国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に、東京都立大学から申請した「多視座を涵養する『双対型』人材育成プロジェクト」が採択されました。(https://www.jst.go.jp/pr/info/info1542/pdf/info1542.pdf)
JSTの「次世代研究者挑戦的研究プログラム」とは
JSTによる同プログラムは、博士後期課程の学生が研究に専念できる環境を整備し、優秀な博士後期課程の学生に対する生活費相当額および研究費の支給と、キャリア開発・育成コンテンツの提供をはじめとする多様な支援を行い、卓越した博士人材の育成や輩出を目指すものです。
「多視座を涵養する『双対型』人材育成プロジェクト」とは
本学の同プロジェクトでは、一つの分野における深い専門性を備えるだけでなく、広い分野の俯瞰力を備える「双対型」人材を輩出することを通じて、将来の我が国の科学技術・イノベーション創出に広く寄与していきます。
本学では「双対型」人材を志す学生を募り、選考において採用された学生には、次の支援を行います。
生活費相当額支給 | 月額20万円 |
研究費支給 | 年額30~50万円 |
キャリア開発 | インターンシップ、多様なキャリアパスを知るOBOG講演会 等 |
その他 | 主任メンター教員による継続的なサポート、異分野融合イベント 等 |
応募方法など詳細は、以下のページをご覧ください。
https://tmu-rao.jp/event/9096/
学長メッセージ
現代社会は、グローバル化が進む一方で、エネルギー、環境、気候変動、医療、人口集中、高齢化といった諸問題が山積し、その中で持続可能な社会をどう目指すかが問われています。
こうした諸問題に対処していくためには、科学技術イノベーションは勿論のこと、社会制度、法律、リソース(経済資源等)、人々の意識変容等の様々な分野にわたる知識や能力が必要となります。
本プロジェクトは、このような現代社会に必須となる、深い専門的知見に基づく卓抜した一点突破能力に加えて、異分野との対話力向上により多視座を身につけることで、「双対型」の能力を身につけられるよう博士後期課程の学生を支援します。
本学は、「大学院の充実こそが研究者育成と研究力強化の要」と位置づけ、大学院の支援強化に重点的に取り組んでいます。
大学の理念に示している「広い分野の知識と深い専門の学術」を備えつつ多視座を備え、広視野、コミュニケーション力、主体性を持つ「双対型」人材を育成し、我が国の科学技術・イノベーション創出と持続可能な世界の実現に広く寄与していきます。皆さんの挑戦を応援します。
東京都立大学 学長 大橋 隆哉
問い合わせ先
東京都立大学 総合研究推進機構
T E L : 042-677-2728
E-mail: ragroup@jmj.tmu.ac.jp