システムデザイン学部のアドミッション・ポリシー
システムデザイン学部は、工学の普遍的基礎をなす機械工学、電気・電子工学、更に昨今の先端技術を支える情報科学/工学、ロボット工学、生命生体工学、そして総合工学の代表である航空宇宙工学をはじめとする各種応用分野の教育研究を行います。加えて、それら学問分野を総合して構成されるシステムを、機能と感性/アートの両面からデザインするシステムデザイン技術の創成を推進します。本学部は、複雑化した社会において人とのかかわりを大切にし、未来に夢を持ち、幅広いものの見方で新しい価値の創造に取り組む意欲がある人材の育成を目指しています。
【求める学生像】
- 先進的なシステムデザイン工学を修得するに十分な高校段階での基礎学力を持つ人
- 先進的な開発や人や環境に配慮した新しいシステムの創造に関心を持ち、機械、電気・電子、情報、航空宇宙、デザインなどの専門分野を複合・横断的に学びたい人
- 知的好奇心を持って、新しい価値の創造に積極的に取り組む意欲がある人
- 国内外の研究機関との研究交流・共同研究に興味を持ち、国際的に挑戦したい人
※試験教科・科目等の詳細については、受験する年度用の「入学者選抜要項」又は「学生募集要項」を参照してください。
INDEX
情報科学科
現代社会において情報技術は世界中いたるところで用いられ、歴史上4回目の「産業革命」と呼ばれるほどの変化を引き起こしています。19世紀半ばまでは土木工学中心の時代でしたが、20世紀に入るまでには機械工学が発展し、第一次世界大戦で電気工学や化学工学、そして第二次世界大戦で原子力工学が役割を拡大させていきました。21世紀を迎え、インターネットの拡大や計算機の高度化、人工知能やマルチメディア処理技術の発展、そしてビッグデータ時代の到来とともに、情報技術が世界を動かす基盤となりました。世界各地から新しい技術が日進月歩で登場するため、未知の状況でもリスクを的確に判断し、過去を把握して将来を見据えた決断を行い、グローバルに活躍する人材の養成が急務となっています。
そこで、情報科学科では、このような時代に対応し、国際的に通用するソフトウェアエンジニアを育成することを目指しています。
【求める学生像】
- 高度情報化社会を支える技術・専門知識に幅広く興味を持っている人
- 世界にインパクトを与える仕事に挑戦したい人
- 全員がリーダーシップを発揮して問題解決に当たるプロジェクトに貢献したい人
【高等学校段階までに修得すべき学力・能力】
- 数学・英語・理科において専門科目を理解するために必要な基礎学力
- 自ら学び、考えるために必要となる論理的な思考力
- 主体性を持って多様な人々と協働する力
- チームの一員として問題意識を共有できる能力
【入学者選抜の基本方針】
情報科学科では、一般選抜(前期日程、後期日程)、多様な選抜(学校推薦型選抜、総合型選抜、特別選抜)を実施し、アドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜します。
- 一般選抜
- (1) 前期日程
前期日程では、大学入学共通テスト(6教科7科目)と個別学力検査(3教科3科目)、調査書・外部英語検定試験等によって、主体性があり数学・理科・英語の学力に優れた人を選抜します。 - (2) 後期日程
後期日程では、大学入学共通テスト(6教科7科目)と個別学力検査(1教科1科目)、調査書・外部英語検定試験等によって、主体性があり特に数学の学力に優れた人を選抜します。
- (1) 前期日程
- 多様な選抜
- (1) 学校推薦型選抜
・指定校推薦入試
本学科が指定する高等学校等との信頼関係に基づき、出願書類及び面接(口頭試問を含む。)により総合的に判定します。
・一般推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(小論文、面接及び口頭試問)によって選考します。
・都立工科高校等特別推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(面接(口頭試問を含む。))によって選考します。 - (2) 総合型選抜
・科学オリンピック入試
情報科学に関する優れた問題解決能力を持ち、世界にインパクトを与えるリードエンジニアを目指す人のための入試です。情報オリンピックで好成績を収めた人または「未踏IT人材発掘・育成事業」もしくは「未踏ジュニア」に採択された人を対象に、出願書類、調査書、志望理由書及び面接(口頭試問を含む。)により総合的に判定します。
・情報Ⅰ・Ⅱ利用入試
高等学校等で学んだ情報に関する知識をさらに深め、情報化社会で活躍するエンジニア・データサイエンティストを目指す人のための入試です。情報Ⅰ・Ⅱで優秀な成績を収めた人を対象に、調査書及び志望理由書による第一次選抜と、面接(口頭試問を含む。)及び大学入学共通テスト成績による第二次選抜を実施します。
・グローバル人材育成入試
主専攻(情報科学科)のカリキュラムを履修しながら、海外留学が必修の「国際副専攻」カリキュラムも履修することによって、情報科学科で学ぶ専門的知識と高い英語力を武器に、国際社会で活躍するグローバルリーダーを目指す人のための入試です。TOEFLなどの外部英語検定試験で所定のスコアを有する者を対象に、調査書及び志望理由書による第一次選抜と、面接及び大学入学共通テスト成績による第二次選抜を実施します。 - (3) 特別選抜
・帰国子女(中国引揚者等子女を含む)入試
出願書類、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
・私費外国人留学生入試
日本留学試験の成績、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
- (1) 学校推薦型選抜
電気電子工学科
電気電子工学は、社会基盤に必要なエネルギーの変換・制御技術、信号の伝送・解析技術、環境・健康・安全を保つための計測技術、新しい機能を生み出すための材料・デバイス・プロセス技術などを、電磁気学・電気回路学を基本としてシステム的な思考と実践によって探求する学問です。本学科では、それら技術のさらなる進化や新しい技術の創出への学術的かつ実践的な貢献ができる人材、そして将来自分自身が進むと決めた道で社会貢献ができる人材を育成します。このような電気電子工学の専門学習に強い興味と熱意を持つ学生の入学を期待しています。
【求める学生像】
- 本学科での学びに強い興味と意欲を持つ人
- 電気電子工学の専門知識を身につけたいと考える人
- 高い志と倫理観で未来の社会をよくしたいという夢を持つ人
【高等学校段階までに修得すべき学力・能力】
- 大学で電気電子工学を学ぶための数学及び理科の十分な基礎学力
- 状況に応じて的確な判断ができる論理的・俯瞰的な思考力
- 主体性を持って多様な人々と協働する力
- 考えをまとめたり伝えたりするための日本語と英語の能力
【入学者選抜の基本方針】
電気電子工学科では、一般選抜(前期日程、後期日程)、多様な選抜(学校推薦型選抜、特別選抜)を実施し、アドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜します。
- 一般選抜
(1) 前期日程
前期日程では、大学入学共通テスト(6教科8科目)、個別学力検査(2教科2科目)及び調査書等により、数学・理科・英語の学力に優れた人を選抜します。なお、主体性等は調査書等をもとに評価します。
(2) 後期日程
後期日程では、大学入学共通テスト(6教科8科目)、個別学力検査(1教科1科目)及び調査書等によって、特に数学の学力に優れた人を選抜します。なお、主体性等は調査書等をもとに評価します。 - 多様な選抜
(1) 学校推薦型選抜
・指定校推薦入試
本学科が指定する高等学校等との信頼関係に基づき、出願書類及び面接(口頭試問を含む。)により総合的に判定します。
・一般推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(小論文、面接及び口頭試問)によって選考します。
・都立工科高校等特別推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(面接(口頭試問を含む。))によって選考します。
(2) 特別選抜
・帰国子女(中国引揚者等子女を含む)入試
出願書類、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
・私費外国人留学生入試
日本留学試験の成績、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
機械システム工学科
機械システム工学は、知能や生体などのキーワードとも融合しつつ、現代社会をあらゆる側面から支える重要技術分野であり、我が国の産業基盤を構成するとともに、さらに発展し続ける実学分野です。機械システム工学科では、卓越した創造性をもって高度な機能と環境調和性を具現化することで、より豊かで高い持続性を有する社会を実現するための新しい機械システムを創成し、次世代の科学技術の発展を担う、広範な視野と高い論理的思考能力を有する技術者・研究者を育成することを目的としています。
【求める学生像】
- 今後の社会を支える多様で新しい機械システムの創成に関わりたいと考える人
- 新しい方法論の展開、技術の研究・開発に取り組む上で、主体的に計画を立案し、自ら課題を設定する積極性を有する人
- 国内外の開発・研究機関との技術交流・共同研究・共同開発に高い興味を持ち、積極的に参加する人
【高等学校段階までに修得すべき学力・能力】
- 数学・理科・英語において先進的な機械システム工学を修得するため必要な基礎学力
- 自然科学に関する論理的な思考力と表現力
- 多様な考えを持ち、多様な立場にある人たちと協働し共創する力
【入学者選抜の基本方針】
機械システム工学科では、一般選抜(前期日程、後期日程)、多様な選抜(学校推薦型選抜、特別選抜)を実施し、アドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜します。
- 一般選抜
- (1) 前期日程
前期日程では、大学入学共通テスト(6教科8科目)、個別学力検査(3教科3科目)及び調査書等により、数学・理科・英語の学力に優れ、主体性を有する人を選抜します。 - (2) 後期日程
後期日程では、大学入学共通テスト(6教科8科目)、個別学力検査(1教科1科目)及び調査書等により、特に数学の学力に優れ、主体性を有する人を選抜します。
- (1) 前期日程
- 多様な選抜
- (1) 学校推薦型選抜
・指定校推薦入試
指定高等学校等から基準を満たして推薦された学生に対し、出願書類と面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
・一般推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(小論文、面接及び口頭試問)によって選考します。
・都立工科高校等特別推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(面接(口頭試問を含む。))によって選考します。 - (2) 特別選抜
・帰国子女(中国引揚者等子女を含む)入試
出願書類、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
・私費外国人留学生入試
日本留学試験の成績、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
- (1) 学校推薦型選抜
航空宇宙システム工学科
最先端の総合工学の結晶である航空機、ロケット及び人工衛星などの航空宇宙システムは、今日では移動手段・情報通信・気象予報等、現代社会を支える基盤技術となっています。航空宇宙システム工学科では、航空宇宙分野はもとより次世代科学技術の発展を担うことができるような応用能力に富み、広い視野を持った技術者・研究者を育成することを目的としています。
【求める学生像】
- 宇宙の開発利用、航空機やロケットなどの航空宇宙輸送システムに興味を持っている人
- 航空宇宙工学において、新技術の研究・開発に取り組む積極性を有する人
- 国内外の研究機関との研究交流・共同研究に興味を持っている人
【高等学校段階までに修得すべき学力・能力】
- 数学・理科・英語において先進的な航空宇宙工学を修得するために十分な基礎学力
- 自然科学に関する論理的な思考力と表現力
- 多様な考えを持つ人たちと主体的に協働する力
【入学者選抜の基本方針】
航空宇宙システム工学科では、一般選抜(前期日程、後期日程)、多様な選抜(学校推薦型選抜、特別選抜)を実施し、アドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜します。
- 一般選抜
- (1) 前期日程
前期日程では、大学入学共通テスト(6教科8科目)、個別学力検査(3教科3科目)及び調査書・外部英語検定試験等により、数学・理科・英語の学力に優れ、主体性を有する人を選抜します。 - (2) 後期日程
後期日程では、大学入学共通テスト(6教科8科目)、個別学力検査(1教科1科目)及び調査書・外部英語検定試験等により、特に数学の学力に優れ、主体性を有する人を選抜します。
- (1) 前期日程
- 多様な選抜
- (1) 学校推薦型選抜
・指定校推薦入試
本学科が指定する指定高等学校等を対象とする選抜です。基準を満たして推薦された学生に対し、出願書類と面接(口頭試問を含む。)によって合否を判定します。
・高校特定型特別推薦入試
本学科が選定する特定の高等学校等を対象とする選抜です。基準を満たして推薦された学生に対し、出願書類と面接(口頭試問を含む。)のほか、小論文及び外部英語検定試験のスコアによって、総合的に選抜します。 - (2) 特別選抜
・帰国子女(中国引揚者等子女を含む)入試
出願書類、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
・私費外国人留学生入試
日本留学試験の成績、個別学力検査(2教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
- (1) 学校推薦型選抜
インダストリアルアート学科
現代の社会が抱える様々な問題や文化産業活動にデザインの側面から解決策を提案し実践する能力を養成します。産業活動を工学的かつ表現的な視点から再編集し、新しい価値やグローバルなネットワークを生み出していくことができる総合的能力を備えた研究者、エンジニア、デザイナー、クリエイター、プロデューサー等の人材の育成を目指しています。特に「プロダクトデザイン分野」と「メディアアート分野」の両分野が相互に連関をとることで、エンジニアリングをベースにした新しい視点からのデザイン提案能力の育成に力を入れています。
【求める学生像】
- 人とのコミュニケーションを大切にするダイナミックな行動力のある人
- デザイン、システム、社会に対して、豊かな感性をもって幅広い視野で捉えることに興味を持っている人
- 先進のデザイン学を学ぶために十分な数学や英語などの基礎学力を持っている人
【高等学校段階までに修得すべき学力・能力】
- 先進的なデザイン学の専門技術の修得に必要な数学、理科、語学の基礎学力
- 国際情勢を把握した上で自身の考えを世界に発信するための論理的な思考力
- 自身の考えを形で表現するための基礎的な造形表現力
- 主体性を持って多様な人々と協働する力
【入学者選抜の基本方針】
インダストリアルアート学科では、一般選抜(前期日程、後期日程)、多様な選抜(学校推薦型選抜、特別選抜)を実施し、アドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜します。
- 一般選抜
- (1) 前期日程
前期日程では、大学入学共通テスト(5教科6科目)と個別学力検査(2教科3科目)及び調査書・外部英語検定試験等を通じて、数学・英語の学力と造形表現力に優れた主体性を備えた人を選抜します。 - (2) 後期日程
後期日程では、大学入学共通テスト(5教科6科目)と個別学力検査(1教科2科目)及び調査書・外部英語検定試験等を通じて、数学・英語の学力と造形表現力に優れた主体性を備えた人を選抜します。
- (1) 前期日程
- 多様な選抜
- (1) 学校推薦型選抜
・一般推薦入試
第一次選考(調査書、推薦書、志望理由書により書類選考)と第二次選考(小論文、面接及び口頭試問)によって選考します。 - (2) 特別選抜
・帰国子女(中国引揚者等子女を含む)入試
出願書類、個別学力検査(1教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
・私費外国人留学生入試
日本留学試験の成績、個別学力検査(1教科2科目)、外部英語検定試験及び面接(口頭試問を含む。)によって選抜します。
- (1) 学校推薦型選抜