東京都立大学オープンユニバーシティ秋期講座について
本学オープンユニバーシティでは、秋期講座の受講生を募集します。
高校生のための大学授業体験シリーズは、大学で教育・研究に携わる教員が、対面またはオンラインで講義します。オンライン講座ではいつでもどこでも学べるようzoomでのライブ配信とともに録画したものを見逃し配信として開講の翌営業日以降7日間実施します。
講座は、文系・理系問わずジャンルは多岐にわたりますので、興味・関心のある講座がありましたら是非お申込ください。
※ 現在、秋期講座の申込受付中です。
【オンラインスペシャル】
「日本の神話・物語」を読み解く
▽10月2・9・16・23日、11月13・27日、12月11・18日(金) 18:30〜20:00(全8回)
■講座コーディネーター 山田 康弘 東京都立大学人文社会学部 教授
現在、縄文・弥生時代の考古学は、大きな曲がり角に来ています。それは、従来の考古学的手法による研究成果が、近年新たに行われた理化学的な分析によって覆されてしまうことが多い点からも明らかです。今や、土器や石器などの人工物のみを取り扱う、純粋な考古学的手法のみで過去の実像に迫ることは、非常に難しくなっています。今後、縄文・弥生時代の研究が発展していくためには、従来の考古学的研究方法に加えて、人骨・動植物遺存体などの出土資料を主な対象として、年代測定や同位体分析、DNA分析などの自然科学的な手法を織り交ぜた総合的な研究である「統合生物考古学」的な視点が必要です。
今回のオープンユニバーシティ・オンラインスペシャルは、現在本学が中心となって進めている総合的な研究である「統合生物考古学(integrative bioarchaeology)」がどのような学問領域であるのか、ご紹介するものです。
いずれの講座も、現在学界の第一線で活躍されている方々に、それぞれの専門分野について、最先端のお話をしていただきます。新しい考古学の姿である「令和の考古学改新」を感じていただければと思います。
【秋期特別企画】日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ
東京都美術館 開館100周年記念展を楽しむ
▽12月1・8日(火)19:00〜20:30(全2回)
■担当講師
小林 明子 東京都美術館 調整担当係長 学芸員
中原 淳行 東京都美術館 学芸担当課長 学芸員
東京都美術館は日本で最初の公立美術館として、1926(大正15)年5月に開館しました。2026(令和8)年は、100周年の節目にあたります。現在、東京都美術館では、多くの来場者で賑わう特別展、多様な切り口をもった企画展、開館当初から続いている公募団体展、人と作品、人と人をつなげ、美術館が創造的な時間が生まれる場所であるよう活動に取り組んでいるアート・コミュニケーション事業など、さまざまな事業を行っています。
21世紀の社会は100年前とはその姿を大きく変え、テクノロジーは想像を超える発展を遂げました。それでも世界は多くの問題を抱え、人々の分断も後を絶ちません。物質的な豊かさだけでは幸福は保証されず、生きるうえでの確かな支えが問われています。
2012(平成24)年、東京都美術館は次のような使命を掲げました。
東京都美術館は、展覧会を鑑賞する、子供たちが訪れる、芸術家の卵が初めて出品する、障害のある方が何のためらいもなく来館できる、すべての人に開かれた「アートへの入口」となることを目指します。
新しい価値観に触れ、自己を見つめ、世界との絆が深まる「創造と共生の場=アート・コミュニティ」を築き、「生きる糧としてのアート」と出会う場とします。そして、人びとの「心のゆたかさの拠り所」となることを目指して活動していきます。
開館100周年に際しては、アートこそが「より良く生きる」ための確かな支えになる、というメッセージを発信しました。人間への信頼を育み、希望を灯し、困難な時代にも世界の可能性を示してくれる力がアートにはあると信じるからです。
アートは、これからの社会にとってますます不可欠な存在となるに違いありません。
本講座では、開館100周年記念事業のなかから、東京都美術館の歩みと、その使命にフォーカスをあてた展覧会の2つをご紹介します。
【高校生のための大学授業体験シリーズ】
「体験で学ぶ人工知能」 — 機械学習の仕組みとMediaPipeハンズオン —
▽10月22日(木)18:30〜20:00 (全1回)
■担当教員
下川原 英理 東京都立大学 システムデザイン学部 情報科学科 准教授
スマートフォンの顔認証、YouTubeやSpotifyの「あなたへのおすすめ」、自動翻訳、そしてChatGPT。気がつけば、私たちの毎日の暮らしのあらゆる場面に「AI(人工知能)」が入り込んでいます。しかし、その便利さの裏側で、AIが実際にどんな仕組みで動いているのか、立ち止まって考えたことはあるでしょうか?「なんとなくすごい技術」のままにせず、その正体を自分の目で確かめてみませんか。
授業は大きく3つのパートで構成されています。
プログラミング初心者でも大丈夫です。AIに少しでも興味のあるすべての高校生のご参加を、心よりお待ちしています!
※ハンズオンを体験希望の場合は、ノートPCまたはデスクトップPCからご参加ください(スマートフォン・タブレット不可)。Google ColabはGoogle Chromeでの動作を推奨します。ハンズオンでコードを保存・編集するにはGoogleアカウントが必要です。事前にご用意ください。
【高校生のための大学授業体験シリーズ】
身体の可能性をひらくパラスポーツ 障害をルールに変え、工夫と科学で広がる世界
▽10月29日(木)18:00〜19:30 (全1回)
■担当教員 信太 奈美 東京都立大学 健康福祉学部理学療法学科 准教授
パラスポーツは、障害による不自由さを乗り越えるスポーツではありません。その身体だからこそ生まれる工夫や戦略を楽しむスポーツです。本講座では、パラスポーツの魅力を入り口として、脳や身体が示す驚くべき適応能力、道具を身体の一部のように使いこなす技術、そしてその可能性を支えるスポーツ科学について紹介します。パラスポーツを通して、人間の身体が持つ可能性について考えてみましょう。
1.なぜパラスポーツは面白いのか
2.脳と身体はどこまで適応できるのか
3.道具は身体の一部になる
4.スポーツ科学が可能性を広げる
他にも多数、高校生が無料で受講可能な講座がございます。
あなたもぜひ大学の授業を体験してみてください!
高校生無料受講可能な秋期講座一覧
(オンライン講座)
・理系大学を満喫するための実践英語 ~理系大学を目指す(かもしれない)高校生のために~
・量子物質で拓く新たな科学技術
・私たちの多様性と学校・社会 性の多様性の話を中心に
・機械を賢く動かす仕組み ロボット・メカトロニクス入門
(対面講座)
・「問い」から始める数学探究のいろは ―必勝法のその先へ
・老化関連疾患に挑む ~医療機器研究の現場~
・『羅生門』を読む~良い人文探究とは何か~
・命を守る医療技術を体験!X線CTと3D画像処理
・水から見える地球の姿 -2005年のはなしとその後の研究の進展-
・牧野流 植物標本の作り方 “エモい”さく葉標本の世界
