2023年8月19日、人文社会学部 人間社会学科 社会人類学教室の綾部真雄教授が編集に携わった著書が、日本地理教育学会の「2023 年度(第3回)日本地理教育学会出版文化賞」を受賞しました!
日本地理教育学会「出版文化賞」は、「地理学とくに地理教育の普及・啓発に貢献する一般書籍(児童書籍を含む)」を学会の会員が推薦(自薦も可)し、その中からとくに本賞の趣旨に沿う優れたものを選考し、出版物の著者である個人または団体(いずれも本学会会員資格の有無を問わない)を表彰するものです。(日本地理教育学会HPより抜粋)
■受賞内容
(日本地理教育学会HPより抜粋)
・横山智、湖中真哉、由井義通、綾部真雄、森本泉、三尾裕子編『フィールドから地球を学ぶ―地理授業のための60のエピソード』(古今書院、2023年3月25日出版)
高等学校地理歴史科の必履修科目として「地理総合」が 2022 年度に新設され、コンピテンシーの育成、思考力・判断力の育成をめざす新たな地理教育が開始された。本書は、日本学術会議の地域研究委員会文化人類学分科会と地理教育分科会地誌・国際理解教育小委員会のメンバーが中心となって,新しい地理教育への素材提供をめざして出版された。
<授賞理由>
・世界各地にフィールドを持つ多数の研究者が持つファーストハンドの地域情報をエピソードとしてまとめ、「地理総合」の項目に沿って構成して、高校の地理教育で活かせる素材の提供をめざした点が高く評価された。
・「地理総合」とはどのような科目なのか、「新しい地理教育」をどのように展開していけばよいのかを考える際のヒントになるという点が、日本地理教育学会の出版文化賞に値するとされた。
■受賞にあたってのコメント
地理学者と文化人類学者の分野横断的なコラボレーションの結果が評価されたことを、大変嬉しく感じています。
■関連リンク
・日本地理教育学会HP
・「2023 年度(第3回)日本地理教育学会出版文化賞」について