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南大沢キャンパスの松木日向緑地が自然共生サイトに認定されました!

 2026年6月30日付けで東京都立大学南大沢キャンパスの松木日向緑地(マツギヒナタリョクチ)が、地域生物多様性増進法に基づく自然共生サイトに認定されました。また、7月29日にはさいたま新都心にある関東環境局にて認定証授与式が開催され、南大沢キャンパスを代表し東京都立大学管理部長が認定証を受け取りました。

 「自然共生サイト」は、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)が認定する制度です。

 2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)では、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。この枠組みでは、生物多様性の損失を止めて回復へ転じる「ネイチャーポジティブ」の実現に向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する「30by30目標」が掲げられています。

  日本では、この目標の達成に向けて環境省が2023年度から自然共生サイトの認定を開始し、さらに2025年4月には「地域生物多様性増進法」が施行され、制度が法制化されました。認定された区域は「OECM※」として国際データベースに登録されます。

 なお、今回は56か所が自然共生サイトとして新たに認定され、合計610か所となりました。

※Other Effective area-based Conservation Measures:

国立公園などの法的に設定された保護地域以外で、生物多様性を効果的にかつ長期的に保全する地域

<松木日向緑地の概要>

 自然共生サイトの認定を受けた「東京都立大学松木日向緑地」は、東京都八王子市南大沢1丁目に位置し、東西1,500m、南北400mに広がる面積43haの東京都立大学南大沢キャンパス敷地内の南東斜面に広がる13haの緑地帯となります。かつて、この地域では薪炭林として森林の定期的な伐採がおこなわれ、二次林としての雑木林が広い範囲で維持されてきました。コナラ、クヌギなどのブナ科の落葉樹が主体の緑地帯で、常緑樹のシラカシも主要な構成種であり、林床の下草など多くの草本が早春をいろどり林縁にはヤマブキなども咲く今日に残された貴重な自然となっています。

 1960~70年代かけて畑地が放棄され元畑林となり、その後地域一帯で多摩ニュータウン開発が進む一方で緑地保全も開発計画に盛り込まれ、開発前の地形をできるだけ残し住宅と緑が共存できる環境を維持してきました。1991年には東京都立大学が移転し、極力現況を保存し景観に配慮し、大学が有する自然科学研究の知識を有効に活用しながら適切に維持管理してきました。

 13haという広さの中には草地、落葉樹林、常緑樹林、湿地等のさまざまな環境が混在しており、カントウヨメナ等の草地・林縁の植物、コナラ等の落葉樹、シラカシ等の常緑樹、ミゾソバ等の湿地の植物、アケビ等のつる植物、ムラサキシキブ等の目立つ実のなる植物、フモトシダ等のシダ植物等の多数の植物が生息生育しています。また動物についてもホンドタヌキ等の哺乳類、ヤマアカガエル等の両生類、コジュケイ等の鳥類、ニホンカナヘビ等の爬虫類、ムラサキシジミ等の昆虫類等の多数が生息生育しています。

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<松木日向緑地の区域(赤枠内)>

 

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<松木日向緑地の外観、及び緑地内風景>

 

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左:環境省関東環境局長 右:東京都立大学管理部長

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<自然共生サイト認定証授与式>