石田 慎一郎 イシダ シンイチロウ いしだ しんいちろう
プロフィール
最終学歴・学位
慶應義塾大学文学部史学科民族学考古学専攻卒業、東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻修士課程修了、東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻博士課程修了・博士(社会人類学)
専門・研究分野
社会人類学、法人類学、東アフリカの民族誌(ケニア中央高地イゲンベ地方)
研究
研究テーマ
人間の裁きに宿る根源的困難に、アフリカの人びとはそれぞれの方法で対処している。ある農村では、即効性のない呪物を使い、時間をかけて解決を図る。やがて訪れる自身と周囲の環境・現実理解の変化、そして待つことを知る者の姿がそこにあった。人間による正義の希求、人間的法の探究をめぐる民族誌的発見から真の〈法人類学〉へ。(単著『人を知る法、待つことを知る正義』内容説明)
ケニア中央高地イゲンベ地方は、赤道直下の豊かな農耕地帯である。著者が2001年に調査を開始した一農村では、20年を越える歳月のなかでの複数の社会経済的転機に、人びとは「共同的な意図」(リーンハート『神性と経験』を参照)を発揮して結集してきた。本書は、参与観察と会話のトランスクリプトを駆使した事例研究の手法で、そのような草の根の累積的な営みを描きだす。共同社会は、人間個人が集うだけでは自然発生しない。本書が明らかにするように、イゲンベ農村における共同的な意図は、個人主義を排除する地域固有の人間観と社会制度を土台に、世代交代を果たした者たちによるリーダーシップに導かれる。これは、書き手側の枠組みに適した事例を適した箇所で選択的・断片的に引用する手法を排除し、事例自体がおのずと語るような経験的記述に徹するなかで見えてきた、イゲンベ特有の社会過程である。標題中のFeathersは、イゲンベ地方の諺に登場するアフリカサンコウチョウの「羽」に由来し、地域社会において人びとが価値をおく様々な地上の事物(自然環境、作物、家畜、在来知)そして人間を指示する。Hornsはクランならびに年齢組がそれぞれに保持する「角」に由来し、共同的な意図が顕在化する場としての社会組織を象徴する。Guardiansは、以上の「羽」と「角」を抱く守護者、すなわち本書に登場するイゲンベの人びとを意味する。本書が描くように、イゲンベの人びとは待つことを知る。待つこととは座して何もせずにいることではない。人びとは、長期にわたる個人の成長と社会環境の変化を経て、当初は合意による解決が困難だった村落内部の対立を、時間をかけて乗り越えていく。地域固有の時間世界と社会構造、国家統治の制度、グローバルな換金作物経済のはざまに生きる現代アフリカ農耕民の実像を描き出す。(単著 Feathers, Horns and Guardians 概要説明)
研究キーワード
法人類学、アフリカ法、リーガルプルーラリズム、オルタナティブ・ジャスティス
研究紹介
詳細情報
2024 Feathers, Horns and Guardians: A Study of Social Transition in an African Community. Kyoto University Press and Trans Pacific Press.
2019『人を知る法、待つことを知る正義:東アフリカ農村からの法人類学』勁草書房。
受賞 日本法社会学会第21回学会奨励賞(著書部門)
受賞 2020年度アジア法学会賞(研究奨励賞)
書評 週刊読書人 2020年2月7日号(評者 吉井千周氏)
書評 図書新聞 2020年4月25日号(評者 高野さやか氏)
書評 アフリカレポート 59巻(評者 網中昭世氏)
書評 法社会学 87号(評者 久保秀雄氏)
書評 アフリカ研究 101号(評者 阿部利洋氏)
書評 NPOアフリックアフリカ「おすすめアフリカ本」(評者 大石高典氏)
書評 比較民俗研究 37号(朴美子氏)
紹介 法律時報 2020年12月号(特集・学界回顧2020)
【編著】
2020 Njuguna Gichere, Stephen Mugambi Mwithimbu and Shin-ichiro Ishida eds., Family dynamics and memories in Kenyan villages. National Museums of Kenya.
2019 松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・橋本栄莉・大石高典編『アフリカで学ぶ文化人類学:民族誌がひらく世界』昭和堂。
2016 Njuguna Gichere, Stephen Mugambi Mwithimbu and Shin-ichiro Ishida eds., The indigenous knowledge of the Amiirru of Kenya. University of Nairobi Press.
2015 角田猛之、ヴェルナー・メンスキー、森正美、石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2014 Njuguna Gichere, Stephen Mugambi Mwithimbu and Shin-ichiro Ishida eds., Culture in peace and conflict resolution within communities of Central Kenya. National Museums of Kenya.
2012 牟田和恵・平沢安政・石田慎一郎編『競合するジャスティス:ローカリティ・伝統・ジェンダー』大阪大学出版会。
2011 石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス:新しい〈法と社会〉への批判的考察』大阪大学出版会。
2009 角田猛之・石田慎一郎編『グローバル世界の法文化:法学・人類学からのアプローチ』福村出版。
2008 松園万亀雄・縄田浩志・石田慎一郎編『アフリカの人間開発:実践と文化人類学』明石書店。
2007(first edition), 2008(second edition) Njuguna Gichere and Shin-ichiro Ishida eds., The indigenous knowledge of the Ameru of Kenya. Meru Museum.
【論文】
2023 "Anthropology, indigenous methodology, and the restatement of African laws: lessons from research collaborations in Kenya," Legal Pluralism and Critical Social Analysis 55(3): 321–338. (https://doi.org/10.1080/27706869.2023.2286662)
2023「问答:法律人类学的传统」『法律和社会科学』20巻1号。
2023「裁判官の熟慮と直感:アフリカ民族誌の比較視点」『現代思想』2023年8月号。
2022「きりはなす法とつなぐ法への時間と願望:African litigiousnessと民族誌の新しい比較から」『法社会学』88号。
2021「カニェリは真に抱いた者のために舞う:ケニア中央高地イゲンベ地方の名前と歴史意識」馬場淳・平田晶子・森昭子・小西公大 編『萌える人類学者』東京外国語大学出版会。
2021「食の偏在」野林厚志編『世界の食文化百科事典』丸善出版。
2021「私の研究:待つことを知る正義」『手から手へ』(都立大労組)2878号(新年号)。
2020 "Name-sharing among the Igembe: The Kimiiru texture of personhood in a village community," In Njuguna Gichere, Stephen Mugambi Mwithimbu and Shin-ichiro Ishida eds., Family dynamics and memories in Kenyan villages. National Museums of Kenya, pp. 57-76.
2019「待つことを知る社会の正義:東アフリカ民族誌からのオルタナティブ・ジャスティス論」細谷広美・佐藤義明編『グローバル化する〈正義〉の人類学:国際社会における法形成とローカリティ』昭和堂。
2018「法と人間」桑山敬己・綾部真雄編『詳論 文化人類学』ミネルヴァ書房。
2018 "For a man who never dies and who eats his own: Revival of clan in local communities of the Igembe in Kenya," The journal of social sciences and humanitieas (Social anthropology 11) 『人文学報』(社会人類学11)
2017 "Homicide compensation in an Igembe community in Kenya, 2001-2015: Fifteen years of clan making in a local context," African study monographs, 38 (4): 173-220.
2017 "Formal and substantive reasoning about marriage in Kenyan legal pluralism: A three-dichotomy analysis," The journal of social sciences and humanities (Social anthropology 10) 『人文学報』(社会人類学10)
2016「千葉法学における法主体・固有法・法文化の概念」『アジア法研究』(アジア法学会誌)2015(第9号): 63-74
2016「ケニア中央高地イゲンベ地方の紛争処理における平等主義と非人格性」松田素二・平野美佐編『紛争をおさめる文化:不完全性とブリコラージュの実践』京都大学学術出版会。
2016「グシイの離婚訴訟:1997年ならびに1998年の事例を中心に」『人文学報』512(2)(社会人類学9): 37-57。
2015「序論」(角田猛之と共著)角田猛之、ヴェルナー・メンスキー、森正美、石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015「千葉理論からChiba Theoriesへ:多元的法体制論を語りなおす」角田猛之、ヴェルナー・メンスキー、森正美、石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 "Repaying mortgages to build more houses: A key to the successs of Habitat for Humanity’s Project in Kenya," The journal of social sciences and humanities (Social anthropology 8) 『人文学報』(社会人類学8): 65-87.
2014 "Egalitarian conflict management among the Igembe of Kenya," African study monographs, supplementary issue 50 (Conflict Resolution and Coexistence: Realizing African Potentials) , pp.73-102.
2014「ケニア中央高地のミラー:イゲンベ地方における嗜好品産業の動員力」落合雄彦編『アフリカ・ドラッグ考:交錯する生産・取引・乱用・文化・統制』晃洋書房。
2014「コラプションの人類学:若干の覚え書き」(吉元菜々子と共著)『人文学報』483(社会人類学分野7):43-49.
2013「アフリカの墓」土生田純之編『事典 墓の考古学』吉川弘文館。
2012 "A confluence of alternatives: The merging of Mennonites and peace projects in Kenya," in Nanami Suzuki ed., Senri ethnological studies 79: 63-79.
2012「競合する/しないジャスティス:どこにもありどこにもない」牟田和恵・平沢安政・石田慎一郎編『競合するジャスティス:ローカリティ・伝統・ジェンダー』大阪大学出版会。
2011「グローバル経済と食環境の変化」河合利光編『世界の食に学ぶ:国際化の比較食文化論』時潮社。
2011「訳者解説」(角田猛之・市原靖久と共著)ローレンス・ローゼン著、角田猛之・石田慎一郎監訳『文化としての法:人類学・法学からの誘い』福村出版。
2011「序論 オルタナティブ・ジャスティスとは何か」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011「ケニア中央高地における兄弟分の役割:当事者対抗にかわる紛争処理はいかに補強されるか」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011「呼応するオルタナティブ:ケニアにおける平和事業とメノナイトの合流」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011「差別」「戦争と平和」綾部真雄編『私と世界:6つのテーマと12の視点』メディア総合研究所。
2010 "Legal pluralism and human rights in a Kenyan court," in Manfred Hinz ed., In search of justice and peace: Traditional and informal justice systems in Africa, Windhoek, Namibia Scientific Society.
2010「移行期社会におけるオルタナティブ・ジャスティス:真実委員会と修復的司法」(河村有教と共著)『コンフリクトの人文学』2号。
2010「政治犯罪・集団暴力に対する修復的アプローチをめぐる総合的検討」(河村有教、加藤敦典、久保秀雄、高野さやか、馬場淳、クラウディア・イトゥアルテ=リマと共著)『コンフリクトの人文学』2号。
2010「身分契約の人類学:人と人との絆を律する法」仲正昌樹編『近代法とその限界』御茶の水書房。
2009 "Living law or zombie law? The place of customary law in Asian and African legal pluralism," Nomos 24.
2009「法文化研究における社会人類学者の役割:アフリカ慣習法の柔軟性と確定性をめぐって」角田猛之・石田慎一郎編『グローバル世界の法文化:法学・人類学からのアプローチ』福村出版。
2009「ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)におけるアジア・アフリカ法研究及び教育の動向:ヴェルナー・メンスキー教授との交流を中心に」(河村有教と共著)『コンフリクトの人文学』1号。
2008 "The indigenous law of the Igembe of Kenya," In Masaru Miyamoto and Judeth John Baptist eds., Legal culture in South-East Asia and East Africa, Kota Kinabalu: Sabah Museum, pp.145-239.
2008「ケニア中央高地ニャンベネ地方における国際開発NGO:ハビタット・フォー・ヒューマニティによる住宅建設支援とローン返済の現状」松園万亀雄・縄田浩志・石田慎一郎編『アフリカの人間開発:実践と文化人類学』明石書店。
2008「ケニアの民間開発」『季刊民族学』123:44-59。
2007「ADRとメノナイト:アジア・アフリカにおける多元的法体制の新しい展開」『法律時報』79(12):120-126。
2006「制裁の語りにおける合意のインプリケーション:イゲンベ農村の義兄弟関係とその社会的機能」『法社会学』65:54-66。
2006「紛争過程分析における千葉理論の所在:法規則・法前提のダイコトミーをめぐる方法論的提言」『法社会学』64:200-224。
2005「食べる、祈る、誓う:アフリカ探検記における血盟の宴」渡邊欣雄編『世界の宴会』勉誠出版。
2003「寄合のしごと:ケニアにおける首長と長老の紛争処理」宮本 勝編『〈もめごと〉を処理する』雄山閣。
2003「イゲンベ社会におけるギチアロ関係の過去と現在:血盟概念による歴史叙述をめぐる方法論的検討」『アジア・アフリカ言語文化研究』66:117-143。
2003「民間の紛争処理における技術移転と地域文化:パプアニューギニアにおけるレデラック理論の応用をめぐる一考察」『法社会学』59:193-208。
2002「慣習婚は如何にして想起されるか:ケニア・グシイ社会における埋葬訴訟記録の分析」『民族学研究』67(2):137-157。
2002「戦争の復活と伝承の記述:パプアニューギニア、エンガ州における平和研究の系譜」『社会人類学年報』28号。
1998「ネモンゴの力:パプアニューギニア、エンガ社会の多元的法体制における実践の諸相」『南方文化』25:75-98。
【翻訳】
2021 ギリッシュ・ダスワニ著、石田慎一郎・河野正治訳「「ゴッド・イズ・グッド」:ガーナにおける汚職とそのペンテコステ派教会による見せかけ」『人文学報』517-2号(社会人類学分野14)。
2017 ジュグナ・ギチェレ著、石田慎一郎・板久梓織訳「ローカルな知識による環境保全と社会経済開発の試み:ケニア・メル地方ギートゥネ・フォレストの事例から」『ノモス』41号。
2016 ブライアン・Z・タマナハ著、石田慎一郎・村上武則訳「開発における法の支配とリーガルプルーラリズム」『ノモス』39号。
2015 ヴェルナー・メンスキー著、石田慎一郎訳「はしがき」角田猛之、ヴェルナー・メンスキー、森正美、石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 クレヴァー・マパウレ著、石田慎一郎訳「アフリカの千葉正士:アフリカ法の文脈における千葉法学の重要性」角田猛之、ヴェルナー・メンスキー、森正美、石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2012 ヴェルナー・メンスキー著、石田慎一郎訳「イギリスの裁判所におけるイスラーム法:法の多元性をめぐる無知と無視について」『マイノリティ研究』6号。
2011 ローレンス・ローゼン著、角田猛之・石田慎一郎監訳『文化としての法:人類学・法学からの誘い』福村出版。
2011 ステファン・パーメンティア著、石田慎一郎・河村有教訳「政治犯罪に修復的司法は可能か:南アフリカの教訓」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011 クラウディア・イトゥアルテ・リマ著、石田慎一郎・山田亨訳「環境正義と知的財産権:ペルーにおける地域に根ざした法の創造」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2010 アフメト・ヌリ・ユルドゥセフ著、石田慎一郎・池田昭光訳「中東とヨーロッパ国際社会:相互関係の歴史的展開」『ノモス』26。
2010 ステファン・パーメンティア著、石田慎一郎・河村有教訳「集団暴力後のグローバル・ジャスティス:政治犯罪における国際刑事裁判所の役割」『コンフリクトの人文学』2号。
【書評・文献紹介】
2022 千葉正士全集編集委員会編・大塚滋編集『人間と法――法主体の探究』(千葉正士全集通巻1[第1集第1巻])『社会人類学年報』48。
2022 アラン・シュピオ著『労働法批判』〔書評文タイトル「法の欠如と過剰はいずれも労働者の人間的生を脅かす――社会分断に抗する法の条件」『図書新聞』3570。
2022 太田至『交渉に生を賭ける:東アフリカ牧畜民の生活世界』『アフリカ研究』101。
2021 Book Review: Adam Ashforth, The trials of Mrs. K.: Seeking justice in a world with witches『社会人類学年報』47号。
2021 清水展・飯嶋秀治編『自前の思想:時代と社会に応答するフィールドワーク』『文化人類学』86(2)。
2021 杉島敬志編『コミュニケーション的存在論の人類学』『文化人類学』85(4)。
2020 Book Review: Kaius Tuori, Lawyers and savages: Ancient history and legal realism in the making of legal anthropology.『社会人類学年報』46号。
2020 アルジュン・アパドゥライ『不確実性の人類学:デリバティブ金融時代の言語の失敗』〔書評文タイトル「悪いのは不確実性それ自体ではない:デリバティブ取引の遡行的遂行性とその顛末」〕『図書新聞』3460号。
2020 「法人類学のパッシオネス:『人を知る法、待つことを知る正義』刊行後に考えたこと」けいそうビブリオフィル2020年6月29日公開。
2019 アラン・シュピオ『フィラデルフィアの精神:グローバル市場に立ち向かう社会正義』〔書評文タイトル「労働は商品ではない:法は人間の人間的生について何事かを語る」〕『図書新聞』3429号。
2019 Book Review: Olaf Zenker and Markus Virgil Hoehne eds., The state and the paradox of customary law in Africa.『社会人類学年報』45号。
2018 Book Review: Mark Goodale, Anthropology and Law.『社会人類学年報』44号。
2018 アラン・シュピオ『法的人間 ホモ・ジュリディクス:法の人類学的機能』〔書評文タイトル「超人間的法を求める社会そして人間への警告:人間化する技術としての法をとりもどす」〕『図書新聞』3363号。
2018 徳永賢治『南島法と多元的法体制』『法社会学』84号。
2017 Book Review: Fernanda Pirie, The Anthropology of Law.『社会人類学年報』43号。
2017 小馬徹『「統治者なき社会」と統治:キプシギス民族の近代と前近代を中心に」『神奈川大学評論』87号。
2015 千葉正士『法文化への夢』角田猛之、ヴェルナー・メンスキー、森正美、石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 Masaji Chiba, Asian Indigenous Law: In Interaction with Received Law, ヴェルナー・メンスキー・角田猛之・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 千葉正士『現代・法人類学』ヴェルナー・メンスキー・角田猛之・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2014 浜本満『信念の呪縛:ケニア海岸地方ドゥルマ社会における妖術の民族誌』、『図書新聞』3158号。
2013 Katherine Luongo, Witchcraft and Colonial Rule in Kenya, 1900-1955, 『アジア経済』LIV(3)。
2012 Annelise Riles, Collateral Knowledge: Legal Reasoning in the Global Financial Markets, 『仲裁とADR』7号。
2010 阿部利洋『紛争後社会と向き合う:南アフリカ真実和解委員会』、『コンフリクトの人文学』2号。
2010 Nneoma V. Nwogu, Shaping Truth, Reshaping Justice: Sectarian Politics and the Nigerian Truth Commission, 『コンフリクトの人文学』2号。
2008 James M. Donovan, Legal Anthropology: An Introduction, 『コンフリクトの人文学』1号。
2008 Werner Menski, Comparative Law in a Global Context, 『社会人類学年報』34号。
2008 阿部年晴・小田亮・近藤英俊編『呪術化するモダニティ:現代アフリカの宗教的実践から』、『アフリカ研究』72号。
2004 ローウィ、ロバート・H『国家の起源』、小松和彦ほか編『文化人類学文献事典』弘文堂。
【国際学会発表】
2015 American Anthropological Association, the 114th annual meeting, Denver.
2013 African Potentials 2013: International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence, Kyoto University
2013 IUAES (International Union of Anthropological and Ethnological Science), 17th World Congress, 2013, Manchester
2012 Law and Society Association, Annual Meeting 2012, Hawaii
2010 International Society for Criminology, 16th World Congress, 2010, Kobe
2008 Law and Society Association, Annual Meeting 2008, Montreal
そのほか、大阪大学、関西大学、中央民族大学(中国)、SOAS, University of London(イギリス)、Metropolitan State University of Denver(アメリカ)などでの国際会議にて発表
2020年度アジア法学会賞(研究奨励賞)
・日本法社会学会(会員2001-、査読者2008-2011期)
・東京都立大学社会人類学会(会員1998-)
・日本オセアニア学会(会員1997-)
・日本アフリカ学会(会員1999-)
・アジア法学会(会員2016-)
・Law and Society Association(会員2003-)
・国際人類学民族科学連合(会員2013-)
・大阪大学グローバルCOEプログラム『コンフリクトの人文学国際研究教育拠点』コンフリクトの人文学編集委員(2007-2009)
・園田学園女子大学生涯学習センター非常勤講師「多文化共生論」ほか(2006-2008)
・JICA研修「アセアン地域海上安全保安能力強化」コース(海上保安大学校)「法人類学」(2009-2012)
・東洋大学生命科学部非常勤講師「文化人類学入門」(2010-2011)
・中央大学総合政策学部非常勤講師「法人類学」(2011、2015)
・成蹊大学文学部非常勤講師「社会人類学特講」(2011-)
・慶應義塾大学文学部非常勤講師「人間科学特殊(法人類学)」(2015-2017)
・神奈川大学人間科学部非常勤講師「異文化社会論[アフリカ]」(2015、2019-)
・東北大学文学部・文学研究科非常勤講師(文化人類学各論:集中講義)(2020年9月)
・神戸大学国際人間科学部・国際文化学研究科非常勤講師「現代社会人類学」「異文化関係論演習」(集中講義)(2023年2月、3月)
・放送大学客員准教授(2016-2018)
・文部科学省研究振興局学術調査官(2016.8-2018.7)
- 社会人類学特殊講義
- 社会人類学演習Ⅰ
- 社会人類学特殊講義
- 社会人類学演習Ⅰ
- 博物館実習Ⅰ
- 博物館実習Ⅰ
- 社会人類学第一研究演習Ⅱ
- 社会人類学第一特論演習Ⅱ
- 学外実習
- 学外実習
- 修士論文指導(社人)
- 修士論文指導(社人)
- 博士論文指導(社人)
- 博士論文指導(社人)
- フィールドワークからみる現代世界
- 文化人類学B
- 組織再編前旧課程の同時開講科目等が含まれており、掲載されている全ての科目を開講するわけではありません。
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