2026年2月21日、システムデザイン研究科の学生がGTIE SEP 2025「ものづくり研修~Innovation Program for Students~」にて最優秀賞を受賞しました!
『Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE:ジータイ)』はアントレプレナーシップ人材を育成し、世界を変える大学発スタートアップを育てることを目指している首都圏18の大学、研究機関が参加するプラットフォームです。GTIEではアントレ教育プログラムに参画する13大学に所属するすべての学生(大学生・大学院生)を対象としたアントレプレナーシップ教育プログラム「GTIE 学生アントレプレナーシッププログラム2025」(GTIE SEP2025)を実施しています。
GTIE SEP 2025「ものづくり研修~Innovation Program for Students~」では、渋谷に誕生したSakura Deeptech Shibuyaのドライラボを活用し、参加する学生がもつ課題を解決するためのアイデアを基に、その課題に対応するハードウェアやプロダクト製作(プロトタイプ)を作成する「ものづくり」を行いました。そして、研修を通じて、自らのアイデアをビジネスのプロダクトとして実現するプロセスを体験しました。
■受賞学生
システムデザイン研究科 情報科学域博士前期課程2年 岡本 悠吾
システムデザイン研究科 情報科学域博士前期課程2年 菅野 滉大
システムデザイン研究科 情報科学域博士前期課程1年 楊 卓龍
■ 提案内容
ひとことボタン~たった1押しで家族とつながる、新しいコミュニケーションツール~』
ひとことボタンは、質問への回答を通じて、さりげなく家族との交流を深めるコミュニケーションデバイスです。互いの家に設置すると、運営側から配信される質問が同じ時間に届き、三択のボタンを押すだけで気軽に回答を送り合えます。たとえば「今日の朝ごはんは?」という質問に答えると、その回答が相手にも共有されます。心理テストやクイズなど、少し考えるような質問も取り入れることで、自然と会話のきっかけが生まれます。三択でしか答えられないからこそ、「もっと自分の考えを伝えたい」「相手の想いをもっと聞きたい」と思ったときに、電話やLINEをしてみようという気持ちが生まれるのです。さらに、スマートフォンアプリと連携することで、回答ログをもとに話題の提案や隠れた性格特性の発見など、会話を生み出すサポートも行います。忙しい日々の中でも、久しぶりで何を話せばいいかわからない時でも、「本当は元気にしているか」を少しでも知りたいものです。電話やLINEが「話すためのツール」だとすれば、ひとことボタンは話したくなるきっかけをつくるツールです。
■ものづくりに挑戦してみて
メンバー全員が情報系の学生で、最初はハードウェアの知識がほとんどなかったため、回路設計やはんだ付けなどは手探りの状態からのスタートでした。CADでのモデル作成や3Dプリンターの利用も初めてで、形状やフィラメントを変えながら何度も試すなど、試行錯誤の連続でした。その中で、調べたり相談したりしながら少しずつ形にしていく過程はとても面白く、ものづくりの難しさと楽しさの両方を実感することができました。今回の経験を通して、分野が違っても挑戦しながら学んでいけることや、実際に手を動かして試すことの大切さを学ぶことができました。貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
■当日の様子
■受賞にあたってのコメント
このたびは、最優秀賞という大変光栄な賞をいただき、心より嬉しく思います。家族間のコミュニケーション不足を解決したいという私たちの思いを評価していただけたことを、大変ありがたく思っております。このプロジェクトを通じて、アイデアを目に見える形として作り上げていくことの面白さを実感しました。また、試行錯誤を重ねながらモノづくりに取り組むことの楽しさも強く感じました。
ハードウェアの知識がほとんどない中で、短期間でプロトタイプの作成まで進めることができたのは、GTIEプロジェクトの支援や、助けてくださった皆様のおかげです。このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。
現在もプロダクトの改良に取り組んでいます。まだ道半ばではありますが、今回の受賞を大きな励みに、今後もより良い形を目指して挑戦を続けていきたいと考えています。今後とも温かいご支援をいただけますと幸いです。


