2024年9月17日、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)の2024年度戦略的創造研究推進事業(ACT-X)において、システムデザイン研究科情報科学域の中嶋一貴助教の研究課題が採択されました。
本事業は、我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、挑戦的な基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく創造的な革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を創出することを目的としています。ACT-Xとは、独創的・挑戦的なアイデアを持つ若手研究者の「個の確立」を支援するネットワーク型研究(個人型)です。(JST HPより抜粋)
■採択された研究課題
「確率的ブロックモデルに基づく高次コミュニティ構造の推定と可視化」
3人以上の個人の間の高次の相互作用を伴う社会構造をハイパーグラフにより表現し、密に相互作用し合う個人の集団、つまり高次コミュニティ構造を正確に推定および可視化する技術が求められています。本研究では、現実のハイパーグラフの構造的特徴を考慮して高次コミュニティ構造を推定する確率的ブロックモデルを開発し、推定した高次コミュニティ構造を正確に保存したままノードを低次元空間に埋め込む方法を開拓します。
■採択にあたってのコメント
この度、JSTの2024年度戦略的創造研究推進事業(ACT-X)に採択されたことを大変光栄に思います。
分野をリードする研究成果の創出を目指し、本研究に取り組んでまいります。
関連リンク
・国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)HP
・ACT-X2024年度新規研究課題について