2019年10月19日(土) 飯田橋キャンパスで宇宙理学研究センター「激動する宇宙の謎に迫る」第1回を開講しました。
この講座は、宇宙の謎の解明に迫る最先端の研究成果を4回シリーズで紹介していきます。
第1回目は、大橋隆哉 特任教授による「ブラックホールとダークマターを探る」でした。
高校生を含む約50名の受講生が参加しました。
大橋特任教授から、これまでのX線天文衛星による宇宙でのX線観測によって、ブラックホールの観測ができることや銀河団の観測からダークマターの質量を導き出せることなどの話がありました。最後に、2016年2月17日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、3月26日に通信異常となり観測を断念した「ひとみ」衛星によって観測された、最新の成果をお話しいただきました。現在、「ひとみ」の後継衛星の計画が進んでいるそうで、「新たな宇宙の姿を明らかにすることが期待できるので、また最新の成果が出たら皆さんにお話ししたい。」と講座を締めくくりました。終了後の質疑応答では、鋭い質問も飛び出しました。
講座の様子 |
大橋隆哉 特任教授 |
今後3回の講座が予定されており、高校生は無料で1回からでも参加できます。まだまだ募集を行っていますので、是非この機会に、大学の学びを体験してみませんか。
10月26日(土)「現代物理学の宇宙観 宇宙を構成する物質とエネルギー」
11月2日(土)「消えた反物質の謎を探る」
11月9日(土)「実験室宇宙物理学 太陽風電荷交換と中性子星合体の理解のために」
申込URL https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/1931G101/
TMU研究センターシリーズ
首都大学東京の研究は、人文・社会・自然科学の各分野で高い水準にあり、それぞれの専門領域で優れた実績を挙げています。これらを有機的に結び、世界最高峰の研究拠点を目指すのが研究センターです。現在16のセンターを設置し、学内外に研究成果を発信しています。
オープンユニバーシティでは、TMU研究センターシリーズ「科学が開く未来への扉」と題して、最先端の研究成果を紹介していきます。なお、高校生は無料で会員でなくてもお申込みいただけます。
第2弾 気候学国際研究センター「アジアの気候変動と人間」
11月30日、12月7、14、21日(土)13:00~14:30
詳細はPDFファイル(295KB)をご覧ください。
申込URL(会員) https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/1931G102/
申込URL(高校生) https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/1931G103/