2025年9月27日、人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域博士後期課程3年の原薗迪子さんが、日本スポーツ心理学会第52回学会⼤会優秀発表賞を受賞しました!
日本スポーツ心理学会は1973年に設立され、運動学習や制御、スポーツにおける心理的要因などのスポーツ心理学分野を中心に研究成果発表を行う学会です。優秀発表賞は、一般発表のうち、委員会によって選考された一般発表に与えられる賞です。
参考;日本スポーツ心理学会
■受賞内容
【演題名:VR環境下におけるキャッチ動作のタイミング特性と前庭感覚の関連】
この研究ではVR技術を活用して、捕球動作を遂行する際のボールが落下地点に到達する時間を予測することが、前庭感覚器官への電気刺激により変化するかを実験心理学的に検証しました。結果として、電気刺激によって身体全体のバランス能力は低下するが、タイミングの予測への影響は小さいという興味深い結果が得られました。
■受賞にあたってのコメント
素晴らしい賞を頂き大変光栄に思っております。この研究は基礎研究の段階ですが、将来的にはこの知見を応用させて、運動が不器用な人でも、体育や遊びへの積極的な参加を促せるような新しい支援方法につなげたいと考えております。今回このような形で研究を評価して頂いたことを励みに、一緒に研究をしているスタッフや先生方とこれからも研究活動に邁進してまいります。


