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広く深い研究で得た化学的視点で環境問題に挑む

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都市環境学部 環境応用化学科 4年
埼玉県立川越高等学校 出身

Q1.都立大を選んだ理由、また在籍学科・コースを志望した動機や理由を教えてください。

高校時代から化学に興味があり、なおかつ環境問題についても学びたいと考えていました。都立大の環境応用化学科は、化学に対して幅広い視点を持つことができ、環境についても専門的な知識を身に付けられると考えて志望しました。

また、都立大は総合大学なので文系理系を問わず様々な考えを持った学生と交流できることも魅力的なポイントでした。

Q2.所属する学科の専門教育科目のうち、おすすめの授業を教えてください。

環境応用化学ゼミナールⅠ・Ⅱ

この授業では各々の研究分野に関する最先端の論文や自身の研究の進捗状況を紹介し、議論を交わします。研究室の先生だけでなく外部の先生方も交えて話し合うことで、研究に関する知識を深く身に付けることができます。また、論文を紹介することで研究をする上での視野を広げるきっかけになるため、非常に充実した時間を過ごすことができます。

発表や報告は全て英語のスライドを用いて行います。特に論文紹介は最先端の英語論文を自分でリサーチし、その解釈に至るまで一人で行うため、知識だけでなく英語力も身に付く点が魅力的だと思います。

また、私が所属する研究室には留学生も多く在籍しているので、ゼミを通して国際的視野を持つことができ、自分自身を成長させることができます。

Q3.将来の夢や目標を教えてください。

私は現在卒業研究のテーマとして、「誰でも簡単に高精度な測定を実施することができる次世代型のpHセンサー(溶液のアルカリ性や酸性の度合いを測定するためのツール)」の研究開発を行っています。特に近年、地球温暖化による海洋酸性化(海水中に二酸化炭素が溶け込み、もともと弱アルカリ性である海水が酸性に近付く現象。生態系への影響が危惧される。)が国際的な問題となっており、このようなpHセンサーを開発することで、その進行度を簡便かつ高精度に捉えることができるようになります。

今後は大学院に進学し、さらに専門的な知識を修得することで、様々な環境問題に対して化学的視点からアプローチしていきたいと考えています。

  • 登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時(2024年)のものです。