平成30年度 東京都立大学の組織再編について
本学が有する教育・研究資源の集約及び先端分野の強化を図り、新たな時代要請に応える組織体制に再編成することを構想しました。
本学の開学から10年余りが経過しましたが、その間、情報社会の急速な発展や少子高齢化、大規模災害リスクの増大など、社会を取り巻く環境は大きく変化し、高度化・複雑化した新たな課題を生み出しています。こうした状況の中、大学にはこれまで以上に高度な教育研究資源を結集し、課題解決に資する教育・研究を行うことが求められています。
そこで本学は、本学が有する教育研究資源の集約及び先端分野の強化を図り、新たな時代要請に応える組織体制に再編成することを構想しました。
再編成のポイント
工学分野の再編・統合
急速な技術革新の進展に対応するため、都市教養学部に置かれている電気・機械に関する基礎的な工学分野と、システムデザイン学部に置かれている応用・総合的な工学分野とを統合し再編成します。特に、社会・産業からの需要が著しく増加している情報系分野や機械系の生命分野を強化します。
都市政策科学分野を再構築
都市教養学部と大学院都市環境科学研究科に置かれている都市政策科学分野については、高度化する都市の課題への対応力を強化するため再構築し、それぞれの強みを生かして、文理融合の教育・研究を更に広く展開していきます。
都市教養学部を4学部に再編
都市教養学部の他の分野については、教育・研究の内容や育成する人材像がよりわかりやすく伝わるよう、人文社会学部、法学部、経済経営学部、理学部の4つの学部に再編成します。
大学院を再編
大学院については、新たな学部構成に合わせて再編成するとともに、高度な専門性と幅広い知識を併せ持つ人材を育成するため、分野横断プログラムを導入します。分野横断プログラムについてはこちらをご参照ください。
再編後(平成30年度~)の学部構成
| 人 文 社 会 学 部 |
人間社会学科 | (110名) | |
|---|---|---|---|
| 人文学科 | (90名) | ||
| 法 学 部 |
法学科 | (200名) | |
| 法律学コース | |||
| 政治学コース | |||
| 経 済 経 営 学 部 |
経済経営学科 | (200名) | |
| 経済学コース | |||
| 経営学コース | |||
| 理 学 部 |
数理科学科 | (45名) | |
| 物理学科 | (47名) | ||
| 化学科 | (48名) | ||
| 生命科学科 | (60名) | ||
| 都 市 環 境 学 部 |
地理環境学科 | (30名) | |
| 都市基盤環境学科 | (50名) | ||
| 建築学科 | (50名) | ||
| 環境応用化学科 | (60名) | ||
| 観光科学科 | (30名) | ||
| 都市政策科学科 | (35名) | ||
| シ ス テ ム デ ザ イ ン 学 部 |
情報科学科 | (50名) | |
| 電子情報システム工学科 | (85名) | ||
| 情報システムコース | |||
| 電気通信システムコース | |||
| 機械システム工学科 | (90名) | ||
| 知能機械コース | |||
| 生体機械コース | |||
| 航空宇宙システム工学科 | (45名) | ||
| インダストリアルアート学科 | (50名) | ||
| 健 康 福 祉 学 部 |
看護学科 | (80名) | |
| 理学療法学科 | (35名) | ||
| 作業療法学科 | (40名) | ||
| 放射線学科 | (40名) | ||
| 入学定員 計 | 1,570名 | ||
現在の学部構成
| 都 市 教 養 学 部 |
都市教養学科 | ||
|---|---|---|---|
| 人文・社会系(200名) | |||
| 社会学コース | |||
| 心理学・教育学コース | |||
| 国際文化コース | |||
| 法学系(200名) | |||
| 法律学コース | |||
| 政治学コース | |||
| 経営学系(240名) | |||
| 経営学コース | |||
| 経済学コース | |||
| 理工学系 | |||
| 数理科学コース(40名) | |||
| 物理学コース(45名) | |||
| 化学コース(45名) | |||
| 生命科学コース(50名) | |||
| 電気電子工学コース(40名) | |||
| 機械工学コース(40名) | |||
| 都市政策コース(2年次進級時に選択可) | |||
| 都 市 環 境 学 部 |
都市環境学科 | ||
| 地理環境コース(30名) | |||
| 都市基盤環境コース(50名) | |||
| 建築都市コース(60名) | |||
| 分子応用化学コース(60名) | |||
| 自然・文化ツーリズムコース(3年次進級時に選択可) | |||
| シ ス テ ム デ ザ イ ン 学 部 |
システムデザイン学科 | ||
| 知能機械システムコース(60名) | |||
| 情報通信システムコース(50名) | |||
| 航空宇宙システム工学コース(50名) | |||
| 経営システムデザインコース(50名) | |||
| インダストリアルアートコース(60名) | |||
| 健 康 福 祉 学 部 |
看護学科(80名) | ||
| 理学療法学科(40名) | |||
| 作業療法学科(40名) | |||
| 放射線学科(40名) | |||
| 入学定員 計 1,570名 | |||
再編後(平成30年度~)の大学院構成
| 博士前期 | 博士後期 | |||
| 人 文 科 学 研 究 科 |
社会行動学専攻 | (14名) | (10名) | |
|---|---|---|---|---|
| 人間科学専攻 | (17名) | (6名) | ||
| 文化基礎論専攻 | (13名) | (5名) | ||
| 文化関係論専攻 | (5名) | (4名) | ||
| 法 学 政 治 学 研 究 科 |
法学政治学専攻 | |||
| 法律学分野/政治学分野 | (6名) | (4名) | ||
| 法曹養成専攻(法科大学院) | (52名) | ― | ||
| 経 営 学 研 究 科 |
経営学専攻 | (50名) | (5名) | |
| 経営学プログラム | ||||
| 経済学プログラム | ||||
| ファイナンスプログラム | ||||
| 理 学 研 究 科 |
数理科学専攻 | (25名) | (8名) | |
| 物理学専攻 | (35名) | (10名) | ||
| 化学専攻 | (35名) | (9名) | ||
| 生命科学専攻 | (40名) | (16名) | ||
| 生命科学領域 | ||||
| 応用生命科学領域 | ||||
| 都 市 環 境 科 学 研 究 科 |
都市環境科学専攻 | |||
| 地理環境学域 | (15名) | (5名) | ||
| 都市基盤環境学域 | (35名) | (4名) | ||
| 建築学域 | (35名) | (4名) | ||
| 環境応用化学域 | (50名) | (6名) | ||
| 観光科学域 | (15名) | (5名) | ||
| 都市政策科学域 | (15名) | (5名) | ||
| シ ス テ ム デ ザ イ ン 研 究 科 |
システムデザイン専攻 | |||
| 情報科学域 | (35名) | (6名) | ||
| 電子情報システム工学域 | (60名) | (6名) | ||
| 機械システム工学域 | (65名) | (6名) | ||
| 航空宇宙システム工学域 | (30名) | (4名) | ||
| インダストリアルアート学域 | (25名) | (4名) | ||
| 人 間 健 康 科 学 研 究 科 |
人間健康科学専攻 | |||
| 看護科学域 | (10名) | (4名) | ||
| 理学療法科学域 | (17名) | (5名) | ||
| 作業療法科学域 | (10名) | (4名) | ||
| 放射線科学域 | (21名) | (6名) | ||
| フロンティアヘルスサイエンス学域 | (4名) | (2名) | ||
| ヘルスプロモーションサイエンス学域 | (8名) | (4名) | ||
| 入学定員 計 | 742名 | 157名 | ||
| ※( )は各募集単位の入学定員 | ||||
- 平成30年度以降に入学した方が再編後の学部・研究科に所属します。平成29年度以前に入学した方は卒業・修了まで現在の学部・研究科に所属します。