教員紹介参照<参照> |
令和05年度 取組状況 | |
所属 | 人文社会学部 人文学科 |
職 位 | 教授 |
氏 名 | 山田 康弘 |
取組状況 | |
教 育 | ・2023年度は基本的に対面にて授業を行うことができた。全ての講義については、講義資料を事前にKIBACOへアップし、これを学生たちにダウンロードしてもらい授業中の手元資料とすることで授業内容の理解を促すとともに、授業後にはミニッツペーパーの提出を義務付け、そこに質問や要望を書かせ、次回の授業で対応をすることで、実質的な双方向的な授業を行うなど、授業方法の工夫を行った。その結果、出席不足・課題レポート未提出者以外は、良好な成績で単位を修得することができた。
・特殊講義については中央大学の大学院生が受講に来るなど、他の大学の学生を積極的に受け入れた。 ・実習については、助教の方を中心として授業を進めたが、諸処において適切な指導と助言を行い、手技向上を図るように努めた。 ・大学院教育としては、博士課程および修士課程の学生それぞれ1名ずつ、演習および論文指導を行っている。また、奨学金への応募を積極的に行うように指導し、DC2の獲得に成功した。 |
研 究 | ・2023年度は、一般向け単著1冊、一般向け共著2冊、学術論文2篇、研究ノート1篇を発表することができた。
・文科省科学研究費学術変革領域Aおよび基盤研究(B)を獲得し、総勢48名の研究者からなる大型科研費による研究の推進、組織運営を行った。この際にプロジェクト研究棟に文系研究者として初の入居を行い、都立大学の文系分野の研究レベル発展に寄与した(と、事務方より言われた)。これについては大学HPやMiyacologyデジタル版に掲載されている。 ・日本考古学協会大会において、科研費による研究と連動した形で、愛知県伊川津貝塚出土人骨について研究発表を行った。 ・琉球大学において開催された進化学会において、統合生物考古学のセッションを主催し、5本の研究発表に関与した。 ・東北大学において開催された日本人類学会において、静岡県蜆塚貝塚出土人骨について、年代測定・同位体分析の研究発表を行った。 |
社会貢献 | ・岩手県北上市、福島県川俣町、千葉県佐倉市において遺跡整備保存活用委員会委員長として運営・審議にあたった。
・新潟県上野遺跡・千葉県井野長割遺跡における現地調査指導を行った。 ・日本考古学協会埋蔵文化財保護委員会委員長として、全国における破壊の危機に瀕した遺跡への保護要請を文化庁・各自治体に対し文書によって行うとともに、委員会の運営を行った。 ・日本人類学会において人類学雑誌の編集委員を務めるとともに、学会史編纂委員会委員として活動した。 ・縄文時代文化研究会において運営委員として研究会組織の運営にあたった。 ・千葉県松戸市立博物館リニューアル懇談委員会委員として、新規の展示設計に助言を行った。 ・2025年に国立科学博物館にて開催される特別展「古代DNA―日本人のきた道」の縄文時代展示担当者に就任し、展示シナリオの作成、展示資料の選定、貸し出し交渉など多岐にわたる学芸活動を行った。 ・地方研究会である中四国縄文時代文化研究会において、総会基調講演を行った。 ・川崎市民アカデミー、静岡新聞SBSパルシェ校においてカルチャースクール講師を務めた。 ・NHK-FM(Greeeenの緑の二重スリット)およびNHK-BS(NHKフロンティア)の番組に出演し、学術的なインタビューを受けた。 ・神奈川県教育委員会、宮城県東松島市教育委員会、愛媛県愛南町教育委員会より招聘を請け、学術講演会を行った。 ・一般向け雑誌『歴史人kids』第1号において「縄文時代の基本」、『歴史人』7月号において「土偶のすべて」を執筆した。 これ以外にも各種審査委員を引き受けている。 |