YIN Wen
准教授

殷 文 イン ブン いん ぶん

プロフィール

所属

東京都立大学理学部 物理学科
理学研究科 物理学専攻

最終学歴・学位

東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士(理学)

専門・研究分野

素粒子理論、初期宇宙論

研究

研究テーマ

森羅万象の従う根源的物理法則を明らかにしたいため、研究をしています。現在それに最も近いのは、素粒子の標準理論と考えています。しかし、標準理論では説明できない謎も明らかになっています:現在の宇宙に満ちているダークマターの正体、宇宙の始まりのインフレーション、物質反物質非対称性、ニュートリノの質量など。こういったものを無矛盾にシンプルに同時説明できるような新物理法則を探し求めています。

目的達成のために、色々な方向から攻めています。素粒子理論を中心に、宇宙論、天文学の方面でも研究をおこなっていて、有効だと思うなら、手段にとらわれずに、多角的なアプローチを取るのが私の研究特色かもです。理論だけではなく、実験の提案をしたり、その実験を推進したりもしています。なので、素粒子のような最も小さい粒子の振る舞いを宇宙のような最も大きいものを使って研究しています。それらは繋がっているのです。あとは、他の研究者がやらないようなことを、積極的に研究したりします。

講演前の練習動画を一部
https://www.youtube.com/channel/UCIuDP4e_V183mayHskC6HwQ
にアップしてます。

研究キーワード

素粒子理論、宇宙論 、ダークマター、インフレーション、バリオン数非対称性、ニュートリノ、ダークマター探索実験

詳細情報

素粒子論雑誌では著者名はアルファベット順が慣例である。他分野の方との共同研究ではそうではない場合もある。私はW.Yinです。

"The ALP miracle: unified inflaton and dark matter,” JCAP 05 (2017)044, arXiv:1702.03284 [hep-ph]. 2017年発表. R. Daido, F. Takahashi, and W. Yin
URL: https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1475-7516/2017/05/044
インフレーションとダークマターのアクシオンによる同時説明。(東北大学泉萩会奨励賞受賞業績の一つ)

“QCD axion window and low-scale inflation,” Phys. Rev. D 98 no. 1, (2018). 015042,arXiv:1805.08763 [hep-ph]. 2018年発表. F. Takahashi, W. Yin , and A. H. Guth. 
URL: https://journals.aps.org/prd/abstract/10.1103/PhysRevD.98.015042
インフレーション中での揺らぎの蓄積によるアクシオンダークマターシナリオの提案、超弦理論アクシオンの矛盾を解消。

“Explaining electron and muon g − 2 anomaly in SUSY without lepton-flavor mixings,” JHEP 08 (2019) 122, arXiv:1906.08768 [hep-ph]. M. Endo and W. Yin.
URL: https://link.springer.com/article/10.1007/JHEP08(2019)122
ミューオンや電子の磁気モーメント異常と質量起源の関連を指摘。量子補正で電子質量が小さくなった場合、両方の異常を説明可能。

"XENON1T Excess from Anomaly-Free Axionlike Dark Matter and Its Implications for. Stellar Cooling Anomaly,” Phys. Rev. Lett. 125 no. 16, (2020) 161801, arXiv:2006.10035 [hep-ph]. F. Takahashi, M. Yamada, and W. Yin 
URL: https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.125.161801
ダークマター直接探索実験で検証されうるアクシオンダークマターの満たすべき性質を指摘。

“Boosted Neutrinos and Relativistic Dark Particles as Messengers from
Reheating,” JCAP 02 (2021) 044, arXiv:2007.15006 [hep-ph]. J. Jaeckel and W. Yin
URL: https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1475-7516/2021/02/044
ビッグバンに放たれた原始宇宙線の探索可能性を指摘。

“Dark Matter production from relativistic bubble walls,” JHEP 03 (2021)
288, arXiv:2101.05721 [hep-ph]. A. Azatov, M. Vanvlasselaer, and W. Yin,
URL: https://link.springer.com/article/10.1007/JHEP03(2021)288
相転移における泡から重いダークマターの生成が可能であることを指摘。


"Indirect detection of eV dark matter via infrared spectroscopy,''
Phys. Rev. D textbf{106} (2022) no.9, 095025
[arXiv:2208.05975 [hep-ph]]. T.Bessho, Y. Ikeda and W.Yin,
URL: https://link.springer.com/article/10.1007/JHEP10(2022)017
赤外線分光器を用いた超効率的ダークマター探索実験を提案(査読中だが、約2時間の観測ですでに世界記録 arXiv: 2402.07976)。


"Muon g-2 at a multi-TeV muon collider,''
Phys. Rev. D textbf{106} (2022) no.3, 033007
[arXiv:2012.03928 [hep-ph]], W.~Yin and M.~Yamaguchi,
URL: https://journals.aps.org/prd/abstract/10.1103/PhysRevD.106.033007
ミューオン磁気モーメント異常を検証できることから、ミューオン加速器の強い動機を提案。特に、mu bar mu-> h gamma を図ることで、磁気モーメント異常の新しい計測手法を提案。


"Thermal production of cold textquotedblleft{}hot dark mattertextquotedblright{} around eV,''
JHEP textbf{05} (2023), 180
[arXiv:2301.08735 [hep-ph]]. W.~Yin.
URL: https://link.springer.com/article/10.1007/JHEP05(2023)180
40年前に棄却されたhot dark matter paradigm がボーズ増幅を考慮することで、復活することがあることを指摘した。
(中村誠太郎賞受賞業績)

W. Yin, 国際会議、招待公演、“Cutoff for Cosmic-ray Neutrino and Collider Signature with a Neutrino Portal Interaction”, “20th International Symposium on Very High Energy Cosmic Ray Interactions", 2018 年発表,日本名古屋、URL: https://www.epj-conferences.org/articles/epjconf/abs/2019/13/epjconf_isvhecri2018_04003/epjconf_isvhecri2018_04003.html
宇宙線により加速されるダークマターの探索のアイディアを世界で初めて指摘。


随時更新します。順番に深い意味はありません。
第12回東北大学泉萩会奨励賞
第18回中村誠太郎賞
日本物理学会
年間査読平均10件程度  PRL,PLB,PRD,JCAP,JHEP,など

アウトリーチで講演などもしています。
YouTubeでもチャンネルあるので、登録よろしくお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCIuDP4e_V183mayHskC6HwQ
  • 素粒子物理学
  • 特殊相対論
  • 量子力学III
  • 素粒子物理学
  • 組織再編前旧課程の同時開講科目等が含まれており、掲載されている全ての科目を開講するわけではありません。

連絡先

研究室

素粒子理論研究室

オフィスアワー

特に指定しない。質問や相談を希望される場合は、事前にメール等でお知らせください。

内線番号

内線3374

メールアドレス

wen●tmu.ac.jp
(メールを送信される場合は●を@に変換してください)