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総合研究推進機構の青沼有紀さん・渡邉幸佑さんがRA協議会第9回年次大会のポスター発表で最優秀賞を受賞しました!

 2023年8月9日、総合研究推進機構(URA)の青沼有紀さん・渡邉幸佑さんが、一般社団法人リサーチ・アドミニストレーション協議会(略称:RA協議会)の「RA協議会第9回年次大会」のポスター発表において最優秀賞を受賞しました!

 RA協議会とは、大学・高等専門学校・大学共同利用機関・公的な研究機関等が取り組んでいる研究活動活性化のための、分析・推進・管理・支援等の業務、いわゆるリサーチ・アドミニストレーションの定着・展開に向けて、リサーチ・アドミニストレーションに携わる人材の育成・能力向上、課題の共有・解決及び組織・体制・制度の検討等についての情報交換を通じ、我が国の大学等の研究力強化に貢献し、学術及び科学技術の振興並びにイノベーションに寄与することを目的とする団体です(RA協議会HPより抜粋)。

 

■受賞内容

・ポスター発表 最優秀賞:「プレアワード支援業務におけるMicrosoft 365活用」

 自らプログラミングを行い、これまで人手で行っていた研究支援業務を自動化しました。

(1) 科研費の採択調書をオンデマンド提供するアプリの開発
 科研費の調書を作成する際、過去に採択された調書を参照することは非常に役に立ちます。これまでの業務では、過去に採択された調書を、図書館にて紙媒体で閲覧に供していました。しかし、これでは、図書館の開館時間にしか閲覧できないこと、図書館から離れた他キャンパスの研究者には利用しにくいこと、職員を図書館に常駐させなければならないこと、などの課題がありました。
 そこで、学内プラットフォームとして導入されているMicrosoft 365を活用し、科研費の採択調書をオンデマンド提供するアプリを開発しました。これにより、研究者はいつでもどこでも調書を閲覧できるようになり、職員の図書館常駐も不要になりました。

(2) 申請書作成支援の受付・案件管理の自動化
 URAは研究者の申請書の記載を提出前にチェックする仕事をしています。これまでの業務では、研究者からメールで依頼があり、そのメールに受領メールを送り、Excelに依頼者や依頼日などの事項を記入し、申請書ファイルを所定の場所に保存するという作業を人手で行っていました。このような作業は意外にも時間と労力を費やすものであり、申請書のチェックに割くべき時間と労力が限られているという課題がありました。
 そこで、学内プラットフォームとして導入されているMicrosoft 365等を活用し、これまで人手で行っていた作業を自動化しました。これにより、膨大な単純作業から解放され、申請書のチェックに一層力を集中させることができるようになりました。さらに、支援できる研究者の人数も向上させることができました。

 

■受賞にあたってのコメント

(青沼さんより)
 研究者の研究活動を支援する専門職(URA)として、研究者にとってより良い支援は何か日々考えてきました。この度、その成果が全国的に評価され、大変光栄に存じます。今後も研究者に良い支援を提供できるよう力を尽くしてまいります。

 

■授賞式の様子
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青沼 有紀さん

 

■関連リンク

・RA協議会HP
・RA協議会 第9回年次大会について
・東京都立大学 総合研究推進機構HP