2018年4月より組織の再編成を行いました。
- 再編成前の所属組織について調べたい場合は、再編前の学部・大学院一覧からご確認ください。
分子に関する深い理解を身につけ、広大な化学フィールドの探検者をめざします。
本学科は東京都立大学理学部化学科・首都大学東京化学コースの伝統を引き継ぎ、少人数教育により化学の専門家の育成をめざしています。卒業生の半数以上は大学院に進学しています。化学は元素や分子のレベルで自然を理解し、物質の性質や変化、循環などを探求する自然科学の基礎的な分野です。研究対象は有機・無機物質にとどまらず、理論物理、固体物理、宇宙科学、分子生物学などにまで広がっています。このことは、物理や生物の領域と思われていた分野でも、元素や分子の知識が必要とされていることを意味します。本学科にはこのような最先端の化学を担う約30名の専任教員が在籍し、新しい分子を作ること、新しい化学反応を見つけることはもちろん、分子をキーワードとして多様な現象を理解すること、分子や分子の集合体の性質やその役割を明らかにすること、物質の成り立ちや循環を明らかにすることを目的とした研究を行っています。
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キャンパス | 南大沢キャンパス |
大学院 | 理学研究科 化学専攻 |
化学の基礎を深く学ぶことを重視したカリキュラムになっています。1~3年次の間は無機・分析化学、有機・生物化学、物理化学の3分野をバランスよく学ぶことで、化学に関する土台をしっかり作ります。各分野の基礎を修得するために、充実した講義・演習科目が必修、選択必修科目として用意されています。また1年次の後期と3年次の前後期には実験が必修となっており、そこで集中的に化学の方法論を学びます。4年次には研究室に所属し、各研究室が推進している研究の一端を担って、1年間の卒業研究を行います。まだ答えの出ていない課題に取り組み、自ら考えて判断する力を養い、継続することの重要性を学びます。化学の研究対象のほとんどは世界共通の問題です。本学科は化学を通じて国際経験を積む機会を数多く提供し、積極的に海外で活躍する人の育成をめざしています。研究室には多くの外国人が在籍し、また海外での研究をサポートする制度もありますので、卒業研究は国際経験を積む良い機会でもあります。
本学科では化学の基礎理論から高度な実験的手法までを体系的に学んだ上で、広い視野を持った人材の育成をめざしています。化学は決して暗記科目ではありません。化学という学問が今まで積み上げてきた知識を、自分のものとして消化しようとする意欲が大切です。研究に関しては、新しいことに挑戦する勇気と、結果に対する謙虚さも大切です。化学に関する興味はもちろんのこと、数学、物理、生物など、広く自然科学に興味を持った意欲的な学生の入学を期待します。
化学は自然科学の幅広い分野で重要な役割を担っている原子や分子、またその複合体や集合体を扱う学問です。化学科では新しい物質を作り出すこと、様々な現象を分子のレベルで理解することを目指しています。次のような意欲的な方々を歓迎します。
一般入試(一般選抜)では、高等学校等において基本とされる教科を幅広く勉強して偏りのない素養を身につけ、十分な基礎学力を修得した学生、特に1の能力に優れた人を選抜します。