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理学研究科の宮田耕充准教授が文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました

 平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において、理学研究科の宮田耕充准教授が若手科学者賞を受賞しました。

若手科学者賞

 萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者が対象。応募者数304名、授賞者数99名。

受賞者

首都大学東京大学院理学研究科物理学専攻 准教授 宮田耕充
ナノ物性研究室:http://www.comp.tmu.ac.jp/nanotube/index.html 外部リンク

宮田耕充准教授 近影

受賞業績名

「原子層ヘテロ構造の創成と機能開拓に関する研究」

業績内容

 従来の三次元固体における異種物質の接合では、接合部に形成される二次元の界面を利用した基礎物理や応用研究が展開されてきました。一方、2004年に発見された原子層物質で同様の接合が実現できれば、接合部には一次元的な界面が形成されます。
 宮田准教授は、この一次元の界面を新規物性探索やエレクトロ二クス応用に利用することに着眼し、合成法の開拓から物性解明まで研究を進めてきました。特に、究極的に薄い原子厚の金属/絶縁体接合や半導体へテロ接合の実現、および一次元界面に特有な電子状態の解明に成功してきました。
 本研究成果は、一次元電子系の理解と応用に関する科学技術の発展、そして新しい機能を持つ光・電子デバイスなどの実現に寄与すると期待されます。

受賞コメント

 原子層ヘテロ構造に関する研究テーマは、2011年にテーマを立上げて以来、現在まで学生、共同研究者、そして多方面からサポートしてくれた方々と一緒に推進してきました。この研究で、このような賞を頂くことになり、関係者には本当に感謝の気持ちで一杯です。ナノサイエンスは、フラーレンやカーボンナノチューブ、グラフェンなどの物質が有名ですが、最近でも毎年のように新しい構造や物性に関連する研究成果が次々生まれてくる非常に魅力的な分野です。今後も物理から応用まで、ナノサイエンスの可能性を追求していきたいと考えています。

受賞式
授賞式の様子

主要論文

●「Fabrication and Characterization of Graphene/Hexagonal Boron Nitride Hybrid Sheets」 Applied Physics Express, vol.5, p 085102-1~085102-1-4, 2012年8月発表 

●「Growth of carbon nanotubes via twisted graphene nanoribbons」 Nature Communications, vol.4, p 2548-1~2548-7、2013年10月発表

●「Growth and optical properties of high-quality monolayer WS2 on graphite」 ACS Nano, vol.9, p 4056~4063, 2015年3月発表

●「Bandgap-tunable lateral and vertical heterostructures based on monolayer Mo1-χWχS2 alloys」 Nano Research, vol.8, p 3261~3271, 2015年8月発表

●「Modulation of electrical potential and conductivity in an atomic-layer semiconductor heterojunction」 Scientific Reports, vol.6, p 31223-1~14808-8, 2016年8月発表

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