題 目:難病のこどもに希望を!産業体験ツアー
提案者:東京都立大学 都市環境学部 都市政策科学科 チームYKNK
(4年 佐々木里菜さん、3年 塚本健太さん、秋生ゆうかさん、2年 三浦宏太さん、1年 山口健太さん)
提案内容
まちづくり・ものづくりコンペティションとは、多摩地域の課題解決をテーマに、若者が研究した成果を発表するネットワーク多摩主催の競技会です。課外研究として学生が、企業や行政と連携のもと、地域活性化のアイディアを創造し、その研究成果を発表します。多摩地域の課題解決に向けた共同開発や地域の企業や行政の協力を得ながら研究する実践的なフィールドワークを通じて、学びを深め、若い人材として参加する学生が成長すること、そして、若者ならではの視点や感性が活きる新しい価値から、産官学が連携して地域活性化につながる大きなプロジェクトへつなげていくこともあります。
都市環境学部 都市政策科学科のチームYKNKは、多摩地域では①こどもホスピスがないこと、②産業観光が充実していないこと、を踏まえて、病気を持つこどもやその家族を対象として多摩地域のものづくりの現場を周るバスツアーを提案しました。
ロードマップ
こどもホスピスとは、難病や障がいを抱えたこどもの終末期の痛みを和らげるだけでなく、看護に疲れた家族の休息のためにこどもを一時的に預かる場などを提供する福祉施設です。日本においては、こどもホスピスは普及しておらず、多摩地域には1つもないのが現状です。
また、多摩地域には多くの工場が立地しているにも関わらず、その知名度は低いです。
これらの課題を解決するために、多摩地域でこどもホスピスの開設を目指すNPO法人などの大学外のさまざまな方々と連携しながら、多摩地域を「住んでよし、訪れてよし」と言えるようなユニバーサルなまちにするための提案をしました。
関連リンク
・第7回「多摩の学生 まちづくり・ものづくりコンペティション2021」
受賞団体一覧:https://nw-tama.jp/competition/2021-sinsakekka/