Profile

都市環境学部 建築学科 4年
東京都立 国立高等学校 出身
Q1.都立大を選んだ理由、また在籍学科・コースを志望した動機や理由を教えてください。
自身の教養を広げ、深めるために、自分の専門以外の分野も幅広く学びたいと考えていたところ、都立大はそれが可能であることを知り、魅力に感じました。また、総合大学でありつつも少人数教育で手厚い指導が受けられることもポイントでした。建築学科を選んだ理由としては、技術職でありながらも、社会の問題やその建物を利用する人たちのことまで考えられるところが良いと感じたからです。
Q2.いま学んでいる授業について、教えてください。
建築デザインⅡ
意匠・構造・環境のグループに分かれ、各分野の専門の教員から指導を受け、施設を設計。実現したいコンセプトとデザインを3つの観点から掘り下げる授業です。
意匠グループは、デザインを突き詰めるとともに、その施設がもたらす社会的影響を考慮した上で、ソフト面まで考えます。構造グループは、デザインを構造面でいかに実現させるかを考えます。また、設計の手法を構造の視点からシステム化・合理化させ、より洗練された建物を設計します。環境グループは、機械的な空調や照明に頼るのではなく、建築自体のデザインを工夫することで利用者により快適な環境を提供することを目標とし、設計を行います。
このような授業を経て、建物の設計とは、様々な分野の視点を統合し、お互いの影響について考えた上で最適解を探していくことなのだとわかりました。これより前の授業はすべて意匠の観点に立ったものだったため、新鮮な切り口に思え、より実務的で学びが多かったと感じます。
Q3.将来の夢や目標を教えてください。
将来は人が少しでも幸せになれる手伝いができるような設計がしたいです。私は、環境が変わると人の行動が変わり、行動が変わると自分やまわりの人・ものとの関係が変わると信じています。ただ格好良いデザインを追い求めるのではなく、利用する人の体験、心情にまで寄り添った、人のための建築をつくっていきたいです。
- 登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時(2021年)のものです。