2018年4月に行われた組織再編成前の情報を表示しています。
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人間とその営みを広く、深く学ぶカリキュラムで、現実社会と向き合う思考の切り口を養う
人文・社会系の裾野は広範です。人間の意識や内面の働き、人が持続的に生き続けるために不可欠な社会や文化や教育、そしてそれらを創り出し、創り変えてきた思考と営みの歴史・・・ それは、人間が自らの存在に気づいたときから今日にいたるまでの、人間とその営みのすべてといっても過言ではありません。当然、今日の都市社会が抱える諸問題、国際化の進む日本社会の中での多文化共生の課題、大規模な社会構造の変化と不安定が進む中での若者や人々の生活をめぐる課題といった未来に続くアクチュアルな課題も、人文・社会系の重要なテーマです。
人文・社会系が、コースごとではなく、系として入学者を募るのは、この幅広い裾野にふれることが、のちの学びや研究、そして人生の糧となるからにほかなりません。3コース15分野は、いわば、ものの見方や考え方の原点となる思考の切り口です。人間を、社会を、文化を、教育を総合的かつ専門的に学び、自分自身のしっかりした切り口から社会にかかわっていける人を育てることをめざしています。
1年次は全員が共通の基礎教養科目を受講。3コースのもとに設けられた15の専門分野への配属は、2年次になります。系の幅広い裾野や各分野の専門性にふれたうえで、卒業後の将来にも通ずる学びの進路を決めることができます。
15分野それぞれの専門性を体験できる授業があります。たとえば基盤科目「人間・文化・社会」は、専門を異にする複数の人文・社会系の教員が共通のテーマについて多彩な切り口で語り、学生と対話しながら進めるオムニバス形式の授業です。2012年は「愛」、2013年は「悪」、2014年は「人間と動物」、2015年は「生と死」をテーマに、それぞれの専門的視点からの講義が展開されました。
学生867人に対して教員が121人(2016年5月現在)。学生7.2人に教員ひとりの割合だからできる少人数教育には定評があります。なかでも卒業論文では、マンツーマンにも等しい丁寧な指導が行われています。
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開設 | 2005年(平成17年)4月 |
設置コース | 社会学コース 心理学・教育学コース 国際文化コース |
キャンパス | 南大沢キャンパス |
大学院 | 人文科学研究科 社会行動学専攻、人間科学専攻 文化基礎論専攻、文化関係論専攻 |