都市環境科学研究科建築学域の能作文徳准教授の作品が、2021年度第33回JIA(日本建築家協会)新人賞を受賞しました。
日本建築家協会による受賞者紹介はこちらをご覧ください。
http://www.jia.or.jp/news/detail.html?id=1384
受賞作品(受賞者:事務所)
「高岡のゲストハウス」(能作文徳:能作建築設計事務所)
作品概要
⾼岡のゲストハウス(設計:能作⽂徳+能作淳平)は築 40 年の⽊造家屋を祖⺟の住居とゲストハウスへと改修する計画である。1棟の建物を3棟(⾷堂、客室、祖⺟の住居)の分棟形式に作り替え、家族や友⼈が集える場にした。祖⺟が引っ越しせずに済むように、既存建物を部分的に解体し、段階的に修繕を繰り返し、敷地内にあるマテリアルを再構成するように計画した。
第1期⼯事では既存の座敷に⽔まわりを増築し、第2期では2階建部分の⼩屋組をクレーンで移設し、残りの部分を解体。第3期では⾷堂の躯体を新築し、その上に⼩屋組を載せて既存⽡を葺き直した。第4期では客室を整備し、第5期では庭の⼟中環境改善を⾏い、⾷堂の外壁に⼟壁を塗った。
⽡屋根の⾵景を残し、家の記憶を繋ぎ、断続的に成⻑していく家のあり⽅を⽬指した。
JIA(日本建築家協会)新人賞とは
才能に恵まれ真摯な努力を重ねておられる新進の建築家による作品を通して、人を表彰しわが国建築文化の一層の向上に寄与することを目的とした賞です。(日本建築家協会HP抜粋)