9月8日から10日にくにびきメッセ(島根県松江市)で開催された2026年日本数理生物学会年会にて本学大学院理学研究科生命科学専攻の梅田栄作大学院生がポスター賞優秀賞を受賞しました。
日本数理生物学会は数理生物学懇談会(1989年設立)を前身として2003年に設立された、数理的手法を用いた生物学研究を推進するための学会です。「ポスター賞」は,若手研究者を奨励するために、年会での優秀なポスター発表を行った若手会員に贈呈されます。
■受賞学生
理学研究科生命科学専攻 博士後期課程2年 梅田栄作(受賞時2026年9月9日)
(指導教員 理学研究科生命科学専攻 立木佑弥准教授)
■受賞内容
「有限集団におけるPairwise Invasibility Plot の経験的構成: ササタケ類の生活史進化を例に」
本研究では、有限集団における進化の方向性を評価する新たな数理解析手法を開発しました。ある集団に生じた突然変異体が定着する確率を統計的に解析することで、従来は理論的な扱いが困難だった複雑な進化シミュレーションについて、進化の方向性や安定性を視覚的に予測・解釈できる枠組みを提案しました。さらに、この手法をササタケ類の生活史進化シミュレーションに適用し、その有効性を実証しました。
■受賞者のコメント
このたび日本数理生物学会ポスター賞優秀賞をいただくことができて、たいへん光栄に思います。本研究では複雑な個体間相互作用を含む数理モデルにおける解析手法を開発しました。専門性の高い内容をわかりやすく表現するために工夫する段階で、研究室の皆様、学外の研究仲間に大変支えられました。この場を借りて深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後もより良い研究ができるよう精進してまいります。


