教員紹介参照<参照>

平成27年度 取組状況
所属 法学部 法学科 政治学コース
学部・コース等
研究科・専攻等
職 位 教授
氏 名 詫摩 佳代

取組状況
教 育 学部講義「国際政治」では国際政治国際政治学の諸概念、理論、歴史等について講義し、学生が国際政治学の基本概念と分析枠組みを身に付けるように努めた。学部演習「国際政治」ではThomas Weiss, David Forsythe et al., The United Nations and Changing World Politics (7th edition, Westview Press 2013)を輪読し、グローバルガバナンスに関する知識と分析力の更なる定着を目指した。また学生の卒業論文「ボスニア・ヘルツェゴヴィナへの国際社会の介入政策:不干渉規範の転換と残存」の論文指導も行った。冬学期には政治学コースの他の教員と共に特別講義を開講し、ダールやシュミット、E.H.カーによる古典を輪読し、学生と共に議論した。
研 究 (1)グローバル・ヘルス・ガバナンスと国際機構、(2)第二次世界大戦中の戦時協力と戦後の国際の組織化、(3)日本の保健外交という3つの研究テーマに取り組み、3つの研究テーマいずれに関しても有意義な研究を行うことができた。(1)については'The Diplomatic Origin of the World Health Organization: Mixing Hope for a Better World with the Reality of Power Politics'という論文を執筆し、国際保健機関に関する国際学術集会'International Health Organizations (IHOs): The history for the future network’(co-sponsored by University of Strathclyde & Shanghai University)にプロポーザルを提出したところ、採択され、2016年4月に上海大学にて、同様のテーマで学会報告を行う予定である。(2)に関しては「機能的アプローチの実践と国際組織化―国際連盟、戦時食糧協力、FAOへ―」を執筆中である。(3)に関しては文献・資料調査を進め、フランスの保健外交との比較を行うことを思いつき、平成28年度日本学術振興会特定国派遣研究者事業(フランス)に応募したところ、採択された。このため、H28年度にフランス(パスツール研究所、WHOリヨンオフィス)に調査に出かけ、フランスとの比較を踏まえつつ、検討進めていく予定である。
社会貢献 (1)「2016年G7に向けたグローバルヘルス・ワーキンググループ」研究協力者として、グローバル・ヘルス・ガバナンスにおける世界保健機関(WHO)の役割とその変遷、日本のWHOへの関与に関し、専門的知見を生かした社会貢献を行った。その成果は2015年12月の国際会議「新たな開発目標の時代とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ:強靭で持続可能な保健システムの構築を目指して」(日本国際交流センター、外務省、財務省、厚生労働省、JICA共催)で報告・議論が行われた(http://www.jcie.or.jp/japan/csc/ghhs/2015uhc/report.html)。
(2)Cambridge JournalのジャーナルMedical HistoryのMedia Editorに選出され、スイス人の研究者と二人で当ジャーナルのMedia Review Sectionの編集を担当している。
(3)日本国際政治学会60周年記念大会の実行委員として2016年10月開催予定の研究大会に向けた準備を進めている。