2026年10月21日、学術情報基盤センターの千葉大紀准教授が、第29回コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS 2026)にて優秀論文賞を受賞しました!
コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS)は、情報処理学会のコンピュータセキュリティ研究会が主催し、セキュリティ心理学とトラスト研究会が共催して毎年開催される、サイバーセキュリティ分野の国内有数の学術会議です。第29回となる2026年は10月19日から23日までの5日間、アクトシティ浜松とオンラインで開催され、マルウェア対策・プライバシー・AIセキュリティなど8つのワークショップも合同で開かれました。産業界・学界・官公庁から多数の研究者・技術者が参加しています。CSS優秀論文賞は、論文集に掲載されたすべての論文を対象にプログラム委員会が審査し、新規性・信頼性・実用性を兼ね備え、学術・技術の普及に特に貢献すると認められた優秀な論文の著者に贈られる賞です。
■受賞内容
論文題名:「複数ソーシャルメディア横断分析による脅威の早期検知」
サイバー攻撃の兆候は、公式の脅威情報が公開される前にソーシャルメディア上へ断片的に現れます。本研究では、X・Reddit・Telegram・Discordを横断して監視し、大規模言語モデル(LLM)を用いたAIエージェントが攻撃の痕跡を発見・検証して脅威レポートを自動生成するシステムを提案しました。31日間の実運用で、悪用中の脆弱性を公開データベースへの登録より最大13.4日早く捉えられることを示しました。
■受賞にあたってのコメント
このたびは、第29回コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS 2026)において優秀論文賞をいただき、大変光栄に思います。本研究は、NTTセキュリティホールディングスの中野弘樹氏、小出駿氏との成果です。サイバー攻撃の手口が日々変化するなか、脅威をいかに早く捉えるかは防御側にとって重要な課題です。今後も、AI技術を活用して実社会のサイバーセキュリティに役立つ研究を進めてまいります。
第29回コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS 2026)で授与された「CSS 2026 優秀論文賞」の表彰状
