2019年3月12日に開催された日本学士院大1127回総会にて、本学の山崎志郎名誉教授が日本学士院賞を受賞しました。
日本学士院賞
日本学士院賞とは、文部科学省によって設置された日本学士院が、学術研究を奨励するために特にすぐれた論文、著書及びその他の研究業績に対して毎年授与するものです。
受賞者
首都大学東京 山崎志郎名誉教授
受賞業績名
『太平洋戦争期の物資動員計画』
受賞理由
本著書において、散逸した戦時統制資料を編纂した上で、その分析により、鉄鉱石・石炭・石油・ボーキサイト・穀物・塩などの基礎物資の動員(生産・輸送・配分)の計画と実態を究明し、大東亜共栄圏とりわけその中心をなす戦時日本経済の全体像を初めて数量的に明らかにしました。
主要著書
『太平洋戦争期の物資動員計画』 日本経済評論社 2016年12月
『物資動員計画と共栄圏構想の形成』 日本経済評論社 2012年2月
『戦時経済総動員体制の研究』 日本経済評論社 2011年2月
『戦時金融金庫の研究』 日本経済評論社 2009年12月
参考
日本学士院ウェブサイト:http://www.japan-acad.go.jp/
第1127回日本学士院総会における日本学士院賞受賞者一覧:http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2019/031201.html