人間健康科学研究科看護科学域の前田耕助准教授が、日本看護研究学会2024年度奨励賞を受賞しました!
一般社団法人日本看護研究学会は、広く看護学の研究に携わる者を組織し、看護に関わる教育・研究活動を行い、看護学の進歩・発展に寄与するとともに社会に貢献することを目的としています。日本看護研究学会奨励賞は、学会が発行する日本看護研究学会雑誌(和文)およびJournal of International Nursing Research(英文)の中の原著論文、Original Researchの中で、独自性があり、将来に発展が期待される論文に対して授与するものです。
(関連リンク:一般社団法人日本看護研究学会 学会案内)
■受賞内容
Journal of International Nursing Research Vol.3 No.2に掲載された論文「Appropriate needle penetration depth for intramuscular injections depends on the injection site, recipient arm position, and injection technique: A randomized crossover study」が、受賞しました。
この研究では、ワクチンなどで実施される肩の三角筋への「筋肉内注射」に着目し、注射する位置や腕の姿勢、看護師の注射手技によって、針を刺す部位の皮下組織や筋肉の厚さ、皮膚から骨までの距離がどのようなに変わるのかを科学的に検証しました。結果として、より安全に注射を実施する方法を示すことができ、医療の現場や看護の教育に役立つ研究として評価されました。
■受賞にあたってのコメント
このたびは、このような栄えある賞をいただき、大変光栄に思っております。今回の受賞を励みに、これからも研究や教育に一層力を注ぎ、医療や看護の現場で役立つ成果を届けていきたいと思います。東京都立大学人間健康科学研究科看護科学域では、学生の皆さんと共に研究に取り組める環境が整っています。関心をお持ちの方は、ぜひご入学いただき、皆さんと一緒に研究や挑戦に取り組めることを楽しみにしています。

