東京都立大学自転車部死亡事故調査報告書(中間報告書)について

お知らせ

 2021年4月24日、東京都立大学自転車部の新入生歓迎イベントにおけるツーリング中、参加した1年生の女子学生が下り坂で対向車線の街灯などに衝突し、病院に救急搬送された後、4月26日に死亡するという事故が発生しました。
 東京都立大学では、「東京都立大学における課外活動中の死亡事故に係る調査委員会」を設置し、事故の発生に至った要因を調査・検証してまいりました。
 今般、調査委員会が「東京都立大学自転車部死亡事故調査報告書(中間報告書)」を取りまとめましたので、お知らせいたします。

 なお、当報告書はあくまで「中間報告書」であり、本件については現在も警察による事故の検証が続いているとともに、当報告書の内容についてはご遺族からもご指摘やご要望を頂いております。調査委員会としては、警察による検証結果やご遺族からのご指摘やご要望を踏まえ、今後も引き続き調査を行った上で、「最終報告書」を取りまとめる予定でおります。 そのため、今後、「最終報告書」において、当報告書の内容が補充・訂正される可能性がありますが、本学では、調査の継続と並行し、当報告書において既に顕在化している問題を基に、課外活動における具体的な安全対策の取組を検討し、実施してまいります。

東京都立大学自転車部死亡事故調査報告書(中間報告書)(8.3MB)


  • 学長コメント

 入学して間もない本学学生の尊い命が失われたことは、決して癒えることがない大きな悲しみとなっています。
 改めて、亡くなられた学生に、心から哀悼の意を表するとともに、ご家族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。
 当報告書では、事故要因の検証に加え、高校生から社会人への過渡期にいる大学生に対して大学はどのような携わり方をすべきなのかという視点から、東京都立大学が今後行わなければならないことについて、記載されています。
 学長として当報告書の内容を厳粛に受け止め、全学を挙げて安全対策に取り組んでまいります。

東京都立大学学長
大橋 隆哉