プレゼン1「Our Strategies of How to Protect Japanese Food」
2012年12月に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録された。しかし、身の回りではファーストフード店の増加、家庭で和食を作ることが減少し、和食に親しむ機会そのものが減っている。このような状況の中、「和食」文化を守っていくためには、教育の重要性、ゲームといった新しいデバイスの活用、ファーストフードを利用した一汁三菜スタイルを実現など新たな和食を生み出していくことで和食文化を後世に伝えていくことができると提案しました。
プレゼン2「SUMO」
日本の伝統文化であり、世界にも広く知られている相撲だが、TMUの学生や相撲部コーチなどへのインタビューを通して、特に若者の相撲人気に陰りがあることがわかった。その理由としては、外国人力士の増加ではなく、娯楽の選択肢が多様化したこと、勝者の予想が容易であることにあるとわかった。今後は体育や歴史の授業で相撲に触れることや、期間限定の割引チケットを導入して観戦の機会を増やすことを提案しました。
プレゼン3「THE RELIGIOUS OUTLOOK OF THE JAPANESE.
特定の宗教を信仰する日本人は少ないといわれているが、その一方、宗教心を大切にすべきと答えた人が多かった。特定の宗教を信仰する日本人が少ない理由は、公立学校では特定の宗教教育が禁止されていること、両親の影響、様々な宗教の混在があると考えられる。日本人は宗教心を持っていないのではなく、意識していなくとも様々な宗教文化の影響を受けながら生活していると考えました。
プレゼン4「Postwar responsibilities of Japan」
日韓関係においては様々な課題が存在しているが、その一つに、戦後の補償問題がある。国家間の賠償は解決していることは一致しているが、補償問題について日韓の主張には大きな隔たりがある。歴史教科書問題を解決するためには、双方の歴史認識を協議する公式の場が必要であると考える。このことによって、解決に向かう可能性があると提案しました。
この後、原島学長から、学長自身のHistoryに関するプレゼンテーションがあり、時に笑いを交えながら、幼少時代からの貴重な話にGCP参加学生も熱心に耳を傾けていました。
参加した学生からは、「プレゼンテーションは終わってしまったけど、これからも調べていきたいと思う」、「原島学長がとても近くに感じられ、心に残る特別な日になった」との感想がありました。
なお、発表後、GLP(※2)参加学生により、海外大学におけるPR活動に向けて作成した大学紹介パワーポイントやビデオ発表があり、PR活動に向けた決意を学長へ述べました。
(※1)GCP(グローバルシチズンシッププログラム)
海外で活動できる力を身につけることを目標に、グローバル社会の現状を知り、コミュニケーション力の習得を目指します。平成23年度から始まり、学部1、2年生が対象の学生参加プログラムです。
(※2)GLP(グローバルリーダーシッププログラム)
海外でより実践的で主体的に活動することを目標に、学生が中心となってプロジェクト活動を行います。平成24年度から始まり、海外の協定校を訪問し、プロモーション活動を行うために、企画運営や実践的な英語能力を身に付けるプログラムを受講します。
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