプログラムをそのまま続けるだけでなく、評価を確認することで「授業の質の向上」という成果を上げています。現在、学生の学習時間の確保及び厳格な成績評価の実施を目指し、学部単位の枠組みを越えた活動を積極的に行うとともに、学生の成績評価方法の一つであるGPA制度を全学部で導入しています。

大学教育センターの活動

大学教育センター イメージ
1 ファカルティ・ディベロップメント(FD)

大学教育の成果を上げるためには、必要な数の教員をそろえ、教育支援体制や教育環境を整えるだけでなく、授業をはじめとする教育の改善に向けた不断の取り組みが必要です。そのような、教育の質の向上を図るための、教育理念・教育目標や教育内容・方法について組織的な研究・研修を実施する大学の取り組みを「ファカルティ・ディベロップメント(FD)」といい、本学では、能動的な学習支援や授業の理解を深めるアクティブ・ラーニングの導入、全学教員向けセミナー、新任教職員研修など、全学又は学部などの単位で積極的な活動を行っています。

2 成績評価基準の明示

学生の卒業時における質の確保は大学の社会的責任です。そのためには各授業科目の学習目標や計画とともに、シラバス等において成績評価の基準を明示し、その基準に基づいた客観的な成績評価を行うことが重要です。本学では、全学共通科目はもちろん、各学部でも成績評価基準の明確化に取り組んでおり、全学部でGPA制度を導入。年次進級判定、成績優秀者表彰等に用いています。

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