2022年(1月~3月)のオンラインスペシャル講座「シティ・ポップから考える―都市・音楽・イメージ」が書籍になりました!
東京都立大学オープンユニバーシティは、社会にひらかれたもう一つの大学です。
都民や社会人の学習ニーズに応える生涯学習の拠点として、さらには地域社会の活性化を目指して、大学の持つ学術研究の成果を広く社会に還元するため講座を開設しています。
その中でも、オンラインスペシャル講座はオンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供しており、皆さまに好評をいただいています。
「シティ・ポップから考える―都市・音楽・イメージ」は2022年(1月~3月)のオンラインスペシャル講座として開講され、大きな話題となりました。
この度、講座ナビゲーターであった 日高良佑 先生(京都女子大学現代社会学部講師、当時は本学システムデザイン学部助教)が、本講座を書籍化し「シティ・ポップ文化論」として出版することになりました。装画は、8回シリーズの講座のうち1回分を担当したイラストレーターの江口寿史さんです。
書籍情報 (フィルムアート社ウェブサイトより一部抜粋)
『シティ・ポップ文化論』
日高良祐=編著
柴那典/加藤賢/宮沢章夫/川村恭子/輪島裕介/小泉恭子/大和田俊之/金悠進/楠見清※/江口寿史=著
出版社:フィルムアート社
出版日:2024年2月23日
目次等の詳細はフィルムアート社ウェブサイトでご覧いただけます。
※ 楠見 清(システムデザイン学部 インダストリアルアート学科准教授)
書籍化にあたりオープンユニバーシティからのコメント
オンラインスペシャル8回シリーズの企画をメンバーでブレストしていた際に、「日本の音楽文化、特に世界で話題になっているシティ・ポップを取り上げて、あらためてその魅力の背景を様々な視点から考察してみてはどうか」というアイデアが出たのが始まりです。
メディア研究(特にデジタルメディアのフォーマット)、ポピュラー音学研究を専門とする本学システムデザイン学部の日高良祐先生に講座全体のナビゲーターを依頼、同学部の楠見清先生も企画に参加。さらに、楠見先生の友人でイラストレーターの江口寿史氏も講師として登壇していただくことになりました。その他にも、誠に残念なことに2022年に逝去された音楽評論家で早稲田大学の教授であった宮沢章夫 先生など、錚々たる方々に登壇していただきました。
当企画は音楽ナタリー※でも紹介され、TOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」に日高先生がゲスト出演するなど話題になり、有料講座でしたが一般の方々から101人もの申し込みがございました。さらに音楽関係者から評判になったこともあり、講座ナビゲーターの日高先生のご尽力で今回の書籍化に繋がりました。
※ レーベル発信のプレスリリースにとどまらず、アーティストの最新情報をいち早くキャッチし、幅広いジャンルの音楽ファンのニーズに合わせた新鮮なトピックを掲載するWEBサイト