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三浦先生と古市先生の研究課題がJST創発的研究支援事業に採択されました。

 今回、科学技術振興機構(JST)の創発的研究支援事業に都市環境科学研究科の三浦大樹助教の「金ナノ粒子―他元素協働が拓く不均一系有機合成の新展開」と、人間健康科学研究科の古市泰郎助教の「骨格筋再生医療を基盤とした健康寿命の延伸」の研究課題が採択されました。

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三浦先生
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古市先生

 三浦大樹助教の「金ナノ粒子―他元素協働が拓く不均一系有機合成の新展開」は、金ナノ粒子と他元素の協働触媒作用を利用することで種々の分子間結合形成反応に対して優れた分子変換効率を示す触媒系を開発し、真に有用な有機分子の実用的製造プロセスへと展開します。また、無機固体材料上において効率的な協働触媒作用が発現する原理を解明し、環境調和的かつ高効率な有機分子変換を実現可能とする触媒系の新たな構造設計指針を構築します。

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 古市泰郎助教の「骨格筋再生医療を基盤とした健康寿命の延伸」は、骨格筋の萎縮を予防・治療するための再生医療の実現を目指します。筋細胞を生体外で培養しながら機能強化し、それを高効率に生体移植する技術を確立します。骨格筋「発」の健康効果を再生医療によって体現し、健康寿命の延伸に貢献します。

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 創発的研究支援事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ原則7年間(途中ステージゲート審査を挟む、最大10年間)にわたり長期的に支援するもので、今年度から新たに創設されました。(創発的研究支援事業HP抜粋)

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