【都市環境科学研究科】教育の3つのポリシー

修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

地理環境学域

地理学、地球科学、環境科学の高度な知識に基づく地域や地球環境への深い理解を通して、自然環境と調和した人間社会の実現に貢献できる高い能力を有した人材を育成する。

・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に修士(理学)もしくは修士(地理学)の学位を授与する。
(A) 地理学およびその応用分野も含めた文理連携的専門知識を修得し、環境・資源情報の収集や解析技術を駆使して、自然環境や人間・社会環境および両者の相互関係を探求する能力
(B) 人間の立場から科学・技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解・解明し、専門的職業人・技術者・研究者として社会に貢献できる能力
(C) 地理学・地球科学に関する広範かつ専門的な知識と考え方に基づき、社会が要求する都市や地域・地球の環境にかかわる問題点を発見して、それを計画的に解決できるデザイン能力
(D) 都市環境科学に関連する広範な学問分野の知識と、それらを応用できる能力
(E) 社会的要求の高いGIS(地理情報システム)をはじめとする最先端の情報技術を駆使して問題解決にあたることのできる能力
(F) 論理的な記述力、口頭発表力、討論などの高いコミュニケーション能力、ならびに十分な外国語コミュニケーション能力

・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に博士(理学)もしくは博士(地理学)の学位を授与する。
(A) 地理学およびその応用分野も含めた高度な文理連携的専門知識を修得し、環境・資源情報の収集や解析技術を駆使して、自然環境や人間・社会環境および両者の相互関係を深く探求する能力
(B) 人間の立場から科学・技術が社会や自然環境に及ぼす影響を深く理解・解明し、研究者・専門技術者として実践的に社会に貢献する高度な能力
(C) 地理学・地球科学に関する広範かつ高度に専門的な知識と考え方に基づき、社会が要求する都市や地域・地球の環境にかかわる問題点を発見し、それを計画的・組織的に解決できるデザイン能力
(D) 都市環境科学に関連する広範な学問分野の専門的知識と、それらを発展的に応用できる能力
(E) 社会的要求の高いGIS(地理情報システム)をはじめとする最先端の情報技術を駆使して主体的に社会に貢献できる能力
(F) 論理的な記述力、口頭発表力、討論などの高度なコミュニケーション能力、ならびに国際的に通用する高い外国語コミュニケーション能力

都市基盤環境学域

都市基盤環境学域では、幅広い視野を持ち、地球上の生態系もしくは人間工学的立場から土木技術が自然環境や社会環境に及ぼす影響を見通した上で、技術者としての責任ある主体的な判断・行動、及び創造的で自由な力を発揮できる能力を涵養し、豊かで安全な生活を実感できる社会基盤を合理的に計画、整備、維持管理できる人材、もしくは研究者となりうる人材を育成する。

・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に修士(都市基盤環境学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術

  • 都市基盤環境分野に関する高度な専門知識を修得し、それらを問題解決に活用できる能力
  • 都市基盤環境に関連する広範囲な他分野の専門知識をも利用し、都市基盤環境に要求されている課題や問題点を発見し、必要な情報を入手して、解決していくことのできる高度なデザイン能力
  • 科学技術や社会が自然環境・生活環境に及ぼす影響を理解し、専門技術者としての責任を自覚して公正な立場で発言・行動することにより社会に貢献できる能力

(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力

  • 社会性・倫理観を有し、国際性のある広い視野で日本語及び英語により、自分の考えを発表・討議できるコミュニケーション能力
  • 新しい技術や考え方を積極的かつ柔軟に取り入れ、自主的・継続的に学修する能力

・博士後期課程

修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に博士(都市基盤環境学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術

  • 都市基盤環境分野に関する極めて高度な専門知識を修得し、それらを高度な問題の解決に活用できる能力
  • 都市基盤環境に関連する広範囲な他分野の専門知識をも利用し、都市基盤環境に要求されている課題や問題点を発見し、必要な情報を入手して、解決していくことのできる極めて高度なデザイン能力
  • 科学技術や社会が自然環境・生活環境に及ぼす影響を理解し、高度な専門技術者、研究者、教育者としての責任を自覚して、公正な立場で発言・行動することにより社会に貢献できる能力

(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力

  • 高い社会性と倫理観を有し、国際性のある広い視野で日本語及び英語により、自分の考えを発表・討議できる高度なコミュニケーション能力
  • 新しい技術や考え方を積極的かつ柔軟に取り入れ、自主的・継続的に学修する能力
建築学域

建築学域では、建築および都市に関する諸課題ついて、積極的かつ能動的に取り組むための包括的な知識を有し、各専門的な観点から持続可能な社会に求められる問題解決技術を提示できる設計者、技術者、計画者、研究者等を育成する。

・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に修士(工学)または修士(建築学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術
A)建築学に関する深い知識と専門性を有し、高度な専門技術を応用できる能力
B)建築的問題を総合的に解決する実践的な能力
C)工学的なテクノロジーから文系的なソフト・サイエンスに至る幅広い知識を身につけ、広い視野に立って物事を考えるとともにそれらを調整する能力
D)多様な価値観や豊かな人間性に支えられたバランス感覚を持って行動できる能力
E)柔軟に構成された専門領域の問題を吟味検討する分析的・創造的な研究遂行能力
F)多様化・複雑化する現実問題に臨機応変に対応可能な建築の総合職能的能力
G)異なる文化や価値観や考えを持つ主体間でのマネジメント能力
(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力
A) 優れた人間性、社会性、協調性および倫理観
B) 国際性や広い視野で物事をみることができる能力
C) 新しい技術、考え方を積極的に取り入れる柔軟性

・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に博士(工学)または博士(建築学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術
A)建築学に関する深い知識と専門性を有し、高度な専門技術を応用できる能力
B)建築的問題を総合的に解決する実践的な能力
C)工学的なテクノロジーから文系的なソフト・サイエンスに至る幅広い知識を身につけ、広い視野に立って物事を考えるとともにそれらを調整する能力
D)多様な価値観や豊かな人間性に支えられたバランス感覚を持って行動できる能力
E)柔軟に構成された専門領域の問題を吟味検討する分析的・創造的な研究遂行能力
F)多様化・複雑化する現実問題に臨機応変に対応可能な建築の総合職能的能力
G)異なる文化や価値観や考えを持つ主体間でのマネジメント能力
(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力
A) 優れた人間性、社会性、協調性および倫理観
B) 国際性や広い視野で物事をみることができる能力
C) 新しい技術、考え方を積極的に取り入れる柔軟性

環境応用化学域

環境応用化学域では、工学としての化学である応用化学・材料化学を基盤として、都市が直面する環境・エネルギーに関する課題解決に貢献できる専門的な知識と高い研究能力を有する研究者・技術者を育成する。 また、確かな基礎学力と高い専門性、社会で起きる課題を主体的に発見し解決できる能力、どのような相手に対しても自分の意見を母国語だけでなく英語でも論理的に述べることができるコミュニケーション力を有する人材を育成する。

・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に修士(工学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術
・科学や技術が自然環境・生活環境に及ぼす影響を理解し、研究者・技術者としての責任を自覚して公正な立場で発言・行動することができる
・応用化学、材料化学の高度な専門的知識を修得し、活用することができる
・環境、エネルギー、材料等に関する問題を理解し、その解決に専門知識を活用することができる
・新材料や新物質、新しい方法論等を開発するための研究に工学的な視点を持って積極的に取り組むことができる
(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力
・研究成果を日本語で論理的に記述してまとめる文章力、自分の考えを分かり易く正確に伝えるプレゼンテーション力、他者との議論を円滑に行うことができ、異なる意見に対しても柔軟かつ適切に対応できるコミュニケーション力を有する
・自分の考えを英語で伝えることができるライティング力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力を有する
・研究を通じて解決すべき問題・課題を自ら見つけることができ、その解決に向けて必要な情報を収集し、多面的な視点から解決策を考え実験を通じてその問題を分析し解決することができる

・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に博士(工学)の学位を授与する。
「博士(工学)」を授与された者は、「修士(工学)」が有すべき能力に加え、研究分野に関するさらなる高度な専門知識と高い研究能力を有すると共に、自立した研究者や技術者として自ら研究を立案・計画し実行することができる。

観光科学域

観光科学域は、観光という視点や行為の新しい可能性を切り開くことを目指し、それを実現可能にする知識や洞察力、実行力を有する人材、および、先導的役割を果たす研究や事業の企画・遂行能力、マネジメント能力を有する人材を育成する。
観光行動や観光意識の特性を解読し、これを活かして都市や自然地域の諸環境の保全や改善、適正な利用についての新しい方法論を構築し実行できる人材や、地域の魅力や価値の向上、地域経済の向上といったまちづくりの新しい方法論を構築し実践できる人材など、特に、理学的・工学的な知識と技術を用いた調査、計画立案、および実践活動で中心的、指導的役割を果たす専門家、技術者、教育者、研究者、実務家を育成する。

・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に修士(観光科学)の学位を授与する。
(1) 分野固有の知識・理解及び技術

  • 都市環境学部の特色である人文・社会・自然科学などの幅広い知識を身に付け、社会性と総合的視野を持って観光および、これに関わる物事を考える能力
  • 観光が自然環境や都市環境に及ぶ影響を理解し、観光に関わる企画者、技術者、ガイドとしての責任や倫理観を自覚する能力
  • 観光に関わる自然地域や都市の諸環境を理学的・工学的な知識と技術で調査・分析し、その課題や魅力を論理的、科学的に説明する能力
  • 観光現象や観光産業を理解するための専門知識をもって、観光の現場を把握する能力
  • 自然地域や都市の環境や資源の保全や改善、活用に関する専門技術を習得し、それらを自然環境や地域社会の問題解決に活用できる能力
  • 人と諸環境との持続可能な共生・共存関係の上で、観光に関わる社会的・空間的・制度的な計画立案や観光業の発展に寄与する企画を提案する能力
  • 日本語や英語により、自分の考えを論理的に記述・発表し、討議できるコミュニケーション能力と、国際的に適応・活躍していけるコミュニケーション基礎能力

(2) 当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力

  • 優れた人間性、社会性、協調性、倫理観
  • 国際性や広い視野で物事を見ることができる能力
  • 新しい技術、考え方を探求する積極性、取り入れる柔軟性

・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に博士(観光科学)の学位を授与する。

  • 都市環境学部の特色である人文・社会・自然科学などの幅広い知識を身に付け、社会性と総合的視野を持って観光および、これに関わる物事を考える能力
  • 観光が自然環境や都市環境に及ぶ影響を理解し、観光に関わる企画者、技術者、ガイドとしての責任や倫理観を自覚する能力
  • 観光に関わる自然地域や都市の諸環境を理学的・工学的な知識と技術で調査・分析し、その課題や魅力を論理的、科学的に説明する能力
  • 観光現象や観光産業を理解するための専門知識をもって、観光の現場を把握する能力
  • 自然地域や都市の環境や資源の保全や改善、活用に関する専門技術を習得し、それらを自然環境や地域社会の問題解決に活用できる能力
  • 人と諸環境との持続可能な共生・共存関係の上で、観光に関わる社会的・空間的・制度的な計画立案や観光業の発展に寄与する企画を提案する能力
  • 日本語や英語により、自分の考えを論理的に記述・発表し、討議できるコミュニケーション能力と、国際的に適応・活躍していけるコミュニケーション基礎能力
  • それらの知識や能力を用いて、社会の課題やニーズに方法論を持って応えることができる研究者、教育者、技術者として活躍できる、より高度な専門性
都市政策科学域

都市政策科学域では、都市を総合的にとらえ、安全・安心・快適な都市のあり方を、空間・制度・社会等種々の面から解明・考究し、持続可能な都市づくりを実践できる人材を育成する。

・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に修士(都市科学)または修士(都市政策科学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術

  • 都市に関する幅広い理論・知識・技術
  • 都市に関する特定の専門分野における深い知識及び研究能力
  • 都市問題を総合的に解決する実践的能力

(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力

  • 優れた人間性、社会性、協調性、倫理観
  • 国際性や広い視野で物事を見ることができる能力
  • 新しい技術、考え方を積極的に取り入れる柔軟性

・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に博士(都市科学)または博士(都市政策科学)の学位を授与する。
(1)分野固有の知識・理解及び技術

  • 都市に関する高度で幅広い理論・知識・技術
  • 都市に関する特定の専門分野の発展に寄与できる高度な深い知識及び研究能力
  • 都市問題を総合的に解決する高度な実践的能力

(2)当該分野以外においても普遍的に有用性を持つ能力

  • 優れた人間性、社会性、協調性、倫理観
  • 国際性や広い視野で物事を見ることができる能力
  • 新しい技術、考え方を積極的に取り入れる柔軟性

 

・修了要件(博士課程)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

東京都立大学大学院は、専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵(かん)養するよう教育課程を編成する。
都市環境科学研究科は、博士前期課程及び博士後期課程において、地理環境学域、都市基盤環境学域、建築学域、環境応用化学域、観光科学域、都市政策科学域の教育課程を編成する。

地理環境学域

・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 自然地理学から人文地理学、地理情報学にいたる地理学の幅広い専門分野をカバーしたカリキュラム(図1)を提供する。
  • 各種の特論科目では、地理学およびその隣接・応用分野を含めた高度な専門的知識を文理連携的に修得させる。
  • 演習や特別セミナーおよび野外調査・実験を通して、外国語運用能力、プレゼンテーション能力、野外調査能力、GIS技術を修得させる。
  • 特別セミナーおよび研究科共通科目を履修することにより、都市環境科学に関連する広範な学問分野の知識や考え方が修得できる。
  • これらの学修過程で得た知識や考え方、分析技術等に基づいて、自ら設定した課題に対し野外調査、実験、データ解析、文献調査、討論等を通して主体的に結論を導き出し、修士論文としてまとめる。これにより、課題を発見し解決する能力、デザイン能力やコミュニケーション・プレゼンテーション能力を身につけることを目指す。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 授業科目については、博士前期課程は表1のカリキュラムマップのとおり、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けることができるよう工夫する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目については、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価する。
  • 履修者の学修内容を質的に保証するため、単位付与は原則として絶対評価によって判定し、成績評価を行う。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。

・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 自然地理学から人文地理学、地理情報学にいたる地理学の幅広い専門分野を文理連携的にカバーしつつ、専門性を高度に深化させるためのカリキュラム(図2)を提供する。
  • 各種の講究科目では、地理学の諸分野および隣接・応用学問分野を含めた深遠な学理を考究するための能力を養成する。
  • 演習や特別セミナーおよび野外調査・実験を通して、高い外国語運用能力、プレゼンテーション能力、野外調査能力、GIS技術を修得し、特別セミナーでは多様な都市環境科学に関連する専門的知識や考え方を身につける。
    これらの学修過程で得た高度な知識や考え方、分析技術等に基づいて、自ら設定した課題に対し野外調査、実験、データ解析、文献調査、討論等を通して主体的に結論を導き出し、博士論文としてまとめる。これにより、課題を発見し解決する能力やデザイン能力、コミュニケーション・プレゼンテーション能力を高い水準で身につけることを目指す。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 授業科目については、博士後期課程は表2のカリキュラムマップのとおり、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けることができるよう工夫する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目については、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価する。
  • 履修者の学修内容を質的に保証するため、単位付与は原則として絶対評価によって判定し、成績評価を行う。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
都市基盤環境学域

・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 都市基盤環境学の専門的知識・技術に関する科目で特に共通基礎的な項目・内容を扱う「大学院共通基礎科目」、各分野の高度な専門知識を扱う「大学院専門科目」、幅広い専門分野に対応した応用的科目や最新の問題、課題、技術的情報などの実務的な内容を扱う科目、非常勤講師による及び海外特別インターンシップを含む「大学院応用科目」、そして、修士論文作成を目的とした専門的な研究を行う「大学院研究科目」の各科目を設定する。
  • これらの科目を体系的に履修することにより、都市基盤環境学の横断的な専門的知識・技術の基礎に関する理解を深めつつ、分野を絞った高度な専門知識を修し、さらにすそ野を広げ、視野の広い高度な専門知識を有する技術者を育成する。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 博士前期課程の教育は、学部教育プログラムの連続した延長線上にあるものと位置づけ、
    都市基盤環境学の専門的知識・技術に関する高度な職業専門性を有する教育を行う。
  • 高度な専門知識の修得が容易なように博士前期課程を「社会基盤」、「環境システム」、
    「安全防災」の3つの分野に分け、各分野で履修すべき科目内容を明確にする。
(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。

・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 博士論文作成を目的とした専門的な研究を行う「大学院研究科目」を中心に設定する。
  • これらの科目を体系的に履修することにより、都市基盤環境学の横断的な専門的知識・技術の基礎に関する理解を深めつつ、分野を絞った高度な専門知識を修得し、さらにすそ野を広げ、視野の広い高度な専門知識を有する技術者を育成する。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 博士後期課程の教育は、学部教育プログラム及び修士教育プログラムの連続した延長線上にあるものと位置づけ、都市基盤環境学の高度な専門知識・技術に関する教育を行い、社会的に中心となる研究者、教育者、技術者として活躍できる、より高度な専門性を付与する。
  • 博士後期課程における授業科目も3つの分野に分け、それぞれの分野での高度な内容を個別指導的に修得させる講究を設け、その中で座学、ゼミ、及び体験的演習を一体的に修得させて教育効果を高め、効率的に目標を達成する。
(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
建築学域

・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 建築分野に関する高度な専門的知識および能力を習得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵養するように適切に編成する。
  • 建築学を理論から応用まで幅広く総合的に習得できる教育プログラムを構成する。理論を学ぶための講義を中心とした建築計画系・建築環境系・建築構造系の特論、多様なプロジェクトを中心とした実験・実習・フィールドワーク・ワークショップ等を通じて専門知識を深めるプロジェクト演習、習得した技術を応用して建築空間を計画・デザインする能力を養成するための設計演習、そして指導教員のもとで進める特別セミナーがある。
  • 視野を広め、多様な学習目標に対応するための学際的科目や学生主体で運営する授業科目も提供する。さらに多様な他専攻科目の履修も可能である。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 授業科目については、各科目の目的および学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的および学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けることができるように工夫する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導の計画に従い、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 学修成果の評価のあり方については、具体的な評価方法をシラバスに明示する。履修者の学修内容を質的に保証するため、成績は原則として絶対評価によって判定し、合格者に単位を付与する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。

・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 建築分野に関する高度な専門的知識および能力を習得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵養するように適切に編成する。
  • 「建築学特別研究I」、「建築学特別研究II」、「建築学特別研究III」、「建築学特別研究IV」、「建築学特別研究V」、「建築学特別研究VI」の科目が用意されており、建築学を理論から応用まで、より幅広く総合的かつ専門的に習得できる教育プログラムを構成する。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 授業科目については、各科目の目的および学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的および学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けることができるように工夫する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導の計画に従い、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 学修成果の評価のあり方については、具体的な評価方法をシラバスに明示する。履修者の学修内容を質的に保証するため、成績は原則として絶対評価によって判定し、合格者に単位を付与する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
環境応用化学域

・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 環境、エネルギー、材料等の幅広い分野において、地球環境に調和した物質や材料を創造し、環境と共生しながら豊かな人間社会が発展するために必要な専門的知識と能力を様々な角度・分野(研究領域)から学べる専門科目を提供する。
  • 上記科目群を横断的に修得することで、応用化学・材料化学の分野で貢献する研究者や技術者となるための専門的な知識と能力を習得させる。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けることを目的として、応用化学、材料化学に関連する科目を提供する。
  • 授業科目については、各科目の目的及び学修目標に応じて、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目については、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価する。
  • 単位付与は原則として絶対評価によって判定する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。

・博士後期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 環境、エネルギー、材料等、地球環境に調和した物質や材料を創造し、都市が直面している環境問題やエネルギー問題の課題解決に必要となる高度な専門的知識を深く学び、応用する能力・日本語もしくは英語で正しく伝えるコミュニケーション能力を修得するための科目を提供する。
  • 修得した知識や能力を博士論文研究の中で実践できるように研究指導を行う。
(2)教育・学習方法に関する方針

授業科目については、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導については、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。

(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目については、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価する。
  • 単位付与は原則として絶対評価によって判定する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
観光科学域

・博士前期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵養するよう以下の通り適切に編成する。
  • 本学域がめざすプログラムの特色と育成したい人材像を実現するために、修士研究を最終目標として、主体的、計画的、段階的に知識・技術を獲得し、これらを応用するカリキュラムを構成する。また、本学域がカバーする多様な分野の専門科目群と、志望する研究分野の高度な専門知識や技術を学ぶ講義・演習科目を提供する。
  • 科目の構成と履修のねらいは、次のように定めている。
    講義を中心とした各特論科目では、関心に従って幅広く様々な専門分野の理論を学ぶ。また、ゼミナールでは、各研究領域ごとの専門的かつ多角的な研究指導と、全教員による観光科学全般に渡る広い観点での指導と討論を行い、学際的分野ならでの視野や研究手法の多様性を生かした指導を行う。
  • さらに、多様な観光の形や観光地を調査・体験するフィールドワークや、地域資源の調査法を学ぶ演習、産業界や行政などとのプロジェクト研究を通して、社会との関わりの中で学生の主体的な研究能力を高める。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 授業においては、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けさせる。
  • 研究指導においては、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 学修成果の評価は、各科目のねらいとする内容に応じて、試験、レポート、プレゼンテーションと質疑応答、課題への取り組み方など、様々な観点から行う。
  • 授業科目については、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価する。
  • 学位論文については、学位論文審査喜基準により評価する。

・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 博士後期課程は、全学年を通して博士論文のための研究指導を行う。
  • 初年度には、「講究科目」にて、指導教員によって博士論文のテーマ設定や執筆計画について集中的に指導を行う。
  • 在籍期間を通しては、領域ごとのゼミナールにて、多角的な指導を行う。
  • 博士論文提出予定年次には、「特別研究A・B」にて、ゼミナール形式で学域内の全教員陣によって多角的な論文指導を行う。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 授業においては、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に付けさせる。
  • 研究指導においては、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 授業科目については、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価する。
  • 学位論文については、学位論文審査喜基準により評価する。
都市政策科学域

・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵養するよう適切に編成する。
  • 多様な分野から学生が集まってくることに鑑み、講義・演習並びにセミナーを通じて研究の基礎となる能力を涵養し、追究するテーマに関する修士論文、又は特定の課題についての研究の成果を完成させるように指導する。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 各授業科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に着けることができるよう工夫する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 具体的な評価方法をシラバスに明示するとともに、厳正かつ客観的で公正な成績評価を実施する。成績は原則として絶対評価によって判定し、合格者に単位を付与する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。

・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を提供する。

(1)教育課程編成の基本方針
  • 専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵養するよう適切に編成する。
  • 博士前期課程の成果、または相当する研究業績を踏まえて、さらに高度な研究を遂行する能力を養い、博士論文の指導を通じて、都市に関する研究者や高度な実務者として自立させることを目標とする。
(2)教育・学習方法に関する方針
  • 各授業科目の目的及び学修目標に応じ、講義・演習・実習等の様々な方法・形態により授業を実施し、学生が主体的・能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質・能力を身に着けることができるよう工夫する。
  • 研究指導については、別に定める研究指導の計画のもと、研究能力・手法の向上を図る。
(3)学修成果の評価の方針
  • 具体的な評価方法をシラバスに明示するとともに、厳正かつ客観的で公正な成績評価を実施する。成績は原則として絶対評価によって判定し、合格者に単位を付与する。
  • 学位論文については、学位論文審査基準により評価する。

 

カリキュラム・マップ/カリキュラム・ツリー(地理環境学域)(184KB)
カリキュラム・マップ(都市基盤環境学域)(114KB)
スケジュール(建築学域)(97KB)
カリキュラム・ツリー(環境応用化学域)(118KB)
カリキュラム・マップ/カリキュラム・ツリー(観光科学域)(312KB)
カリキュラム・マップ/カリキュラム・ツリー(都市政策科学域)(1MB)

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)