法学系森肇志教授の著書『自衛権の基層』が安達峰一郎記念賞を受賞しました。

お知らせ

法学系法律学コース森肇志教授の著書『自衛権の基層 国連憲章に至る歴史的展開』(東京大学出版会・2009)が第42回安達峰一郎記念賞(安達峰一郎記念財団)を受賞しました。

参考

安達峰一郎記念財団について

この法人は、元国際司法裁判所所長故安達峰一郎博士の業績に関する資料を記念保存し、故博士がその生涯を捧げられた国際親善と世界の平和に深い関心をもつ人々の交歓の場をつくり、あわせて後世有為の人材を養成するために、学生による国際文化の交流および内外留学生の援護をほかり、もって国際社会の親善向上発展を目的とする。(寄付行為第2条)

安達峰一郎記念賞について

本財団は、清廉を旨とせられ、余世を社会のために尽そうという鏡子未亡人の念願から設立されたのでありますが、未亡人はかねてから国際社会に貢献する人材の養成にも熱心でありましたので、昭和40年(1965)に「安達峰一部記念奨学金」の制度を設けました。対象は、主として国際公法を専攻する大学院学生および助手と定め、有為な研究を助成して来ましたが、博士生誕百年の昭和43年(1968)からは、各年の国際法に関する優れた研究業績に対して「安達峰一郎記念賞」を贈ることにしました。

この記念賞は、国際法の研究を奨励助長する目的から、年令45才以下の研究者、またはそのグループを受賞資格とし、わが国国際法学の権威者からそれぞれ推せんを受けた候補者について、本財団の委嘱する委員会の選考を経てきめられることとなっており[ます]。

※以上は、浮村直光(編)『世界の良心安達峰一郎博士 生誕百年・その生涯と足跡』(安達峰一郎記念館・1969)108頁より。

東京大学出版会の書籍紹介

http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-036135-4.html