東京都立大学では、東京都が策定した「『未来の東京』戦略」の取組の一環として、2020年度に南大沢キャンパス及び日野キャンパスにローカル5G環境を整備し、この環境を活用した研究・実証実験を開始しています。この事業の中で、昨年度より整備を進めていた日野キャンパスの電波暗室※について、2021年7月末で整備が完了し、8月より供用を開始しました。
※電波暗室・・・シールド構造により、外部からの電波を遮蔽し、外部にも電波を漏らさず、かつ電波吸収体により電波の反射を防ぐ試験室
今回、日野キャンパスに整備した電波暗室の概要は以下のとおりです。
3m法電波暗室(日野キャンパス5号館104室)
【主な利用用途】EMC計測(電磁妨害波を受けても正常に動作するかの確認試験等)
マイクロ波電波暗室(日野キャンパス2号館地下1階B03倉庫)
【主な利用用途】開発中の無線機器(アンテナや受信機等)を用いた各種測定
また、2021年8月23日に、日野キャンパスにおいて電波暗室の説明会を行い、教職員及び学生が参加しました。
今後、この環境を活用した研究や実証実験の促進を図り、「スマート東京」の推進につなげていきます。
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