分析上の誤りによる論文撤回について(2026年7月29日)

お知らせ
 【研究発表】航空機の排気中からオニオン状のナノ粒子を発見 
 ―高分解能透過型電子顕微鏡による観察で明らかに―(2025年5月14日プレスリリース)
 【重要なお知らせ】(2026年7月29日追記)

本プレスリリースで紹介した論文に記載された実験に重大な誤りがあることを著者らが確認したため、著者らは本論文を撤回しました。このため、本プレスリリースに記載された研究成果は、現在では有効な科学的知見として扱われておりません。

本論文の出版後、オニオン状炭素粒子は透過型電子顕微鏡(TEM)分析に用いられる炭素膜の製造中に生成する可能性があるというコメントを、著者らは研究集会で受けました。その後、著者らが本論文のTEM試料の再分析を含む検証実験を行った結果、有意な個数のオニオン状粒子及びトレース粒子がブランク試料から同定されました。最終的に、本研究で主要な知見としていた、オニオン状粒子及びトレース粒子がジェットエンジン排気由来と結論付けることは困難と著者らは判断し、当該論文を撤回すべきという判断に至りました。

分析上の誤りにより不正確な結論を導いたことに対して、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

 

論文撤回のお知らせ:https://doi.org/10.1021/acsestair.6c00248  

 

 2025年5月14日付プレスリリース
【研究発表】航空機の排気中からオニオン状のナノ粒子を発見  ―高分解能透過型電子顕微鏡による観察で明らかに―

問合せ先

【研究に関する問合せ】

国立研究開発法人国立環境研究所
地球システム領域 地球環境研究センター
 主幹研究員 伏見 暁洋

【報道に関する問合せ】

国立研究開発法人 国立環境研究所 企画部広報室

東京都公立大学法人 東京都立大学管理部 企画広報課広報係

 

理学研究科化学専攻 竹川 暢之 教授

発表資料20260729(875KB)