HATTORI Keniya
助教
服部 剣仁矢 ハットリ ケニヤ はっとり けにや
プロフィール
最終学歴・学位
首都大学東京大学院人文科学研究科文化関係論専攻日本文学教室 博士課程後期 修了
文学博士
専門・研究分野
文化関係論専攻日本文化論分野
研究
研究テーマ
研究課題:武器が担う上代文学の叙述
内容:『古事記』を中心に上代文学における武器に関連する叙述を分析し、上代テキストについての理解を深めることを試みる。上代において武器は殺傷に特化した道具として注意され、かつ祭祀道具として呪的側面も持っていたと推定される。すなわち、武器は様々な意味を担いうる素地を持っていたと考えられる。実際、学位論文等において『古事記』を刀剣の叙述を中心に分析した際には、天皇支配を語るために刀剣が重要な役割を担っていることが示された。いわば強い象徴性を持つ武器という「物」をどう語るか、という点から上代の言語表現を分析するのである。武器に関わる研究は民俗学・人類学・考古学分野が中心であったが、この研究では文学研究においても武器という視点は有効であると考え、武器の叙述の分析から上代テキストの理解の深化を目指す。現在では分析対象を『古事記』以外の上代文獻にも広げることを試みている。
研究キーワード
日本文学 言語表現 上代文学 古事記 武器 刀剣 王権
詳細情報
連絡先
研究室
人文科学研究科日本文化論教室事務室(国文学事務室)5号館615室(5-615)
内線番号
内線1357
メールアドレス
616ken●tmu.ac.jp
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