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「社会学調査法演習」-座学では得られない体験

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人文社会学部 人間社会学科 社会学教室 3年
山梨県立 甲府西高等学校 出身

Q1.都立大を選んだ理由、また在籍学科・コースを志望した動機や理由を教えてください。

私はもともと、日々変化する現代社会に興味があり、学問的に分析したいと考えていました。進路を考えた時、様々な情報の発信地である東京で社会学を学びたいと考え、都立大を志望しました。1年生の終わりにある教室選択では、迷わず社会学教室を志望しました。

Q2.今、学んでいる授業について、教えてください。

社会調査法演習

日本に住んでいる、海外出身の子どもたちを取り巻く状況について、座学と、実際に高校へ訪れて学習指導を行う実習を通して学んでいます。海外にルーツを持つ高校生たちの中には、日本語で文章を書いたり、自分の力だけで各教科の授業を理解したりするのがやや困難な子も多いのです。神奈川県では、NPOや教員経験者等の協力のもと、海外にルーツを持つ高校生たちを対象に、放課後に補習授業を実施しています。私は、「社会調査法演習」の調査実習の一貫としてそこに参加させていただき、日本語検定のテキストや各教科の宿題を一緒に行いました。新型コロナウイルスの感染が拡大している時期は、Zoomで同様の学習指導をしました。

学習支援を行う中で、彼らがどんなところにつまずくのか、どんなサポートを必要としているのか、具体的に考えられるようになりました。問いの考え方や答えの出し方を一生懸命生徒たちに説明し、理解してもらえたときはとても嬉しいです。実習での学びは、座学だけで得られる学びを大きく超えており、貴重な体験ができていると感じています。

Q3.将来の夢や目標を教えてください。

ホテル業界に興味があるので、将来はホテルスタッフとして働きたいと考えています。社会調査法演習での学習支援の実習を通じて、言語の壁を感じている人たちが、どんなところにつまずいて、どんなサポートが必要か具体的に考える力が身についたと思います。この力を活かして、多様なバックグラウンドを持つホテルのお客様それぞれに合ったサービスやサポートを考え、一人ひとりにとってベストなおもてなしができるホテルマンになりたいです。

  • 登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時(2021年)のものです。