知のみやこ
プロジェクトとは
設立目的・理念
東京都立大学では、若手研究者が自由に研究に取り組み、研究の活性化を図るための新しい取り組みとして、「知のみやこプロジェクト」を発足しました。
本プロジェクトは、分野を限定せず優秀な若手研究者を採用し、独立した研究者として自由に研究できる環境を提供することで、大学の研究力を強化し、既存の枠にとらわれない新しい知の創出を目指します。未来の学術的・社会的発展に貢献することを目的としています。
期待される未来像
若手研究者が自由な発想で研究に取り組むことで、革新的な成果が生まれ、人類の叡智の発展や社会課題の解決に寄与することが期待されます。東京都立大学の研究力向上にもつながります。
運営体制・信頼性
選考は学長を委員長とする「知のみやこプロジェクト」選考委員会による書類審査と面接を経て行われます。採用後は、大学のいずれかの部局に所属し、制度面でも常勤教員と同様の処遇が保証されています。
採用情報
応募資格
対象は博士号取得者(取得見込みを含む。)の若手研究者で、専門分野を限定せず、人文科学・社会科学・自然科学を含む全ての分野で広く募集します。
募集要項
2025年度の募集は終了しました。
着任後の処遇
任期は5年で、原則研究に専念できる体制を整えます。希望者は授業担当等も可能です。年間50万円程度の基本研究費に加え、研究費を別途措置する予定です。さらに、任期中のうち1年間は、日本国外の大学・研究所で研究活動を行うことを奨励し、渡航費・滞在費相当額を支援します。
実施結果
第1期(2024年度):
東京都立大学 採用・昇任選考結果一覧 | 東京都公立大学法人
インタビュー
研究者一覧
第1期知のみやこプロジェクト教員
知のみやこプロジェクト教員
谷口 大輔
助教 在籍中- 専門・研究分野:
- 光赤外線天文学、恒星物理学、銀河天文学
- 研究テーマ:
- 夜空に輝く天体は、どのような生涯を歩んできたのでしょうか?私はとりわけ、重い恒星がその寿命を燃やし尽くす直前の姿である赤色超巨星や、私たちの棲む天の川銀河を対象として、星や銀河の進化過程を探る研究を行っています。具体的には、赤外線や電波など多波長の観測を駆使して赤色超巨星の大気構造や時間変動を特徴付ける研究や、(特に近赤外線の高分散分光観測によって)晩期型星の化学組成を測定することで銀河の化学的・力学的構造を探る研究に取り組んでいます。また、既存の観測設備を最大限に活用するためのデータ解析手法の開発にも力を入れています。
辻 百合香
助教 在籍中- 専門・研究分野:
- 認知心理学、発達心理学
- 研究テーマ:
- 自閉スペクトラム症における感覚・知覚に関する研究を行っています。特にノイズ環境下での言葉の聴取の難しさについて、その要因や他の困難への影響を、主に実験的手法によって調べています。
前原 悠究
助教 在籍中- 専門・研究分野:
- 高次圏論
- 研究テーマ:
- 圏論は数学の一分野でありながら、数学自体を数学的に考えるというメタ的な立ち位置にいることが多く、特に「数学には様々な分野があるけれど、多くの分野で共通してこういうパターンが現れるな」という事象を厳密な形で言語化するのが得意です。大抵の場合ここでいう「多くの分野」は代数に偏っているのですが、そこに幾何(ホモトピー論)を含めよう、というのが高次圏論です。しかし幾何を含めると急に情報量が増えて、代数的な直観のままに物事を扱うのが難しくなります。私の研究では、そういった場合に代数と幾何をすり合わせる仕事に取り組んでおり、具体的には4次元くらいまでの図を描いたり眺めたり、それを元に計算したりしています。
活動報告
お問い合わせ
東京都公立大学法人総務部人事課
電話042-677-2343


