【人文科学研究科】教育の3つのポリシー
修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)
社会行動学専攻
社会行動学専攻では、社会学、社会人類学、社会福祉学の諸領域を高度に修得することによって、社会構造とその変動を歴史的理論的に解明するとともに、他文化との比較研究を行い、国際化や少子高齢化にともなうさまざまな社会的課題に対応し、現場のフィールドワークを中心とする調査研究とそれを裏付ける理論的歴史的研究の融合調和を図ることができる研究者、および、高度専門職業人を育成する。
・博士前期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に、分野に応じ、修士(社会学)、修士(社会人類学)、修士(社会福祉学)の学位を授与する。
〈社会学分野〉
社会学の基礎概念と諸理論を踏まえ、現代社会や都市の抱える諸問題を、サブカルチャー論、ジェンダー論、コミュニティ論、エスニシティ論、社会階層論など多様な視点から考察する能力
〈社会人類学分野〉
社会人類学の理論と方法論を踏まえ、世界各地の諸社会の環境・政治・経済・文化の特色を理解したうえで、グローバル化時代における生活様式や価値観の多様性や創造性を理解する能力
過去・現在・未来にわたる社会の成り立ちと人間の思考を世界的な比較の視野からとらえ、人類のあり方を総合的に考察する高度な能力
〈社会福祉学分野〉
経済のグローバリゼーションや情報化、少子高齢社会の到来等に伴う生活環境の変化をふまえ、社会福祉問題を総合的に把握し、それに対応する社会保障社会福祉の制度政策、あるいは調査支援方法等に関する高度な専門的知識と技能
高い倫理観をもって社会に主体的に関与する自覚と論理的思考力
・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に、分野に応じ、博士(社会学)、博士(社会人類学)、博士(社会福祉学)の学位を授与する。
〈社会学分野〉
社会学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈社会人類学分野〉
社会人類学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈社会福祉学分野〉
社会福祉学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
人間科学専攻
・博士前期課程
現代社会では、人間の知覚行動表現と人間形成のあり方を実験的手法、臨床的研究、理論的歴史的研究により総合的に探求できる力が求められている。本専攻の博士前期課程では、広い視野に立って人文社会諸科学の精深な学識を追求していける能力、人間科学における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を養成する。
心理学分野、臨床心理学分野、教育学分野、言語科学分野、日本語教育学分野のいずれかを修了して、それぞれの分野固有の高度な知識理解及び技術を研究成果として獲得した者に対し、分野に応じ、修士(心理学)、修士(教育学)、修士(言語科学)、修士(日本語教育学)の学位を授与する。
〈心理学分野〉
心理学分野は、臨床心理学分野と連携して人間心理の諸側面への研究教育を行っている。心理学分野には、実験心理学、認知心理学、社会心理学、発達心理学、計量心理学という専門領域があり、科学的でバランスのとれた良質の研究を生みだせるような研究者養成を行う。
〈臨床心理学分野〉
臨床心理学分野は、博士前期課程における高度専門家の養成コースとして開設されている。基本的には心理臨床における実践者としての専門性を身に付ける事を重視しているが、臨床心理学領域における研究者の育成も行う。
〈教育学分野〉
幅広い演習等での集団的な学びを通して,教育行政,教育哲学,思春期・青年期の教育,保育幼児教育,多文化教育,社会教育,特別支援教育に関する理論と方法を獲得する。現代の教育課題に幅広く関心を持ち,その実態を的確に把握し,その解決に向けて実践的かつ理論的に取組むことの出来る高度な思考力や課題解決力を獲得する。
〈言語科学分野〉
音韻、形態、統語、意味などの言語科学の基礎理論とその方法論を踏まえ、個別言語の記述的理論的研究を行うと同時に、言語の普遍的性質の探求を進めることのできる能力を身につける。また、言語の生物学的基盤を探求するために、言語脳科学や生物学、ゲノム科学などの関連分野の基本概念を理解し、研究を進めることのできる能力を身につける。
〈日本語教育学分野〉
日本語学日本語教育学社会言語学の上に、比較言語文化論教育工学認知心理学自然言語処理異文化間コミュニケーションなど多様な視点を加えた「人間科学」としての新しい日本語教育学を考察する高度な能力を獲得する。
・博士後期課程
現代社会では、人間の知覚行動表現と人間形成のあり方を実験的手法、臨床的研究、理論的歴史的研究により総合的に探求できる力が求められている。本専攻の博士後期課程では、心理学、臨床心理学、教育学、言語科学、日本語教育学において、研究者として自立して研究活動を行っていける能力、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力を養成する。
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に、分野に応じ、博士(心理学)、博士(教育学)、博士(言語科学)、博士(日本語教育学)の学位を授与する。
〈心理学分野〉
心理学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈教育学分野〉
教育学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈言語科学分野〉
言語科学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈日本語教育学分野〉
日本語教育学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
文化基礎論専攻
・博士前期課程
広範な専門的勉学と研究を通して、論理的で柔軟な思考力と明晰で説得的な伝達能力、歴史的な思考力と幅広い教養、多様化する芸術文化の諸問題に対処しうる豊かな教養と柔軟な思考力を身につけた大学院生を育成する。
哲学(哲学・西洋古典学)分野、歴史学・考古学分野、表象文化論分野のいずれかを修了して、それぞれの分野固有の高度な知識理解及び技術を研究成果として獲得した者に対し、分野に応じ、修士(文学)、修士(史学、考古学)の学位を授与する。
〈哲学(哲学・西洋古典学)分野〉
古代ギリシアから現代欧米までの各時代の哲学、また、存在論、認識論、論理学、言語哲学、科学哲学、倫理学、宗教思想の各分野にわたる西洋哲学思想に関する専門的知見
西洋古典学領域においては、古典ギリシア語ラテン語の韻文散文の双方にわたる読解能力、および、古典語作品の文献学的知識とギリシアローマ文化社会歴史など全般の知識
これらを通した、高度な研究遂行能力
〈歴史学・考古学分野〉
日本史、東洋史、西洋史、考古学の各領域から取り組む領域を見つけだし、時代にそくした研究状況の把握する能力
歴史学・考古学の研究状況を幅広く見渡し、自分の研究を見据える能力
これらを通した、高度な研究を遂行する能力や高度専門職業人としての能力
〈表象文化論分野〉
表象文化論のさまざまな理論を応用し、変化の著しい現代の文化芸術にかんするアクチュアルな問題に、その歴史的背景も視野に入れつつ取り組むことのできる能力
これらを通して、高度な研究を遂行する能力や、幅広い視野から専門的知識を駆使し、グローバル化の進む現代社会で活躍できる国際性をそなえた高度専門職業人としての能力
・博士後期課程
博士前期課程で修得した専門的知識や問題解決能力をよりいっそう伸ばし、哲学(哲学・西洋古典学)分野、歴史学・考古学分野、表象文化論分野で自立した研究者や高度の専門的職業人として活躍できる大学院生を養成する。
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に、分野に応じ、博士(文学)、博士(史学、考古学)の学位を授与する。
〈哲学(哲学・西洋古典学)分野〉
哲学西洋古典学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈歴史学・考古学分野〉
歴史学・考古学に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
〈表象文化論分野〉
表象文化論に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
文化関係論専攻
国際情勢の変化の下、冷徹な目で自国と他国を見つめ、正しい情報を発信できる国際的な大学院生がいま求められている。文化関係論専攻では、博士前期課程、後期課程ともに、日本文学の研究日本語学の研究、中国を中心としたアジア各地の思想文化言語、英語圏ドイツ語圏フランス語圏それぞれの文学文化思想言語について、専門的知識を修得し、資料収集と分析能力、各種方法論の運用能力を修得し、及びこれらを通した自立した研究を遂行していく力を養成する。こうして得られた成果を発信して学界をリードするとともに、高度な知識を社会に還元し、後進に指導していく能力を有する大学院生を育成する。
・博士前期課程
日本中国文化論(日本文学、中国文学)、欧米文化論(英文学、ドイツ文学、フランス文学)分野のいずれかを修了して、それぞれの分野固有の高度な知識理解及び技術を研究成果として獲得した者に対し、修士(文学)を授与する。
〈日本中国文化論(日本文学)分野〉
日本文学日本語学の理論とその周辺領域の知識を取得し、より高度で独創的な研究を遂行する能力
日本文学日本語学の諸理論を自在に運用し、作品やデータを歴史的社会的背景も含めて分析でき、広い視野に立ち、理論的実証的分析を遂行できる能力
〈日本中国文化論(中国文学)分野〉
研究者としても高度な能力と教育者としての指導能力ならびに優れた人間性
研究者として、当該分野を研究する上での基礎的知識にとどまらない研究史、方法論への深い理解とその運用能力
紀要、学会誌での論文発表、学会における口頭発表ならびに学位論文を作成する能力
教育者として、学部生や後輩院生への指導能力
〈欧米文化論(英文学、ドイツ文学、フランス文学)分野〉
独自のテーマを設定し、その独自性を論文として読み手に納得させる明確な論理を展開できる能力
そのテーマに関する、英語、ドイツ語、フランス語の文献情報を収集し分析することのできる十分な英語、ドイツ語、フランス語能力、論文、ないしそのレジュメを英語、ドイツ語、フランス語で執筆できる能力
日本語と英語、ドイツ語、フランス語によって、自らのテーマについて議論できるコミュニケーション能力
英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏の文化に関する深い知識
研究者としての責任を果たしうるレベルで英語、ドイツ語、フランス語の文献を精緻に読みこなす読解力
多くの文献情報を収集し分析することのできる情報処理能力。批評の歴史を理解した上で独自の問題を発見し、それを展開していく思考能力
議論のできるレベルでの英語、ドイツ語、フランス語のコミュニケーション能力
英語文学、ドイツ語文学、フランス語文学の教育者としての責任を果たしうるレベルの英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏の文化に関する深い知識
・博士後期課程
修了の認定に当たっては、所定の要件を満たし、以下の能力を身に付けた者に、博士(文学)の学位を授与する。
日本語または英語、ドイツ語、フランス語、中国語に関する特定領域の高度な専門知識
専門領域の研究者として独創的な研究を遂行して学術上の発展に貢献する能力
専門領域を超えて広い視野に立つ高度専門職業人としての能力
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)
東京都立大学大学院は、専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、関連する分野の基礎的素養を涵(かん)養するよう教育課程を編成する。
人文科学研究科では、社会行動学専攻、人間科学専攻、文化基礎論専攻、文化関係論専攻の4つの専攻による教育課程を編成する。
社会行動学専攻
・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈社会学分野〉
1年次には「社会調査法研究演習」「都市社会学研究演習」「社会問題研究演習」「社会学基礎理論研究演習」「社会問題研究」「都市社会学研究」「社会調査法研究」「社会学基礎理論研究」「学外演習」等の科目を履修することで、社会学の先行研究と今日の研究動向を学び、社会学の理論と方法論を総合的に学習できる。
2年次には、修士論文執筆予定者を対象とする「修士論文指導」を履修する。修士論文の構想発表をおこなうこの演習科目では、全教員による添削指導を受けられる。また、指導教員毎のゼミ形式と個人指導形式による指導をふまえて、修士論文を執筆する。
〈社会人類学分野〉
1年次には「社会人類学第一研究演習」「社会人類学第二研究演習」文化人類学研究演習」「地域論研究演習」「民俗学研究演習」「民族誌学」「民族誌学研究演習」などの演習科目を履修することで、社会人類学とその隣接分野(民俗学地域研究)の先行研究と今日の研究動向を学び、社会人類学の理論と方法論を総合的に学習できる。
2年次には、修士論文執筆予定者を対象とする演習科目「社会人類学一般演習」(必修科目)を履修する。修士論文の構想発表をおこなうこの演習科目では、全教員による添削指導が受けられる。また、指導教員毎のゼミ形式と個人指導形式による指導をふまえて、修士論文を執筆する。
必修科目「学外実習」は最終年次に履修し単位を取得することが望ましい。履修申請した年度に各自が日本を含む世界の特定地域に赴き、長期の調査を実施します。実施した後、調査報告を作成し、その報告内容に対して、全教員の評価をもって単位認定する。
〈社会福祉学分野〉
1年次には、社会福祉学の専門的知識理解をふまえ、演習や研究会等において論理的思考力や情報活用能力を培う。社会福祉関連の多様な情報収集分析を行い、修士論文等に活用できる能力を育てる。国際的視野に立ち、留学生等の受講生の要望に即して、異なる文化的背景を持つ人地域への理解を深める機会提供を個別指導で行う。他学部からの進学者には所定の学部科目履修を推奨する。博士後期課程進学希望者には、外書購読の受講等で語学力と論理的思考力を伸ばせるよう配慮する。
2年次には、修士論文執筆予定者を対象とする演習科目「社会福祉学特別演習」で、修士論文の構想発表を行う。この演習科目では、全教員による指導が受けられる。あわせて、指導教員毎の演習個人指導によって、修士論文を執筆する。
(2)教育・学習方法に関する方針
授業科目については、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導については、いずれの分野においても、指導教員を中心とする少人数教育において、各学生はみずからの問題意識を高め、対象についての知識や理解を深めながら研究を行ない、その成果を論文としてまとめていく。このような緊密な指導体制をとおして、研究対象について考察を進めるほかに、資料の収集分析の方法、フィールド調査の方法なども学んでいく。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈社会学分野〉
1年次には「社会調査法特論演習」「都市社会学特論演習」「社会問題特論演習」「社会学基礎理論特論演習」「社会問題特論」「都市社会学特論」「社会調査法特論」「社会学基礎理論特論」「学外演習」等の科目を履修することで、社会学における国内外の重要文献を精読し、社会学の専門研究者にもとめられる高度な専門知識文献研究(レビュー)能力調査研究能力を修得できる。
2年次ならびに3年次には、博士論文執筆予定者を対象とする「博士論文指導」を履修する。学会誌投稿論文ならびに博士論文の構想発表をおこなうこの科目では、全教員による添削指導が受けられる。指導教員毎のゼミ形式と個人指導形式による指導をふまえて、博士論文を執筆する。
〈社会人類学分野〉
1年次には「社会人類学第一特論演習」「社会人類学第二特論演習」文化人類学特論演習」「地域研究特論演習」「民俗学特論演習」「民族誌学特論」「民族誌学特論演習」などの演習科目では、社会人類学とその隣接分野(民俗学地域研究)における国内外の重要文献の精読を通じて、社会人類学の専門研究者にもとめられる高度な専門知識と文献研究(レビュー)能力を修得できる。
2年次ならびに3年次には、博士論文執筆予定者を対象とする演習科目「社会人類学総合演習」(必修科目)を履修する。学会誌投稿論文ならびに博士論文の構想発表をおこなう。この演習科目では、全教員による添削指導が受けられる。また、指導教員毎のゼミ形式と個人指導形式による指導をふまえて、博士論文を執筆する。必修科目「学外実習」は最終年次に履修し単位を取得することが望まれる。履修申請した年度に各自が日本を含む世界の特定地域に赴き、長期の調査を実施する。実施した後、調査報告を作成し、その報告内容に対して、全教員の評価をもって単位認定する。
〈社会福祉学分野〉
1年次には、前期課程における研究を継続して論文を執筆し、さらに学会報告や学会誌への投稿等を目標に掲げて研究を進展させる。前期課程での学びを踏まえ、論理的思考力と情報活用力を更に伸ばす。また、高い倫理観を持ち社会に主体的に関与する責任を自覚し、自ら解決すべき社会福祉問題課題を見つけていく能動的学習姿勢を培う。
2年次には、演習科目「社会福祉学特別演習」で論文報告が課せられる。これをふまえ、2年次後期から3年次には、最終目標として博士学位論文を仕上げ、課程博士の学位を取得する姿勢を明確化する。後期課程では、学会報告や論文投稿等を通した研究者育成プログラムが基軸となる。
(2)教育・学習方法に関する方針
博士前期課程における学びを踏まえ、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、望まれる資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導においては、国内学会、国際学会などで研究成果を発表することを強く推奨する。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
人間科学専攻
・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈心理学分野〉
心理学について自立した研究を行っていけるための基礎的な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な研究能力を、総合的に身につけていけるようにするために、「計量心理学研究演習第一」「計量心理学研究演習第二」を履修しながら、実験心理学、認知心理学、社会心理学、発達心理学などの各専門領域の演習などを履修する。そして、「修士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈臨床心理学分野〉
臨床心理学について自立した研究を行っていけるための基礎的な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な研究能力を、総合的に身につけていけるようにするために、臨床心理士および公認心理師の受験資格を取得するための「臨床心理士取得のための必修科目群臨床系および心理系選択科目群」「公認心理師取得のための必修科目群」を履修する。そして、「修士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈教育学分野〉
教育学について自立して研究を行っていけるための基礎的な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な研究能力を、総合的に身につけていけるようにするために、「教育学総合研究演習第一」、「教育学総合研究演習第二」を履修しながら、学校教育、社会教育、教育心理学などの各専門領域の演習などを履修する。そして、「修士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈言語科学分野〉
言語諸科学について自立して研究を行っていけるための基礎的な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な研究能力を、総合的に身につけていけるようにするために、音韻、形態、統語、意味の各分野の基礎を学び、心理言語学、認知神経科学等の実験系領域の演習などを履修する。そして、「修士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈日本語教育学分野〉
日本語教育学について自立して研究を行っていけるための基礎的な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な研究能力を、総合的に身につけていけるようにするために、「日本語教育学研究」や「比較言語文化論研究」などを履修しながら、日本語教育学、日本語学、社会言語学などの各専門領域の演習などを履修する。そして、「修士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
(2)教育・学習方法に関する方針
授業科目については、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導については、いずれの分野においても、指導教員を中心とする少人数教育において、各学生はみずからの問題意識を高め、対象についての知識や理解を深めながら研究を行ない、その成果を論文としてまとめていく。このような緊密な指導体制をとおして、研究対象について考察を進めるほかに、資料の収集分析の方法、フィールド調査の方法なども学んでいく。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、発表、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈心理学分野〉
心理学について自立した研究を行っていけるための高度な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な高度な研究能力を、総合的に身につけていけるようにするために、実験心理学、認知心理学、社会心理学、発達心理学、臨床心理学などの各専門領域の演習などを履修する。そして、「博士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈教育学分野〉
教育学について自立して研究を行っていける高度な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な高度な研究能力を総合的に身につけていけるようにするために、「教育学総合研究演習」を履修しながら、学校教育、社会教育、教育心理学などの各専門領域の演習などを履修する。そして、「博士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈言語科学分野〉
言語諸科学について自立して研究を行っていける高度な能力、又はその他の専門的な業務に従事するのに必要な高度な研究能力を総合的に身につけていけるようにするために、理論言語学、第二言語習得、心理言語学、認知神経科学、脳科学の各専門分野で演習を行い、「博士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
〈日本語教育学分野〉
日本語教育学について自立して研究を行っていける高度な能力、又はその他の専門的な業務に従事するに必要な高度な研究能力を総合的に身につけていけるようにするために、「日本語教育学特論」や「比較言語文化論特論」などを履修しながら、日本語教育学、日本語学、社会言語学などの各専門領域の演習などを履修する。そして、「博士論文指導」を履修して、論文の完成をめざす。
(2)教育・学習方法に関する方針
博士前期課程における学びを踏まえ、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、望まれる資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導においては、国内学会、国際学会などで研究成果を発表することを強く推奨する。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、発表、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
文化基礎論専攻
・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈哲学(哲学・西洋古典学)分野〉
「哲学」と「西洋古典学」という二つの専門領域のそれぞれにおいて、さらに細部のさまざまな領域に関する多様な内容の授業を展開する。哲学領域では古代ギリシアから現代欧米までの各時代の哲学、また、論理学、言語哲学、科学哲学、倫理学等の各分野の演習が、また西洋古典学分野では古典ギリシア語とラテン語のそれぞれの韻文散文の原典講読演習を中心とする。両分野ともにこれらの演習においては基本的に原典を講読しそれに緻密な検討を加えることを主眼とする点で共通する。これを通じて専門的学識を深めることはもちろん、哲学領域ではさらに論理的思考力や哲学的問題意識を養い、また西洋古典学分野では古典文献の読解力や文献学的洞察力を涵養することで、二つの領域それぞれの今後の研究の基礎を築くとともに総合的な幅広い学力を身につける。それと同時に、修士論文のテーマを各自決定し、修士論文執筆の準備に入る。これに対しては論文作成に向けた研究指導が行われ、論文の課題設定と研究遂行の手順、資料の収集と分析の方法などを学ぶ。2年次には、1年次から習得してきた知識と研究手法をもとにして修士論文の執筆を本格的に始める。指導教員を中心とする論文指導体制のもとで研究の進捗状況を随時報告し、博士前期課程の研究成果として修士論文を仕上げる。
〈歴史学・考古学分野〉
日本史、東洋史、西洋史、考古学おのおのの領域と時代について、「研究」、「研究演習」という科目を設け、当該分野にわたる専門的知識、研究能力の向上をはかる。また「史学総合研究演習」は、領域や時代にかかわらず、研究発表、文献講読などを行うことで、広い視野で歴史学・考古学の研究法を身につける。また考古学では、「研究演習」という科目を通じて、フィールドにおける発掘調査や実験研究のマネージメント能力の育成を目指す。さらに「修士論文指導」を設け、水準の高い修士論文の完成を進める。修士論文に関しては、主査、副査による厳密な審査と評価を実施する。総じて、高度な専門的知識を修得し、かつ博士後期課程進学に向けた研究能力を身につける。
〈表象文化論分野〉
「芸術表象研究」と「文化表象研究」というふたつの科目系統のなかで、表象文化論のさまざまな領域にかんする多様な内容の授業を展開する。2年間の修業年限のなかで関連する諸科目を履修することによって学識を深めていくとともに、みずからのテーマの研究を進める。1年次では研究計画にもとづく表象文化論のさまざまな理論、資料の収集と分析の方法などを学び、今後の研究の基礎を築くとともに総合的な幅広い学力を身につける。あわせて修士論文のテーマを各自決定し、修士論文執筆の準備にはいる。2年次では、1年次から修得してきた知識と研究手法をもとにして修士論文の執筆を本格的にはじめる。指導教員を中心とする論文指導のもとで研究の進捗状況を随時報告し、博士前期課程の研究成果として修士論文を仕上げる。
(2)教育・学習方法に関する方針
授業科目については、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導については、いずれの分野においても、指導教員を中心とする少人数教育において、各学生はみずからの問題意識を高め、対象についての知識や理解を深めながら研究を行ない、その成果を論文としてまとめていく。このような緊密な指導体制をとおして、研究対象について考察を進めるほかに、資料の収集分析の方法、フィールド調査の方法なども学んでいく。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈哲学(哲学・西洋古典学)分野〉
「哲学領域」と「西洋古典学領域」という二つの専門領域のそれぞれにおいて、博士前期課程と同様に多様な内容の授業をが展開し、後期課程進学者はさらにいっそう高度でより専門的な知識と研究手法を修得する。指導教員を中心とする論文指導体制のもとで、研究者ならびに高度専門職業人としてふさわしい成果を達成できるように綿密な研究計画を練り上げ、それにもとづいて各自のテーマや目的に沿った研究を進める。具体的には、2年次の終りころ以降に「博士論文作成計画書」を作成し、博士論文執筆に向けた具体的な研究課題とその研究方法や手順と論文の内容とを作成し、さらには予想される成果なども含めた執筆計画を提出する。この計画書に対する予備審査に合格することにより、博士学位請求論文の執筆が許可される。それと同時に予備審査に合格することにより、博士学位請求論文の執筆が許可される。また、学会での発表や報告、学術誌への論文投稿なども行ない、専門家としての実地の研究活動を研究業績として積み上げるとともに、自らの研究能力を高める。こうして最終目標としての博士学位請求論文の提出と博士の学位の取得を目指す。
〈歴史学・考古学分野〉
日本史、東洋史、西洋史、考古学おのおのの領域と時代について、「特論」「特論演習」を設け、さらなる研究能力の向上をはかる。また「史学総合研究演習」では、とかく狭くなりがちの視野を広げ、歴史学・考古学についての幅広い研究能力を磨く。そして「特論演習」を通じて学会水準の論文を書く能力を身につけ、「博士論文指導」を通じて博士論文をまとめる。「博士論文指導」の成績評価では、査読付き学会誌への発表、国際的な学術会議等での口頭発表などには特に高い評点を与えるなど、学生の研究成果を正当に評価し、インセンティブを与える基準を設ける。
〈表象文化論分野〉
「芸術表象特論」と「文化表象特論」というふたつの科目系統のなかで、博士前期課程と同様に多様な内容の授業を展開し、より高度で、より専門的な知識と研究手法を学修する。指導教員を中心とする論文指導のもと、研究者ならびに高度専門職業人としてふさわしい成果が得られるよう綿密な研究計画を練り上げ、それにもとづいて各自のテーマや目的にそった研究を進める。そのなかで学会での発表や報告、学術誌への論文投稿なども行ない、専門家としての能力を涵養する。在学中あるいは修了時に博士論文計画書を作成し、予備審査に合格することにより、博士学位請求論文の執筆が許される。こうして最終目標としての博士学位請求論文の提出、ならびに博士学位の取得を目指す。
(2)教育・学習方法に関する方針
博士前期課程における学びを踏まえ、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、望まれる資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導においては、国内学会、国際学会などで研究成果を発表することを強く推奨する。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
文化関係論専攻
・博士前期課程
ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるため、以下の方針に基づき教育課程を提供する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈日本中国文化論(日本文学)分野〉
研究者養成、高度職業人養成に即した科目を配置し、系統的履修を促進するカリキュラム策定を行う。少人数制を生かし、演習形式の授業によって、濃密かつ活発な議論を通じて論理的な思考力と文献データの調査能力を高める。可能な限り多種多様な講義を開講することにより、日本文学日本語学のいずれの領域においても広範囲な知見を得る機会を提供する。
〈日本中国文化論(中国文学)分野〉
中国文学と中国語学の両分野にわたって、古代から現代に至る広範かつ高度な専門的知識を得られるようにカリキュラムを構成する。演習授業を中心として、第一次資料の扱い方や文献の探索能力を高めるとともに、実践的なプレゼンテーション力の養成にも配慮した指導を実施する。少人数授業の強みを生かして、これらの面で懇切丁寧な指導を行う。修士論文の指導は、指導教員のみならず、全教員が参加する指導会を別に設けて、多角的な検討を必須とする。
〈欧米文化論(英文学)分野〉
英語圏の文学語学を中心とした文化についての広範な学識を授け、この分野における研究能力または高度の専門性を要する職業等に必要な高度な能力を養うため、「英語圏文学論研究」「英語圏文化論研究」を開講する。これらの授業科目は、様々な領域や時代の知識が得られるように、同一の授業科目名で複数の教官が開講し、多様性に富んだものとする。またネイティブスピーカーによる英語能力の上達を目指した授業も開講する。少人数の学生に対して、指導教員によるきめ細やかな研究指導を行う。修士論文を書く最終年度の中頃に、修士論文の中間発表を行い、この中間発表と最終試問において、教員全員が指導評価する。
〈欧米文化論(ドイツ文学)分野〉
ドイツ語圏の文学語学を中心とした文化についての広範な学識を授け、この分野における研究能力または高度の専門性を要する職業等に必要な高度な能力を養うために「ドイツ語学ドイツ文学研究」「ドイツ語圏文化論研究」「現代ドイツ言語学研究」「中世ドイツ語学文学研究」を開講する。これらの授業科目は、様々な領域や時代の知識が得られるように、同一の授業科目名で複数の教官が開講し、ヴァラエティ豊かなものとする。またネイティブスピーカーによる授業も開講する。またウィーン大学との交換留学制度によるドイツ語圏への留学も推奨する。学生に対しては、指導教員による研究指導を行うとともに、「修士論文指導」の時間に教員全員による集団指導も行う。修士論文を書く最終年度の中頃に、修士論文の中間発表を行い、この中間発表と最終試問において、教員全員が指導評価する。
〈欧米文化論(フランス文学)分野〉
フランス語圏の文学語学思想を中心とした文化についての広範な学識を授け、この分野における研究能力または高度の専門性を要する職業等に必要な高度な能力を養うために「フランス文学研究」「フランス語圏文化研究」「フランス語学研究」を開講する。これらの授業科目は、様々な領域や時代の知識が得られるように、同一の授業科目名で複数の教官が開講し、多様性に富んだものとする。また、フランス語能力の上達を目指した、ネイティブスピーカーによる授業も開講する。少人数の学生に対して、指導教員によるきめ細やかな研究指導を行う。修士論文を書く最終年度の中頃に、修士論文の中間発表を行い、この中間発表と最終試問において、教員全員が指導評価する。
(2)教育・学習方法に関する方針
授業科目については、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、人材育成の目的及び学位授与の方針に相応しい資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導については、いずれの分野においても、指導教員を中心とする少人数教育において、各学生はみずからの問題意識を高め、対象についての知識や理解を深めながら研究を行ない、その成果を論文としてまとめていく。このような緊密な指導体制をとおして、研究対象について考察を進めるほかに、資料の収集分析の方法、フィールド調査の方法なども学んでいく。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。
・博士後期課程
ディプロマポリシーに掲げた目標の達成に向け、以下の方針により教育課程を編成する。
(1)教育課程編成の基本方針
〈日本中国文化論(日本文学)分野〉
前期課程における研究を継続して研究論文を執筆、学会誌への掲載や、学会発表などによって研究を深化させた上で、博士学位論文作成に入り、審査を経て課程博士の学位を取得する。
〈日本中国文化論(中国文学)分野〉
前期課程の基礎の上に、将来の研究者としての自立を視野に入れて、博士学位論文の一部となりうる研究論文の執筆および学会研究会での発表を目指したカリキュラムを組む。具体的には、各自の指導教員のゼミにおける執筆指導と発表指導のほかに、定期的に開催される全教員参加の指導会におけるプレゼンテーションが義務づけられ、それに対する批評を受けることによって問題点や課題を自覚し、課程博士もしくは課程終了後3年以内の博士学位取得に向けて、実績を積んでいくことが可能になるよう配慮する。また、在学中に中国政府国費留学生に応募して留学することを奨励する。
〈欧米文化論(英文学)分野〉
博士後期課程は、英語圏の文学語学を中心とした文化について、研究者として自立して研究活動を行い、またはその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な能力およびその基盤となる豊かな学識を養うことために「英語圏文学論特論」「英語圏文化論特論」を開講する。これらの授業科目は、様々な領域や時代の知識が得られるように、同一の授業科目名で複数の教官が開講し、多様性に富んだものとする。またネイティブスピーカーによる授業も開講する。
〈欧米文化論(ドイツ文学)分野〉
博士後期課程は、ドイツ語圏の文学語学を中心とした文化について、研究者として自立して研究活動を行い、またはその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な行動の研究能力およびその基盤となる豊かな学識を養うために「ドイツ語学ドイツ文学特論」「ドイツ語圏文化論特論」「現代ドイツ言語学特論」「中世ドイツ語学文学特論」を開講する。これらの授業科目は、様々な領域や時代の知識が得られるように、同一の授業科目名で複数の教官が開講し、ヴァラエティ豊かなものとする。またネイティブスピーカーによる授業も開講する。
〈欧米文化論(フランス文学)分野〉
博士後期課程は、フランス語圏の文学語学思想を中心とした文化について、研究者として自立して研究活動を行い、またはその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な能力およびその基盤となる豊かな学識を養うために「フランス文学特論」「フランス語圏文化特論」「フランス語学特論」を開講する。これらの授業科目は、様々な領域や時代の知識が得られるように、同一の授業科目名で複数の教官が開講し、多様性に富んだものとする。またネイティブスピーカーによる授業も開講する。
(2)教育・学習方法に関する方針
博士前期課程における学びを踏まえ、各科目の目的及び学修目標に応じ、講義演習実習等の様々な方法形態により授業を実施し、学生が主体的能動的に学び、望まれる資質能力を身に付けることができるよう工夫する。
研究指導においては、国内学会、国際学会などで研究成果を発表することを強く推奨する。
(3)学修成果の評価の方針
授業科目の成績評価は、筆記試験、レポート、その他の成績評価項目により行う。授業担当者は、授業科目において使用する成績評価方法をシラバスで明示する。
学位論文については、学位論文審査基準により評価する。