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机上だけでなく、実際に観察しながら学ぶ

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都市環境学部 地理環境学科3年
東京都立戸山高等学校 出身

Q1.都立大を選んだ理由、また在籍学科・コースを志望した動機や理由を教えてください。

小さなころから自然災害に関心があり、大学へ進学するにあたり地学・地理学を勉強したいと思っていました。都立大の都市環境学部は「都市」を中心とした研究が行われており、特に地理環境学科は地形・気候・環境・地理情報・人文地理など、文理の垣根を越えた様々な視点を持って学修できます。多角的に地理学を学ぶことができるという点が、私が地理環境学科を志望した大きなきっかけでした。

Q2.所属する学科の専門教育科目のうち、おすすめの授業を教えてください。

地理環境科学実習Ⅰ

地理環境学科では2年次の後期に4つの実習から最低2つを選択し、地理学の基本的な調査・分析手法を学びます。この地理環境科学実習I では、地形・地質学分野の中で特に空中写真判読、地層の観察・記載、地質図学、偏光・実体顕微鏡の取り扱いをはじめとする各種調査法等についての基本的な調査・分析手法を学び、その上で基礎的な野外調査や機器分析を実践します。

地理環境科学実習Ⅰは他の3つの実習と比較して、最もフィールドワークが多いことが魅力の1つです。実際に外に出て地形や地質を観察すると、机上ではわからなかったことが判明したり、新たな発見がたくさんあったりしました。また観察だけでなく、そこにある火山灰や砂礫を持ち帰り、その試料で分析を行うこともあります。今まで何気なく見ていた地面や山肌が、実は過去の日本の環境を表すものだとわかったときには、とてもワクワクしました。

Q3.将来の夢や目標を教えてください。

自然災害の防災や減災に貢献できる仕事をしたいです。災害は人間生活と深く関わりがありますが、それを引き起こす自然現象は未だはっきりと解明されていないものも多いです。「災害大国」といわれるこの国で少しでも被害を減らせるような取り組みを行っていきたいと思っています。また、大きな時間のスケールで見たときの日本の環境変化に関する研究もしたいと考えています。

  • 登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時(2023年)のものです。