2023年8月22日、システムデザイン学部 電子情報システム工学科の太田涼介助教が、一般社団法人電気学会の「2023年産業応用部門表彰」における部門論文賞(IEEJ Industry Applications Society Distinguished Transaction Paper Award)を受賞しました!
※太田助教は2023年4月から本学に在籍しておりますが、受賞論文の提出時の所属は東京理科大学です。
電気学会とは、1888年に創設された学者・技術者で構成される会員組織の学術法人です。電気学術の習得に情熱を傾けている勉学の徒から、大学・企業の第一線で、研究活動・技術開発に発明・発見に赫々たる成果を挙げている研究者・技術者にいたるまで、幅広い層の方々の参加・支援を得ています(電気学会HPより抜粋)。
同学会は電気学術の全分野を専門領域に分けた部門制を採用しており、今回太田助教が受賞したのは「産業応用部門(D部門)」の論文賞です。「産業応用部門」は、持続可能な社会の構築に貢献する電気技術の情報基地として、電気機器・パワーエレクトロニクス・制御などの基礎技術から産業・交通運輸・社会システム・家電などの広い応用分野を受け持っています(産業応用部門概要ページより抜粋)。
■受賞内容
・「Novel Soft-Switching Active-Bridge Converter for Bi-directional Inductive Power Transfer System」
電気学会の産業応用部門英文誌「IEEJ Journal of Industry Applications」に投稿した本論文が、2022年に掲載された論文の中で、学術及び技術の進展に大きく貢献するものと高く評価され、産業応用部門表彰規定に基づき受賞しました。
※本研究成果の一部は、日本学術振興会の科研費(20K14723)の支援を受けて得られたものです。
(共同受賞者)
・東京理科大学 創域理工学部 電気電子情報工学科 教授 星 伸一 氏
・東京理科大学 創域理工学研究科 電気電子情報工学専攻 博士後期課程2年 岡田 涼平 氏
■受賞にあたってのコメント
この度は栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。まず第一に、この受賞は共同著者である東京理科大学の星伸一先生、博士後期課程2年生の岡田涼平氏との研究の成果によるものであり、その貢献に心より感謝申し上げます。また、この場を借りて、研究を支えてくださった東京理科大学の皆さま、資金提供をしてくださった日本学術振興会にも深く感謝いたします。
この賞は、私たちの研究が一定の評価を受けた証であり、これを励みに今後も科学と社会に貢献できるよう、一層の精進を重ねて参ります。最後に、賞を授与してくださった関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。受賞に恥じぬよう、現在の所属である東京都立大学で、今後も全力で研究と貢献を続けて参ります。
<2023年電気学会産業応用部門大会で行われた表彰式の様子>
■関連リンク
・一般社団法人電気学会HP
・産業応用部門表彰について
・2023年電気学会産業応用部門大会HP