首都大学東京 子ども・若者貧困研究センター(センター長:阿部彩)は7月15日(日)、清澄庭園 大正記念館にて、公開シンポジウム「貧困とメディア:バッシングを分析する」を開催します。本シンポジウムは、『課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業』(実社会対応プログラム)「子ども・若者の貧困対策諸施策の効果と社会的影響に関する評価研究」(研究代表者:阿部彩)の一環として行うものです。
生活保護制度と被保護者、貧困者に対するバッシングは今に始まったことではありません。近年においては、新聞、テレビといった伝統的マス・メディアに加えて、インターネットニュースやソーシャルメディアが台頭してきたことにより、生活保護、貧困バッシングが一層激化しているとの指摘もあります。
しかし、生活保護制度、貧困に対する人々の意識が、何に、どのように影響されているのか、そして、メディアはその過程にどのようにかかわっているのかについて、日本における研究の蓄積は少ないのが現状です。
どのような人々が生活保護制度の厳格化を望むのか。人々はどのようなメディアから生活保護や貧困に関する情報を得て、それらに関する意識を形成しているのか。メディアに携わる人々はどのようなことを念頭に貧困を伝えているのか。海外メディアでは、どのように貧困が語られているのか。これらの問いについて、本シンポジウムでは、6名の気鋭の研究者がメディアの受取側(視聴者、読者等)と発信側(ジャーナリスト、報道各社)の両側面から分析、討論を行います。
詳細については、下記およびHP をご確認ください。
https://www.tmu-beyond.tokyo/child-and-adolescent-poverty/
【開催概要】
日 時: 2018年 7月15日(日) 13:30~16:30(受付開始13:15)
場 所: 清澄庭園 大正記念館(東京都江東区清澄3-3-9)
参加費: 無料(120名 事前申込制)
主 催: 首都大学東京 子ども・若者貧困研究センター
【シンポジウムプログラム 】
第1部:分析
1.生活保護制度に対する人々の厳格化志向 山田壮志郎(日本福祉大学)
2.貧困報道と世論:新聞の生活保護報道からの一考察 堀江孝司(首都大学東京)
3.新聞・テレビと人々の貧困観 小田川華子(首都大学東京)
4.ソーシャルメディアと生活保護に関する意識 阿部 彩(首都大学東京)
5.貧困を伝えるジャーナリストの工夫と課題 水島宏明(上智大学)
6.英国の大衆メディアにおける貧困報道 鈴木宗徳(法政大学)
第2部:パネル・ディスカッション
ディスカッサント : 山田壮志郎、堀江孝司、小田川華子、水島宏明、鈴木宗徳
コーディネーター : 阿部彩
公開シンポジウム「貧困とメディア:バッシングを分析する」(取材案内)
取材いただける場合は、首都大学東京 子ども・若者貧困研究センターHPの申込フォームより、事前のご登録をお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/1b8da567574830
〇取材当日は、13:15 までに会場『受付』で手続きをお済ませください。
〇会場では、電源等は準備できません。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
会場マップ
〇都営地下鉄 大江戸線「清澄白河駅」 A3出口より徒歩約3分
〇東京メトロ 半蔵門線「清澄白河駅」 A3出口より徒歩約3分
〇都営バス 亀戸駅北口7番乗場(門33) C4出口より徒歩約3分
豊海水産埠頭行き「清澄庭園前」 徒歩約3分
問合せ先・取材申込先
阿部彩研究室(首都大学東京 人文社会学部 人間社会学科 社会福祉学教室)
Tel : 042-677-2126(直通)
E-mail : abeken〔at〕tmu.ac.jp
※〔at〕を@に変換してください