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都立大は「挑戦の宝庫」。成長を求めて挑戦を続けたキャンパスライフ

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システムデザイン学部 情報科学科 2023年度卒業
日本IBM株式会社

システムデザイン学部 情報科学科 卒業生。システムエンジニアの父親の影響を受け、情報系の学びを志すようになり、システムデザイン学部 情報化学科に進学。都立大では勉学に励みながら、様々なことに挑戦し、自分自身の成長につながる経験を積極的に求める4年間を過ごした。就職活動では学部で得た知識を活かせるITコンサルタントを目指し、日本IBMに就職。現在は商社のプロジェクトに参加し、業務課題の解決に向けて邁進中。

学びを深め、チャレンジした4年間

——子どものころはどのようなことに興味を持っていましたか?

好きなことに没頭するタイプでした。学校では、休み時間などにクラスの隅で一人黙々と絵を描いていることもありました。

情報系の学科を目指すようになったのは、父の影響が大きいです。父はシステムエンジニアで、いつも自宅で仕事をしていました。そのため、私の自宅では、リビングで文字や数字が並んだ画面を前に、キーボードを打つ父の姿が日常風景となっていました。そんな日常を身近で見ているうちに、「これからの時代はITに強い人材が求められるのではないか」、「情報分野の学びは、大学卒業後も可能性が大きく広がるのではないか」と考えるようになりました。その思いから、大学では情報系の学部で学ぶことを決めました。

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——都立大を志した理由を教えてください。

都立大を選んだのは、自分にとって最も親しみのある大学だったからです。実家が南大沢キャンパスの近くにあり、中学生のころから模擬試験などで何度も訪れていました。そうした経験を重ねるうちに、都立大への思い入れが自然と強くなっていきました。

受験生になったとき、志望大学を選ぶ際に真っ先に思い浮かんだのが都立大でした。慣れ親しんだ大学であり、自分にとって最も安心できる大学だと感じたことが、都立大を志望する決め手となりました。

入学してみると、都立大生は協調性が高く、穏やかな方が多い印象を受けました。人の意見を否定せず、一度受け止めてくれる友人や先輩が多く、そうした環境の中で、私自身も協調性を身につけることができたと感じています。

——大学では、どのような日々を過ごしましたか?

卒業論文が特に印象に残っています。私は「機械学習を使った体験満足度の予測」をテーマに研究を進めました。

機械学習を用いて、複数の体験の順序を入れ替えた場合に、ユーザーの満足度がどう変化するかを予測する研究です。被験者の方々に協力いただき、体験ごとの満足度を数値化し、それをもとに予測モデルを構築しました。難易度の高いテーマでしたが、非常にやりがいのある研究でした。

発表では、発表に向けて十分に準備をしたつもりでしたが、発表パートで言葉に詰まってしまったり、先生からの質問に答えられなかったりと、悔しい思いをしました。準備不足を痛感し、自分の甘さを知るとともに、もっと丁寧に準備することの大切さを学びました。本番で力を発揮するためには、想像以上に入念な準備と見直しが必要だということを、身をもって学んだ経験です。

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——現在はどのような仕事をしているのですか?

ITコンサルタントとして、商社などのサプライチェーンを持つお客さま向けにパッケージシステムの導入を支援する業務に携わっています。パッケージシステムとは、多くの企業で利用可能な汎用性の高い機能を備えたソフトウェア製品のことです。開発済みのシステムを、お客さまのご要望やニーズに合わせてカスタマイズすると共に、お客さま先の業務改善も提案し、実行していきます。

私自身は、商社のお客さまを担当。受発注業務に関連したプロジェクトで、担当企業の業務改善や自社が提供するシステムのカスタマイズに携わっています。このプロジェクトでは、パートナー企業も含めた30名規模のチームで業務を進めているため、円滑なコミュニケーションが欠かせません。そのため、相手の意見を否定せずに受け止めた上で、自分の意見を発信することを心がけています。

この仕事は、求められる知識やスキルが多く、壁にぶつかったり、失敗を経験したりすることもあります。ですが、分からないことは聞ける環境にあること、さらに社内には高い志を持ち、向上心のある方が多いため、先輩や同僚に刺激を受けながら、日々成長できている感覚があります。

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——都立大での学びは現在の仕事に活かされていますか?

様々な場面で都立大での学びが活かされていると感じています。例えば、情報系の学科でプログラミングを学んだことで、システム開発の流れや技術的な背景を理解できるようになりました。そのため、開発担当者とのやり取りがスムーズに進み、実際の開発を見据えた要件定義を行う際にも大いに役立っています。

また、研究論文の執筆や発表を通じて学んだ「資料の構成」「伝え方」「見せ方」は、現在の仕事でお客さま向けにプレゼン資料を作成する際にも非常に役立っています。西内信之先生から丁寧にご指導いただいた経験は、今でも資料作成の際の基礎となっており、都立大での学びが今の仕事にしっかりとつながっていると実感しています。

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——どのような軸で就職活動を行い、現在の仕事に就いたのですか。

情報科学科で学んだプログラミングなどの知識を活かせる業界に進みたいと考え、IT業界を志望しました。当初はシステムエンジニアを目指していましたが、西内研究室でUX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーが製品やサービスを通じて得る体験)に関する研究を行う中で、ユーザーの体験や満足度を深く考えるようになり、「人と関わる仕事がしたい」という思いが強くなりました。

単にプログラミングをするだけでなく、その知識を活かして、開発しやすいように要件定義を固めたり、業務改善の提案をしたりする仕事に魅力を感じるようになりました。そうした思いから、ITコンサルタントという職種に興味を持ち、就職活動を進める中で日本IBMと出会いました。大学での学びがベースとなり、現在の仕事にも確実につながっていると感じています。

——仕事のやりがいを教えてください。

やりがいは2つあります。1つ目が、社会人として大きく成長できることです。この仕事では、システムやお客さまの業務に関する知識など、幅広い知識とスキルを身につける必要があります。日々勉強で大変に感じることもありますが、できることが増えていくたびに成長実感があり、やりがいにつながっています。

2つ目が、プロジェクトへの貢献です。日本IBMでは若手も様々なチャンスを得られるため、私も携わるだけでなく、お客さまの前で提案したり、お客さまの業務改善につながる施策を考えたりする機会をいただきました。そうした仕事を通じてお客さまに感謝の言葉をいただくこともあり、メンバーの一人としてプロジェクトやお客さまに貢献できている感覚も、大きなやりがいとなっています。

——最後に、藤井さんにとって都立大とは?

都立大は、私にとって「挑戦の宝庫」です。学生生活の4年間は、ちょうどコロナ禍と重なっていました。人との関係性が希薄になりがちな状況の中で、大学生活をどう過ごすか、自分自身で選び取る必要がありました。だからこそ、「今できることに挑戦してみよう」と思い、授業や研究だけでなく、学生活動にも積極的に取り組むようになりました。そうした経験を通じて、視野が広がり、自分の成長を実感することができました。

都立大は、先生方の指導が手厚く、学びのチャレンジを後押ししてくれる環境があります。毎日の授業はもちろん、研究、留学、部活動など、挑戦の種が至るところにあります。ただ、それを掴むかどうかは自分次第。都立大を目指す皆さんには、ぜひ積極的に一歩踏み出して、様々なことに挑戦してほしいと思います。

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  • 登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時(2025年)のものです。