題 目:「ごちそうさま」が聞こえるまち
提案者:宮本美咲さん・清水航さん・高橋花那子さん・大谷彩夏さん・鈴木美穂さん|観光科学科3年
▼当日の様子は下記URLよりご覧下さい。
https://tamarism.com/blog/tamarism_debriefsession/
企画内容:「ごちそうさま」が聞こえるまち
南大沢駅と永林寺、柚木地域を繋ぐ範囲を計画エリアとして設定し、今後予想される農業の衰退や地域内外の交流の希薄さ等の社会課題を、マイクロツーリズムの取り組みを通して解決する試みです。経済以外の部分も含めて生産者と消費者を繋ぎ、互いに敬意と感謝を表し合う「ごちそうさま」であふれる地域の姿を構想しています。
具体的には、地場野菜を観光資源として位置付け、食育や直売所整備、生産者支援を通して関係人口(様々なかたちで外から地域に関わるファンやサポーター)を創出していくプロジェクトを提案しています。
また本提案の一部は、同学生チームによる「南大沢スマートシティ」での取り組みのフィードバック成果でもあります。駅前の三井アウトレットパーク多摩南大沢に無人販売所を設置した上で、生産者と消費者をメッセージを介して繋がる仕組みを検討しました。
関連:本学都市環境学部観光科学科の学生による「南大沢スマートシティ」への参画
多摩地域マイクロツーリズムプロジェクトとは
コロナ禍の長期化により、観光・宿泊業はじめ地域経済が大きな影響を受けていることを踏まえ、地元の魅力を再発見するなど、継続性のある地域活性化を目指して官民学連携で実施する、都内初のプロジェクトです。
本プロジェクトでは、次世代を担う大学生等により構成されるチームを対象に、郊外住宅地を有する都市における課題を踏まえたマイクロツーリズムのアイディア企画を公募、自治体・観光協会・地元事業者と連携しながら事業構築をし、次年度以降の実用化を目指す「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト(タマリズム)」を開催します。(多摩地域マイクロツーリズムプロジェクトHPより引用)
「観光科学PBL」について
都市環境学部観光科学科 専門教育科目『観光科学プロジェクト演習』では、PBL(Project Based Learning)を実践しています。行政機関などに協力を得て実践的なグループワークを行い、地域が抱える課題に対して学生主体で企画・調査・分析・評価・提案などに取り組みます。
このたびの学生チームによる事業提案は、この「観光科学PBL」における成果がベースになっています。
「観光科学PBL」の内容や魅力については、東京都立大学WEBマガジン『メトロノワ』での紹介記事(授業潜入レポート Vol.2 都市環境学部 専門教育科目 “観光科学プロジェクト演習Ⅱ” )をご覧下さい。