本年12月6日に八王子消防署由木分署の協力のもと、南大沢キャンパス総合防災訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年度からは防災教材の視聴や安否確認訓練などのみで、避難訓練をしばらく実施できておりませんでした。今回、由木分署の皆さまを始め多くの方々のご協力の中、4年振りに避難訓練も実施することができ、教職員・学生・大学関係者総勢1,900名ほどが参加する訓練となりました。
今年度は、平日の日中に震度6弱の揺れを伴う地震発生と、地震に起因して火災も発生したという想定のもと、教職員・学生等が避難し、避難報告の訓練を行いました。4年振りの実施のため、教職員・学生の多くがキャンパスでの避難訓練を経験していない状況でしたが、時間内に避難を完了することができました。
また、東西に長いキャンパスの特性を踏まえ、西側にある大学広場と東側にある多目的運動場前の2カ所に避難場所を設け、同時並行で実施しました。
訓練実施後は、消防署の方や防火管理者・自衛消防隊長から訓練の総括や避難時における注意点などについて講評が行われました。今年は関東大震災から100年が経過した節目の年であること、火災時における煙の特性やその対応方法などをお話しいただき、被災時における適切な行動を改めて認識する機会となりました。
最後に、希望者による水消火器訓練と、安否確認システムを使った安否確認訓練を実施しました。
今後も定期的に訓練を実施し、災害対応力や防災意識の向上に努めてまいります。