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未来につなぐ植物標本-牧野標本館 企画展- 期間限定 開催中!

 2023年度前期NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルは、日本の植物学の父、牧野富太郎博士です。東京都立大学 牧野標本館では、その牧野富太郎博士が生涯をかけて採集した牧野標本の現物、約16万点を収蔵しています。

 牧野標本館は、約125万点の収容量を誇る「標本庫」を備え、これらの標本を大切に整理・保管し、未来につなぐ役割を果たしています。標本庫内では、標本にカビが生えたり、虫がつかないよう、常に空調を管理し、定期的に燻蒸(薬剤を用いた害虫駆除)を行うなど、植物標本にとって最適な保管状態を維持しています。また、植物標本は壊れやすく、慎重に取り扱う必要がありますので、学術研究や教育を目的とした場合を除き、一般の方々の標本庫内への立入を制限しています。

 その一方で、植物標本の大切さやその魅力を、より多くの一般の方に知っていただきたいと考えています。

 そこでこの度、「【企画展】未来につなぐ植物標本」を開催する運びとなりました。通常、一般公開していない植物標本を、TMUギャラリーにて期間限定で展示しています。

 ぜひこの機会に足をお運びください。

 

TMUギャラリー

牧野標本館別館 TMUギャラリー
※牧野標本館本館の向かい側にあります。

 

 

 

 

受付

人数確認のため、入場されましたらドングリを竹筒に入れていただいています。

 

 

 

 

バナナの標本

牧野富太郎博士が標本にしたバナナは必見。
その他、花や葉などのパーツの標本もあります。
また、標本を挟んでいた当時の新聞は、標本整理において重要な役割を果たすとともに、新聞そのものが貴重資料になっています。

 

 

 

牧野富太郎博士ゆかり

牧野富太郎博士ゆかりの方々の標本。
日本全国多くの植物研究家・自然愛好家の方々との交流がありました。

 

 

 

 

野菜の標本

本学教員が作成した標本も展示しています。スイカや大根など、お野菜シリーズは見た目にもかわいらしいです。
植物が生きていた時の姿を、標本でいかに残すかという創意工夫が伝わってきます。

 

 

 

カラスウリの標本

黒い台紙に貼り付けたカラスウリの標本。
レースのような繊細なお花がとてもきれいです。ぜひ近くでご覧ください。

 

 

 

 

植物系統分類学研究室

東京都立大学 理学部 生命科学科 植物系統分類学研究室の活動もご紹介しています。

 

 

 

 

牧野富太郎博士と記念写真コーナー
牧野富太郎博士パネル画像提供:高知県立牧野植物園

ギャラリー内に牧野富太郎博士と記念写真を撮影していただけるコーナーを設置しています!
撮影用の標本パネル3種類(写真右下)を準備していますので、お好きなパネルを持って、笑顔の素敵な牧野博士と記念撮影をどうぞ。

 

 

 

企画展のご案内

  • 2022年11月15日(火)~12月7日(水) 土日祝日は閉館します。 リーフレットはこちら(1.2MB)
  • 開館時間 9:00~17:00
  • 入場料無料
  • 写真撮影可
<最寄り駅>

京王相模原線 南大沢駅 徒歩10分
※大学までは徒歩5分程ですが、牧野標本館別館TMUギャラリーは敷地なかほどにあるため、トータル10分程要します。

駐車場のご用意はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

<キャンパスマップ>

南大沢キャンパス
牧野標本館別館は19番です。

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