科学技術振興機構(JST)の創発的研究支援事業に、理学研究科物理学専攻の宮田 耕充 准教授の研究課題「原子シート高次構造の構築と機能開拓」が採択されました。
2021年度の募集では、あらゆる研究者から2,314件の応募があり、そのうち259件の研究課題と研究代表者が採択されました。
研究課題概要
研究課題「原子シート高次構造の構築と機能開拓」では、数原子厚の2次元原子シートを利用し、コイル等の3次元構造を持つ電子素子から半導体量子ナノ構造まで自在に構築する基盤技術を開発します。
特に、原子シートの合成や転写に関する課題を解決することにより、新たな物性や機能の開拓を進め、エレクトロニクスの高性能化への貢献を目指します。
■Miyacology第5号では宮田先生の研究にClose-Up!記事はこちらから!
創発的研究支援事業とは(創発的研究支援事業ウェブサイトから抜粋)
特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援します。また、創発を促進するため、支援期間中は、異分野を含む多様な研究者同士が相互に触発し、切磋琢磨する「創発の場」を設けることで、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指すものです。