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いのちをとどける技術を臓器移植に-夢を形にする学び

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システムデザイン学部 機械システム工学科 生体機械コース 4年
さいたま市立浦和高校 出身

Q1.都立大を選んだ理由、また在籍学科・コースを志望した動機や理由を教えてください。

大学では、もともと興味があった人体に関することを学びたいと思っていました。都立大のパンフレットを読んだときに「生体機械コース」という文字を見つけ、カリキュラムも興味深かったので受験を決めました。

Q2.今、学んでいる授業について、教えてください。

生理流体工学

2年次に学修した流体力学の応用的な授業で、生体内の流れを流体工学の観点から学びます。実際に臨床で使われている機器や器具に触れるので、貴重な体験ができるところが魅力的です。また、印象的だったのが人工心臓について、実際に自分なりの人工心臓を考え、レポートを書いてプレゼンをするという回です。難しかったのですが、人工心臓の課題である、高額という点や小型化しにくいという点についてどう向き合うべきか考える機会になりましたし、ほかの学生の意見を多数聞けたことも大変興味深かったです。

Q3.将来の夢や目標を教えてください。

臓器移植ではドナー不足が日本だけでなく世界的な問題になっており、この問題を解決するため臓器の状態を良くする機械灌流法が注目されています。しかし、この方法では、実際にその臓器が移植に適しているかを判断する定量的な指標は確立されていません。そのため、私は移植に適した臓器の評価技術を確立することで、一つでも多くの臓器を移植を待っている患者さんに届けることがきるように貢献できればと思っています。

  • 登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時(2022年)のものです。